2014年2月8日土曜日

無料で留守電サービスを使う方法

転送先にG-Call(0063)を付加できず、「Fusion IP-Phone SMART」を使った“格安留守電システム”の構築ができませんでした。
G-Callの「0063」を付加して転送電話を使いたい



そこで、違う方法を紹介します。
「Fusion IP-Phone SMART」を使うことは一緒ですが、転送を2回行うことですべてを無料にします。



【留守電について】

通常、キャリアの留守電サービスは以下の様な流れだと思います。
  1. 留守電通知を受ける
  2. 留守電センターに発信する
  3. ガイダンスに従って数字を押す
  4. 相手のメッセージを聞く

いちいち留守電センターに電話してメッセージを聞くのは面倒です。
しかも、留守電センターの通話料は無料ではなく、通常どおり課金されます。

もし無音メッセージ(相手が「ピーッ」の後にすぐ切った場合)でも、それを確認するためには留守電センターに電話して、ガイダンスに従って数字を押して~~~と、それでやっと無音を確認できます。

あれ?と思って、何度か操作している時にもどんどん通話料は課金されていきます。
あとで録音メッセージを聞き直す場合は再度、通話料がかかります。

留守電1件聞くだけでも、通話料は100円ぐらいかかるのではないでしょうか。
こんなサービスですが、さらに月額使用料(315円)もかかります。

これでは仮に月額無料だったとしても、使いたくありません。

と言うことで、ドコモ等キャリアの留守電は解約します。

その代替サービスとして「FUSION IP-Phone SMART」を選択します。



【「FUSION IP-Phone SMART」の留守電について】

「FUSION IP-Phone SMART」はIP電話としては全く使えませんが(※)、留守電としてはこれ以上のサービスは無いぐらいに優秀です。
(※ IP電話としても使えなくはないのですが、遅延が酷すぎて実用的ではありません。)

  • 月額無料
  • 高品質で録音される音声(非常にクリアで聞き取りやすい)
  • 着信通知サービス
  • 録音されたメッセージと着信通知はメールで受信可
  • 録音メッセージはWEB上(PC)からも確認可

    留守電専用であればアプリのインストールなどもせずに、HPから申しこんですぐに使えます。



    【前提条件】

    完全無料で留守電サービスを使うためには1つだけ条件があります。
    それは「寝かし回線」があることです。
    (もちろんファミリー割引適用済みのものです。)

    特に寝かしている必要はありませんが、スマホを複数台契約すると、その中で使っていない端末(SIM)があると思います。
    これは3円維持のSIMのみだったり、イエデンとして活躍していたりと、用途は様々です。

    そのような端末に着目します。
    きっと、月額料金を相殺しても、なお余っている「月々サポート」があると思います。
    私は毎月、1000円分ぐらい余っています。

    余っても捨ててしまうだけなので、これを利用します。
    この余った分の「月々サポート」料金を、「FUSION IP-Phone SMART」転送用の通話料に回します。



    【手順】

    手順は簡単です。
  • メインのケータイを「SIM1」と略します。
  • 月サポが余っている契約を「SIM2」と略します。
  • 「FUSION IP-Phone SMART」を「Fusion」と略します。


    1.マイドコモなどから「SIM1」と「SIM2」に転送でんわサービスを追加します。(無料)

    2.「SIM1」の着信を「SIM2」の電話番号に転送する設定を行います。(※1)
     → これはスマホやケータイから簡単に設定できます。

    3.「SIM2」の着信を「Fusion」に転送します。(※2)

    4.「Fusion」の通知先を「SIM1」で受信できるメールに設定します。(WEB上から設定可能)(※3)

    5.完了。


    これで、無料留守電サービスの完了です。


    ※1:SIM1からSIM2への転送にかかる料金はファミ割で無料になります。
    ※2:SIM2からFusionへの転送にかかる料金は月サポ分で相殺します。
    ※3:Fusionから送られてくるメールに料金はかかりません。



    【補足】

    もし、SIM2をイエデンに活用している人は、番号によって着信をブロックできるアプリを使います。
    すると、ブロックしたものだけ転送(留守電)されます。
    これを利用して、家族以外からの着信はすべてブロックしておけば、イエデン+無料留守電システムになります。

    (着信を拒否するアプリはたくさんあるため、ここでは紹介しません。)


    寝かし回線は持っていないけれど、なるべく安く留守電を使いたいという人は、「ファミリー割引指定一般電話番号」を利用してください。(FOMA限定)
    「ファミリー割引指定一般電話番号」に「FUSION IP-Phone SMART」の番号を追加するだけで転送料金(通話料)が10%安くなります。
        
  • 5 件のコメント :

    1. おかげさまで月300円で問い合わせにも通話料がかかる留守番電話サービスを解約することが出来ました。
      ありがとうございます

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    2. yuyuokazaki55さん
      コメントありがとうございます。

      ああ、良かった。
      この内容は限定的すぎて、誰の役にも立たないのではないかと思っていました。
      ちょっと嬉しいかも(^^ゞ

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    3. Wertさん

      こちらも、参考にさせていただきました。
      寝かし回線は無いので、SH-07Dから直接                                 
      「FUSION IP-Phone SMART」の番号への転送で試してみました。なかなか便利ですね。
      ドコモの留守電を長らく使用しておりましたが、解約できるかな。

      この方法を複数回線で使うには、台数分の回線契約をしないといけないでしょうか?

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    4. hicchy56さん

      >この方法を複数回線で使うには、台数分の回線契約をしないといけないでしょうか?

      これは同じ050番号に転送する場合ですか。
      それとも異なる050番号に転送する場合ですか。

      前者の場合は1契約で済みますが、後者の場合は複数契約必要になります。

      ただし、以下規約にはご注意ください。
      http://ip-phone-smart.jp/faq/regist/003/

      >ドコモの留守電を長らく使用しておりましたが、解約できるかな。

      これは確実に解約できると思います。
      ドコモの留守電よりずっと便利です。

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    5. Wertさん

      >これは同じ050番号に転送する場合ですか。
      >それとも異なる050番号に転送する場合ですか。

      異なる050番号に転送する場合を考えていました。複数契約が必要なようですね。クレカはたくさん所持しておりますので、カードを変えて契約しようと思います。

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