2015年12月8日火曜日

WX12K の電池(800mAh)を GRATINA の電池(1020mAh)に換装する

今更ながら、「WX12K」を使ったPHSでのテザリングに目覚めました。

PHS単体でももちろんネットはできるのですが、あまりの遅さと使い勝手の悪さから、許せる範囲は「電車の乗換案内」程度となります。
しかし、不思議な事に、この激遅回線でもテザリングではそれなりの速度でページが表示されるのです。

それでも『遅いけど、許せなくはないギリギリの速度』こんなニュアンスがピッタリの速度ですが。(^_^;)
1500円のカケホーダイのおまけで、ネットも使い放題になっていると考えれば、得した気分です。



WX12KでのテザリングはBluetoothと言えども結構バッテリーを食います。
もう少し電池が持てば良いのになぁ、なんて考えていると、全く使っていないauのGRATINAを思い出しました。

WX12K と GRATINA
GRATINAって京セラ製だったよな・・・。
WX12Kも京セラ製だよな・・・。
大きさは同じぐらいだな・・・。
電池はどうなんだろ・・・?

ということで両機種の裏蓋を開けてみました。



電池の見た目は一緒です。定格電圧も一緒です。コネクタの位置も一緒に見えます。
大きさは同じぐらいなのですが、GRATINAの方が電池容量は随分多いです。(1020mAh)

なにも考えず、おもむろに電池を入れ替えてみます。


おおおおおおお~!!
ピッタリじゃん!

この状態で電源を入れてみます・・・。
きゃお!電源入った!!


たかだか家電がONするだけでこんなにはしゃいだのは、20年振りぐらいです。(>_<)

さて、ウキウキ気分で裏蓋を閉めます。


私の脳内に、どこかで聞いたことがあるようなフレーズが流れます。
『扉が閉まります。ご注意ください。ピピー、ピピー♪』

さて、私の愛機の扉も閉めることにしましょう♪♪
・・・・・って、閉まんないし!



ちょっと強引に・・・。
・・・やっぱり閉まんないし!!


『扉が閉まりません。ご容赦ください。ブブー、ブブー!』(脳内音声)

あれ?このフレーズの元ってゴミ収集車だっけ?( ´▽`)

裏蓋の加工

裏蓋をよく見ると、電池を押さえ付けるため「ポッチ」のようなものがついています。



これがなくなれば、何となく蓋が閉まりそうな気がします。

万一の失敗を考慮し、WX12Kの裏蓋だけ購入できるのかを、メーカサイトで確認します。
正確には裏蓋のことを「バッテリーカバー」と言うようです。(540円で簡単に購入可能でした。)

これで安心してバッテリーカバーの加工が出来ます。

バッテリーカバーの加工開始
さて、先ほどのポッチを削り取ります。



これで再度バッテリーカバーを閉めてみます・・・。
ううぅおぉぉ・・・!閉まらん!!ちょっぴり開く(T_T)



後少しなのに・・・。
これが閉まらないと、ポッチがなくなったWX12Kの裏蓋は、ゴミ収集車とともに旅立つことになります。


再度、GRATINAの電池を確認します。
すると電池のコネクタ側が若干膨らんでいることがわかりました。



ということで、電池のコネクタ側のバッテリーカバー(電池の角がぶつかるところ)を少し削ってみます。



下が削ったあとの写真。



バッテリーカバーを閉めてみます・・・。
惜しい!閉まるには閉まったのですが、何か微妙な隙間があります。



こうなったら考えるより行動です!
全体的に削ってみます。

出来上がったのが下のバッテリーカバーです。
全体を削りつつ、電池のコネクタ側にあたる部位は周囲より一段階深く削りました。



再びバッテリーカバーを閉めます。
・・・ピッタリです!


どうでも良いことなのですが、ここまで来て、『扉が閉まります』のフレーズが電車内のアナウンスだということに気付きました。

「扉が閉まります。ご注意ください。」
無事に発車完了です♪

まとめ
WX12Kの電池容量は800mAhです。これは省電力なPHS(音声端末)として使う分には申し分ない容量です。
しかし、テザリングの親機としては心許ない容量であることは確かです。

これが1020mAhになることによって、容量にして「28%」もアップします。
大きさを変えずに、これだけの容量アップは、なかなか素晴らしいことだと思います。

また、この電池の入れ替えにはもう一つのメリットがあります。
それは電池自体の価格です。

WX12Kの電池「LB07KC」は3780円もします。
一方、GRATINAの電池「KYY06UAA」はその半額以下、1512円しかしません。
この電池は、GRATINAだけでなく、auのガラケーに多く使われており、前者に比べ圧倒的に生産数が多いためこのような低価格が実現できているものと思われます。

この価格ならば、予備バッテリーとして所持する事も出来ます。


費用対効果が大きく、リスクも少ないこの改造は、非常に満足できるものとなりました♪

改造のポイントは「電池のコネクタ側にあたる部位を多く削ること」です。
このぐらいで閉まるかな?と思った程度では蓋は閉まらず、削り過ぎかな?と思ったあたりでやっと閉まるようになりました。


なお、この改造はWX12Kの後継機である「CRESTIA 402KC」でも同様に行えると思います。
もし、試した方がいましたら、その可否をお教え頂けたら嬉しいです。

最後に、お約束の言葉で申し訳ありませんが、端末の改造は「自己責任」でお願いします。
    

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