2015年11月24日火曜日

Freetone



Freetoneはアメリカの固有番号が取得できるIP電話サービスである。
取得できるアメリカの電話番号は自分で選ぶことはできず、自動的に決まる。本稿を執筆時にはアメリカのカリフォルニア州の電話番号「510」が選択された。

Freetoneの特徴はその名前のとおり、Free(無料)にある。他サービスは「すべて無料」と言っておきながら、最後は必ず有料へと導かれるが、Freetoneはアプリをインストールすれば無料ですぐに使える。しかもこの時点ですでに米国ナンバーが自動的に取得されている。 もちろん、この固有番号での発着信も可能である。
さらにアメリカとカナダへの発信は無料となる。
これほどまで無料にこだわったサービスは他に例を見ない。
なお、アメリカとカナダ以外への発信は通話料が発生するが、10クレジットの試用分で通話品質などを確かめることができる。

クレジットの課金は以下の4パターンから選べるが、まとめ買いの割引率が大きいので、どうせ使うのであれば「1000 Credit/1600円」を選びたい。
  • 40 Credit/100円
  • 100 Credit/200円
  • 500 Credit/900円
  • 1000 Credit/1600円

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:0円

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話1.25円
    携帯電話3.125円
    PHS3.125円
    IP電話1.875円
    国際電話アメリカ3.125円
    中国0.625円
    タイ0.675円
    フィリピン5円
    インドネシア1.875円

    無料通話先
  • Freetone同士。
  • アメリカへの発信
  • カナダへの発信

    仕様
  • グループ通話:不可
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカの固定電話番号)
  • ビデオ通話:対応
  • グループビデオ通話:不可
  • 転送電話:不可
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS

    通話品質
    音声通話の品質は音質自体はクリアであるが遅延が大きい。
    友人同士などで互いが理解していれば問題ないが、やはりその遅延の大きさから会話のタイミングがずれる。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手1.0秒4
    相手 → 自分1.2秒

    備考
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