Freetoneはアメリカの固有番号が取得できるIP電話サービスである。
取得できるアメリカの電話番号は自分で選ぶことはできず、自動的に決まる。本稿を執筆時にはアメリカのカリフォルニア州の電話番号「510」が選択された。
Freetoneの特徴はその名前のとおり、Free(無料)にある。他サービスは「すべて無料」と言っておきながら、最後は必ず有料へと導かれるが、Freetoneはアプリをインストールすれば無料ですぐに使える。しかもこの時点ですでに米国ナンバーが自動的に取得されている。 もちろん、この固有番号での発着信も可能である。
さらにアメリカとカナダへの発信は無料となる。
これほどまで無料にこだわったサービスは他に例を見ない。
なお、アメリカとカナダ以外への発信は通話料が発生するが、10クレジットの試用分で通話品質などを確かめることができる。
クレジットの課金は以下の4パターンから選べるが、まとめ買いの割引率が大きいので、どうせ使うのであれば「1000 Credit/1600円」を選びたい。
料金
発信先 | 通話料(税抜) | 接続料 | |||
30秒 | 1分 | 3分 | (1通話毎) | ||
国内 | 固定電話 | 1.25円 | |||
携帯電話 | 3.125円 | ||||
PHS | 3.125円 | ||||
IP電話 | 1.875円 | ||||
国際電話 | アメリカ | 3.125円 | |||
中国 | 0.625円 | ||||
タイ | 0.675円 | ||||
フィリピン | 5円 | ||||
インドネシア | 1.875円 |
無料通話先
仕様
通話品質
音声通話の品質は音質自体はクリアであるが遅延が大きい。友人同士などで互いが理解していれば問題ないが、やはりその遅延の大きさから会話のタイミングがずれる。
◆ 検証方法
通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。
音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。
◆ 遅延時間と音質
通話方向 | 遅延時間 | 音質 |
自分 → 相手 | 1.0秒 | 4 |
相手 → 自分 | 1.2秒 |
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