Talkatoneはアメリカの固有番号が取得できるIP電話サービスである。
取得できるアメリカの電話番号は自分で選ぶことはできず、自動的に決まる。本稿を執筆時にはアメリカのフロリダ州の電話番号「863」が選択された。
過去はGoogleVoiceのクライアントとして利用することができたため、その時のほうが相対的に有名であった。現在はGoogleの仕様変更のため、GoogleVoiceを収容することはできず、単体のアプリ及びサービスとして利用する。
Talkatoneを利用する際は必ずアメリカの固有電話番号を取得するのだが、これはTalkatoneアプリをインストールして画面の指示に従っていけば問題ない。
利用には6ヶ月で1ドル課金する必要がある。なお、説明ではこの1ドルが60クレジット(1クレジット=0.02ドル)とセットになっているような記載があるが、これは通話に使えるクレジットではないため注意が必要である。
ここで取得したクレジット(free credits)は通常使えるクレジット(paid credits)とは別管理される。「free credits」は通話には使えないため、通話をする場合は別途クレジットを購入する必要がある。これが「paid credits」となる。
説明ではすべて無料で使えるようにアピールされているが、Talkatoneを利用し始めるには前述のとおり実質2ドルの課金を要する。
使う機会はあまり考えられないが、課金オプションも用意されている。2オプション存在し、一つは4.99ドル/月で米国かけ放題、もう一つは12.99ドル/月で国際電話1000分というものである。
料金
発信先 | 通話料(税抜) | 接続料 | |||
30秒 | 1分 | 3分 | (1通話毎) | ||
国内 | 固定電話 | 円 | |||
携帯電話 | 円 | ||||
PHS | |||||
国際電話 | アメリカ | 円 | |||
中国 | 円 | ||||
タイ | 円 | ||||
フィリピン | 円 | ||||
インドネシア | 円 |
1 ドル ≒ 円 ( 更新)
無料通話先
仕様
通話品質
音声通話の品質は音質自体はクリアであるが遅延が大きい。特に相手から自分への音声がかなり遅れて聞こえる。相槌を打つタイミングを早めれば、会話に違和感は少なくなるが、やはり話しにくい。
また、相手から自分程ではないが、自分から相手へ通じる声も遅れる。
◆ 検証方法
通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。
音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。
◆ 遅延時間と音質
通話方向 | 遅延時間 | 音質 |
自分 → 相手 | 0.7秒 | 3 |
相手 → 自分 | 1.0秒 |
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