2013年10月3日木曜日

iPhoneでプレフィックスを使う方法(75%対応)

iPhoneはプレフィックス発信に対応しておらず、これに対応させるような有用なアプリもありません。
これでは<通話料を半額にする呪文「0063」>が唱えられません。

そこで、iPhoneでプレフィックスを利用する方法を考えます。





[iPhoneとAndroidのプレフィックス]

Androidには「Prefixer」という、完璧なアプリがあります。

これを利用すれば、G-Callを利用した「0063」を自動的に付加することもできます。また、ある特定の電話番号には「0063」を付けないで発信する、といった柔軟な対応もできます。(高性能フィルタあり)

しかし、iPhoneにはプレフィックス機能が一切ありません。アプリもありません。
JBすればあるのでは?と思い、脱獄アプリも探してみましたが、やはりありません。

唯一、「KuaiDial」という脱獄アプリが、「ダイヤルパッドからの発信のみ」対応していました。

ダイヤルパッドからの発信だけ対応していても、使い物になりません。
電話帳から直に発信できないわけですから・・・。



[電話帳で対応させる]

そこで、視点を変えて電話帳アプリでプレフィックスに対応できるものがないかを探してみました。
その結果、「連絡先+」というアプリでこれを実現できました。(有料:85円)

しかし完璧ではなく、このアプリは電話帳に登録されている番号しかプレフィックス発信ができません。
なお、「連絡先+」から発信した履歴はこのアプリに残ります。したがって、発信履歴からのプレフィックス発信はこのアプリで対応可能ということになります。



[連絡先+とKuaiDialの連携]

結局行き着いた先は「連絡先+」と「KuaiDial」を両方使うことでした。
ほとんど「連絡先+」だけで事足ります。このアプリから発信すれば「0063」を付加するかが選べます。


「連絡先+」のメイン画面です。
アプリ自体の使い勝手も良く、直感で使える系です。


発信したい連絡先をタップするとこの画面に切り替わります。
ここから次の動作を選択できます。


上の画面で「電話」を選択すると、この画面になります。
(設定から好きなプレフィックスを追加できます。)
ここで「G-Call(0063)」を選択すれば、G-Call経由での発信となります。


続いて「KuaiDial」です。
このアプリは脱獄アプリです。Cydiaの初期状態ではDLできませんので、下記ソースを追加してインストールしてください。
レポジトリ(Weiphone):http://apt.weiphone.com/cydia/


本やウェブサイトに書かれた電話番号はダイヤルパッドから打ち込めば、「KuaiDial」による制御で「0063」を付加するかが選べます。
なお、赤枠の部分をタップすることにより、次の選択画面が出てきます。


この画面で「0063 Prefix Dial」を選べばG-Call経由での発信となります。
(設定から好きなプレフィックスを追加できます。)



[問題点]

問題は着信履歴です。
これだけはどのような方法を使っても、着信履歴に直接「0063」を付加することはできませんでした。

しかし、電話帳に登録されていない番号からの着信は稀ですので、大きな問題にはなりません。
(着信履歴を見て「連絡先+」で発信する。)

なお、電話帳に登録されていない着信履歴への発信は、面倒な方法しか見つかりませんでした。
着信履歴の電話番号をコピーして、ダイヤルパッドにペーストです。
これで発信すれば、「KuaiDial」の制御から「0063」が付加できます。



[結果]

「連絡先+」で50%は対応できたと思います。
「KuaiDial」で25%は対応できたと思います。

よって、「iPhoneでプレフィックスを使う方法」に75%対応です。


私は実際にこの状態で運用していますが、今のところ不満はなく快適に使えています。
もし実運用において不都合が見つかったら、追記していこうと思います。



[おまけ]

この「連絡先+」というアプリですが、なかなか便利です。
発信の際に「通常発信」か「Acrobits Softphone」で発信するかが選択できます。

また、電話制御アプリとして「Ask To Call」も非常におすすめです。(要JB)
これは、発信前に「本当に発信するの?」と一度問いかけてくれるようになるアプリです。(誤発信がなくなります)

なお、「KuaiDial」と「Ask To Call」は競合しませんので、併用することもできます。


ここまでして、iPhoneがやっと「携帯電話」になりました。

スマホとしても電話としてもAndroidに及ばないiPhoneですが、なぜかiPhoneを使いたくなります。
この不思議な魅力(強制力)は何なのでしょうか・・・。

3 件のコメント :

  1. wertさん

    こんにちわ

    いつも楽しい情報ありがとうございます。

    こちらはいかがでしょうか。

    有料200円ですが、
    https://itunes.apple.com/jp/app/rubrica4146/id548944436?mt=8
    Rubrica4146

    プレフィックス(0063)を自動でつけるつけない、
    ホワイトリスト
    ブラックリストを設定できます。

    着信履歴はひと手間いりますが、
    コピペができるので、
    電話アプリでコピーとか
    webで見つけた電話番号をコピーして
    はりつければ0063でかけられます。

    ちょっと狙っていたのとちがいますか?

    あと、prefixerというアプリで、電話帳に0063をつけることができるものがあります。

    ドコモガラケーなら、着信履歴でも何でも簡単にプレフィックスできるのに。
    iphoneはそのへんおしいですね。

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    1. hikaruさん

      有益な情報ありがとうございます。

      「Rubrica4146」は自身でダイヤルパッドを持っているため、“生の番号の発信”でもプレフィックスが付加できるのですね。
      まさに狙っていたものなのですが、の「Acrobits(SMARTalk)で発信」機能がある分、私の使い方では「連絡先+」のが使い勝手がよさそうです。

      実はここに至るまで、何十種類ものPrefixアプリを試しました。
      そのほとんどがPrefixer(iOS版)と同様、電話帳を直接書き換えるものでした。
      しかし、日本語と英語しか探しておらず、イタリア圏は見ていなかったです。(>_<)
      英語にも設定できるようなので、KuaiDialを使わない(未脱獄)場合は、かなり有用なアプリですね。

      今はiPhone4s(JB)を好んで使っていますが、今後5sや6を使うことがあれば、「Rubrica4146」も使わせてもらいます。


      iPhoneも国際的に使われているのに、プレフィックス機能が無い理由が理解できません。
      使いたい人は結構いると思えるのですけどね。

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  2. G-CALLの公式アプリを使ってなんら問題なく使ってますが。

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