2015年11月24日火曜日

Talkatone




Talkatoneはアメリカの固有番号が取得できるIP電話サービスである。
取得できるアメリカの電話番号は自分で選ぶことはできず、自動的に決まる。本稿を執筆時にはアメリカのフロリダ州の電話番号「863」が選択された。
過去はGoogleVoiceのクライアントとして利用することができたため、その時のほうが相対的に有名であった。現在はGoogleの仕様変更のため、GoogleVoiceを収容することはできず、単体のアプリ及びサービスとして利用する。

Talkatoneを利用する際は必ずアメリカの固有電話番号を取得するのだが、これはTalkatoneアプリをインストールして画面の指示に従っていけば問題ない。
利用には6ヶ月で1ドル課金する必要がある。なお、説明ではこの1ドルが60クレジット(1クレジット=0.02ドル)とセットになっているような記載があるが、これは通話に使えるクレジットではないため注意が必要である。
ここで取得したクレジット(free credits)は通常使えるクレジット(paid credits)とは別管理される。「free credits」は通話には使えないため、通話をする場合は別途クレジットを購入する必要がある。これが「paid credits」となる。
説明ではすべて無料で使えるようにアピールされているが、Talkatoneを利用し始めるには前述のとおり実質2ドルの課金を要する。

使う機会はあまり考えられないが、課金オプションも用意されている。2オプション存在し、一つは4.99ドル/月で米国かけ放題、もう一つは12.99ドル/月で国際電話1000分というものである。

料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話
    携帯電話
    PHS
    国際電話アメリカ
    中国
    タイ
    フィリピン
    インドネシア
    1 ドル ≒ 円  ( 更新)

    無料通話先
  • Talkatone同士のみ。

    仕様
  • グループ通話:不可
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカの固定電話番号)
  • ビデオ通話:不可
  • グループビデオ通話:不可
  • 転送電話:不可
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS

    通話品質
    音声通話の品質は音質自体はクリアであるが遅延が大きい。
    特に相手から自分への音声がかなり遅れて聞こえる。相槌を打つタイミングを早めれば、会話に違和感は少なくなるが、やはり話しにくい。
    また、相手から自分程ではないが、自分から相手へ通じる声も遅れる。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手0.7秒3
    相手 → 自分1.0秒

    備考
  • TalkU




    TalkUは、アメリカ・カナダ・イギリスの電話番号から発信できるIP電話である。同じようなことができるサービスではGoogle Voice(ハングアウト)が挙げられるが、これは米国在住でないとアメリカの電話番号が利用できない。TalkUはどこにいても(日本からでも)取得した番号を電話の発着信に利用できる。 海外の電話番号を取得せずに利用すれば発信者番号の通知はされない。なお、電話番号を取得しても、通知の有無はアプリから簡単に切り替えることができる。

    通話品質は非常に良好で、海外サーバを経由しているとは思えないほど低遅延である。 また、音質についても自分から相手に届く音声が非常にクリアで聞き取りやすい。 さらに全世界での利用者数も多く、サポートについても問題ない。 なお、TalkUはコールバックを利用した通話も可能である。その際はVoIPではないPSTNでの通話となるため、この場合は一般電話と同じ音質・安定性となる。

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:0円

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話
    携帯電話
    PHS
    国際電話アメリカ
    中国
    タイ
    フィリピン
    インドネシア
    1 ドル ≒ 円  ( 更新)

    無料通話先
  • TalkU同士のみ。

    仕様
  • グループ通話:対応
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカ・カナダ・イギリスの番号から選択可)
  • ビデオ通話:不可
  • グループビデオ通話:不可
  • 転送電話:不可
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS

    通話品質
    音質はクリアで遅延も少ない。また、通話開始時の音声途切れもない。
    相手からの音声に若干の遅延を感じるが、こちらからの音声には遅延が非常に少ないため、これでかなり相殺できる。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手0.4秒3
    相手 → 自分0.8秒

    備考
  • Dingtone




    Dingtoneは、アメリカ・カナダ・イギリスの電話番号から発信できるIP電話である。同じようなことができるサービスではGoogle Voice(ハングアウト)が挙げられるが、これは米国在住でないとアメリカの電話番号が利用できない。Dingtoneはどこにいても(日本からでも)取得した番号を電話の発着信に利用できる。 海外の電話番号を取得せずに利用すれば発信者番号の通知はされない。なお、電話番号を取得しても、通知の有無はアプリから簡単に切り替えることができる。

    通話品質は非常に良好で、海外サーバを経由しているとは思えないほど低遅延である。 また、音質についても自分から相手に届く音声が非常にクリアで聞き取りやすい。 さらに全世界での利用者数も多く、サポートについても問題ない。 なお、Dingtoneはコールバックを利用した通話も可能である。その際はVoIPではないPSTNでの通話となるため、この場合は一般電話と同じ音質・安定性となる。

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:0円

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話
    携帯電話
    PHS
    国際電話アメリカ
    中国
    タイ
    フィリピン
    インドネシア
    1 ドル ≒ 円  ( 更新)

    無料通話先
  • Dingtone同士のみ。

    仕様
  • グループ通話:対応
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカ・カナダ・イギリスの番号から選択可)
  • ビデオ通話:不可
  • グループビデオ通話:不可
  • 転送電話:不可
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS

    通話品質
    音質はクリアで遅延も少ない。また、通話開始時の音声途切れもない。
    相手からの音声に若干の遅延を感じるが、こちらからの音声には遅延が非常に少ないため、これでかなり相殺できる。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手0.4秒3
    相手 → 自分0.8秒

    備考
  • Freetone



    Freetoneはアメリカの固有番号が取得できるIP電話サービスである。
    取得できるアメリカの電話番号は自分で選ぶことはできず、自動的に決まる。本稿を執筆時にはアメリカのカリフォルニア州の電話番号「510」が選択された。

    Freetoneの特徴はその名前のとおり、Free(無料)にある。他サービスは「すべて無料」と言っておきながら、最後は必ず有料へと導かれるが、Freetoneはアプリをインストールすれば無料ですぐに使える。しかもこの時点ですでに米国ナンバーが自動的に取得されている。 もちろん、この固有番号での発着信も可能である。
    さらにアメリカとカナダへの発信は無料となる。
    これほどまで無料にこだわったサービスは他に例を見ない。
    なお、アメリカとカナダ以外への発信は通話料が発生するが、10クレジットの試用分で通話品質などを確かめることができる。

    クレジットの課金は以下の4パターンから選べるが、まとめ買いの割引率が大きいので、どうせ使うのであれば「1000 Credit/1600円」を選びたい。
  • 40 Credit/100円
  • 100 Credit/200円
  • 500 Credit/900円
  • 1000 Credit/1600円

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:0円

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話1.25円
    携帯電話3.125円
    PHS3.125円
    IP電話1.875円
    国際電話アメリカ3.125円
    中国0.625円
    タイ0.675円
    フィリピン5円
    インドネシア1.875円

    無料通話先
  • Freetone同士。
  • アメリカへの発信
  • カナダへの発信

    仕様
  • グループ通話:不可
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカの固定電話番号)
  • ビデオ通話:対応
  • グループビデオ通話:不可
  • 転送電話:不可
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS

    通話品質
    音声通話の品質は音質自体はクリアであるが遅延が大きい。
    友人同士などで互いが理解していれば問題ないが、やはりその遅延の大きさから会話のタイミングがずれる。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手1.0秒4
    相手 → 自分1.2秒

    備考
  • magicApp




    GooglePlayで1000万ダウンロードもされているIP電話アプリ。
    (似たような名前で「magicJack」というものもあるが、これはVoIPアダプタのこと。)

    アメリカへの通話料無料というサービスは良くあるが、magicAppはアメリカに加え、カナダとプエルトリコへの通話料も無料になる。

    ただし、これをすべて無料で使えるわけではなく、一般電話に発信するためには月額1.99ドル(または14.99ドル/年)課金し、米国の電話番号を取得する必要がある。
    なお、後述するが、音声の品質は悪い。

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話
    携帯電話
    PHS
    IP電話
    国際電話アメリカ
    中国
    タイ
    フィリピン
    インドネシア
    1 ドル ≒ 円  ( 更新)

    無料通話先
  • magicApp同士。
  • アメリカへの発信
  • カナダへの発信
  • プエルトリコへの発信

    仕様
  • グループ通話:不可
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカの固定電話番号)
  • ビデオ通話:不可
  • グループビデオ通話:不可
  • 留守番電話:対応
  • 転送電話:対応
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS

    通話品質
    音声通話の品質はかなり悪い。IP電話が苦手とする立ち上がり1分ぐらいは会話にならない。
    そこから回復するのであればまだ良いが、立ち上がり時ほどではないにせよ音質はずっと悪いままである。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手0.4秒1
    相手 → 自分0.8秒

    備考
  • GoogleVoice(ハングアウト)




    GoogleVoiceはGoogleが提供するIP電話サービスである。
    今ではGoogleVoiceと言われるよりも「ハングアウト」と言われた方がわかりやすい。 GoogleVoiceはハングアウトとは異なるサービスなのだが、ハングアウト(アプリ)がGoogleVoiceを包括しているため、一括で考えた方が理解しやく、今後は同一のものとして扱われるのではなかろうか。

    しかしながら、ハングアウトは使おうとした多くの人が挫折する。
    その原因は、そのシステムの分かり難さにある。

    ハングアウト自体は非常にわかりやすいUIで使いやすい。だが、それは使っている人の意見であって、これから使う人はハングアウトとはなにか、GoogleVoiceとはなにか、これが理解できない。
    ハングアウトを使うためには、これを理解しないまま、10ドル(1200円ほど)チャージする必要がある。何ができるのかも良くわからない状態で10ドルかかると言われても、大抵の人はここでブレーキがかかる。
    これで、ハングアウト(GoogleVoice)を理解しないままユーザが離れる。

    ハングアウトとは、ハングアウトユーザ同士や一般電話と、通話やビデオ通話、SMSなどができるようになるサービス(アプリ)である。わかりやすく言うと、SkypeのGoogle版のようなものだ。
    ただ、Skypeと異なるところは、実在する固有電話番号(アメリカ国内の固定電話番号)が無料で取得できるところにある。 この番号を利用して、日本の一般電話や携帯電話とも発着信できるようになる。
    なお、固有番号を取得せずとも発信は可能だが、その際、相手への発信者番号は非通知やランダム番号となる。さらに、電話番号を持たないことから、一般電話からの着信はできない。(ハングアウト同士は可能)

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、GooglePlay、App Store
  • 初期費用:0円
  • 月額:0円

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話
    携帯電話
    PHS
    国際電話アメリカ0円
    中国
    タイ
    フィリピン
    インドネシア
    1 ドル ≒ 円  ( 更新)

    無料通話先
  • ハングアウト同士。
  • アメリカへの発信。

    仕様
  • グループ通話:対応
  • SMS:対応
  • 発信者番号通知:対応(アメリカの固定電話番号を無料で取得可能)
  • ビデオ通話:対応
  • グループビデオ通話:対応
  • 転送電話:対応
  • 対応コーデック:不明
  • 対応OS:Android、iOS、Windows、Mac、Linux

    通話品質
    音声通話の品質には2パターンある。
    それはマイナンバー(米国の固有電話番号)を利用した場合と、そうでない場合についてである。(今後、「そうでない場合」をランダムナンバーと表記する。)

    マイナンバーを使った場合は通話品質はかなり良い。ランダムナンバーを使った場合は通話品質はかなり悪い。
    しかし、いずれの場合においても通話開始直後30秒~60秒あたりは品質が安定しない。音声の途切れがあり、これが断続的に続いて無音状態になることもある。
    なお、マイナンバーを使った場合でも、ランダムナンバーになる場合がある。これは後述する。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証は日本国内のIP電話との通話で行った。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

    発信番号遅延時間音質
    自分 → 相手相手 → 自分
    マイナンバー0.5秒0.8秒3
    ランダムナンバー1秒1.5秒2


    ◆ マイナンバーがランダムナンバーになる  

    米国の固有番号(マイナンバー)を取得した場合は、その番号を相手に通知して電話の発着信が行える。しかし、この番号が確実に相手に通知されるわけではなく、ランダム要素を含んでいる。
    テストでは5回中2回だけマイナンバーが通知された。あとの3回はランダムナンバー、つまり通話品質の悪い回線での発信となった。

    正直言って、ランダムナンバーの回線では通話品質が悪すぎて会話にならない。この辺りは技術の進歩とともに解消されていくのであろうが、現在の状態ではかなり厳しい。
    なお、相手とマイナンバーでつながっているか、ランダムナンバーでつながっているかを事前に確認する方法がある。
    それは呼び出し音である。
    相手を呼び出す際、聞き慣れた呼び出し音(日本のもの)の場合はランダムナンバーである。アメリカの呼び出し音(プルルル・・・よりも、プーーーに近い)の場合はマイナンバーである。

    後日、再試験を行ってみたところ、何度電話してもランダムナンバーで発信されることはなかった。
    そのかわり、発信自体がされないという事象が発生するようになった。本来ランダムナンバーで発信される「はず」だったものが、発信自体が抑制されたようだ。
    いずれにしてもランダムナンバーでは会話にならないまま課金はされていたので、これがなくなっただけでも良い方向へと進捗した。

    備考
    日本から直接アメリカのGoogleVoiceの電話番号を取得することはできない。 しかし、VPNなどを用いてアメリカからの接続とすれば、簡単に固有番号を取得可能である。
  • 2015年11月23日月曜日

    Phytter




    ここの最大の特徴は「03」から始まる番号が利用できるところにある。 通常、IP電話といえば「050-1234-5678」のような形となるが、Phytterを使うと「03-1234-5678」のような番号が取得可能である。
    03番号は他社サービスではZivaPhoneでも取得が可能であり、03番号を使いたい場合はこのいずれかを使うこととなる。

    なお、Phytterは音声コーデックにSILKを使えるため、モバイル環境における音声品質が優れている。 さらに、SIP情報が公開されているため、好みのSIPクライアントを使うこともできる。
    しかし、良いことばかりではなく、月額利用料が高めであることと通話料の他に接続料がかかるこことが、唯一の泣所である。

    料金
  • 課金方法:クレジットカード、PayPal
  • 初期費用:0円
  • 月額:

    発信先通話料(税抜)接続料
    30秒1分3分(1通話毎)
    国内固定電話

    携帯電話
    PHS
    国際電話アメリカ
    中国
    タイ
    フィリピン
    インドネシア
    1 ドル ≒ 円  ( 更新)

    無料通話先
  • Phytter同士のみ。

    仕様
  • 対応コーデック:G.711u , G.729 , GSM , SILK , iLBC
  • 留守電:対応
  • 転送電話:非対応
  • SIPクライアント:iPhytter/iPhytter2(公式アプリ)、その他汎用SIPクライアント(非公式)

    通話品質
    使うアプリによってかなり音質が異なる。「iPhytter」(有料:450円)はPhytter自社製純正アプリのようだが、これの性能は頗る悪い。遅延も大きければ音質も悪い。
    続いて「iPhytter2」(無料)、名称からVerUP版なのかと思いきや、中身はまるで別のソフト。これは、LinPhoneベースで作られており、性能もLinPhoneそのもの。遅延時間も小さく音質も良い。
    なお、汎用アプリである「Zoiper」でも検証を行ったが、Phytterとは相性が悪いのか、相手から自分への音声が届かず断念した。STUNを介しても音声が届かなかったことから何か別の要因があるのかもしれないが、「iPhytter2」が十分に高音質であったため、無理にZoiperを使う必要がなく、これ以上は追求しなかった。

    (iPhytter2での評価)
    音質については若干のザラつき感はあるものの、音声は明瞭で聞き取りやすい。ただ、会話の始まりに若干の途切れを生じることが何度かあった。支障が出るほどの長い途切れではなく「プツッ…」と0.1秒程度の、一瞬ノイズが乗ったような途切れ方をする。


    ◆ 検証方法

    通話品質の検証はPHSとの通話で行っている。 こうすることで実際の使用環境に近づくとともに、PHSのADPCMの特性により、音質の検証が正確になる。

    音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
    そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。


    ◆ 遅延時間と音質  

  • 専用アプリ(iPhytter)を使った場合
    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手0.40秒2
    相手 → 自分0.60秒

  • 専用アプリ(iPhytter2)を使った場合
    通話方向遅延時間音質
    自分 → 相手0.35秒4
    相手 → 自分0.45秒


    ◆ 推奨コーデック  

  • Wi-Fi接続時:SILK
  • 3G/LTE接続時:SILK もしくは iLBC

    SILKであれば十分高音質であるため、ネットワーク環境にかかわらずこれで良い。
    だが、モバイルネットワーク環境がかなり低速な場合は、SILK よりも iLBC の方が良い。iLBC は SILK よりも低域で使え、かつパケットロスにも強い。

    備考