転出:95%、転入:5%ぐらいの割合になるでしょうか。
そんな5%の一人になろうとしている私ですが、本当にY!mobileへ移っても後悔しないのかを、最終確認したいと思います。
なお、10月より「IIJmio高速モバイル/Dサービス」のデータ量が2倍に拡充されます。
これに他社も順次追従して来るでしょうが、現時点での比較を行いたいと思います。
音声通話可能な各社のサービスを、同一条件で比較できるように一覧表を作成してみました。
これを見ていると、キャリアと契約することが馬鹿らしく思えてきます・・・。
【 キャリアより充実してきたMVNOに期待 】
ドコモがキャリアの先陣を切って、話し放題プランを発表し、提供を開始しました。
この「カケホーダイ」を発表したときは、本当に素晴らしく思い、ドコモを少し見直したものです。
これにより、他社も追従せざるを得なくなり、ユーザはどのキャリアでも話し放題を選択できるようになりました。
通話をたくさんする人にとっては、まさに夢のような話です。
しかし、カケホーダイのインパクトも大きかったのですが、その後の経過も衝撃的です・・・。
6月:カケホーダイ提供開始!(2700円)
8月:旧プラン(743円)の廃止・・・(え?)
8月:パケホーダイの容量削減・・・(えぇ?)(5700円:7GB → 5000円:5GBへ)
9月:旧プランでの月々サポートの廃止・・・(ぬぅ?)(これで旧プランでは実質、機種変が不可能に)
6月のカケホーダイ開始から、わずか3ヶ月でここまでやらなくても良かったと思います。
私のようにカケホーダイ分も通話をしない人にとっては、とんでもない値上げです。
そこで本格的に「ドコモ離れ」を考えました。
第一候補としては「BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM」などの、音声プラン付きMVNOです。
次点は「Y!mobile」です。Y!mobileと言っても、興味があるのは旧「Willcom」のPHSです。
Y!mobileは「1500円」の話し放題「スーパーだれとでも定額」を提供しています。(ケータイプラン)
私の通話料金は(G-Callで)1500円~2000円程度のため、現在からの置き換えには調度良いのです。
そこで、音声付きMVNOだけでなく、Y!mobileも候補として考えます。
【 音声プラン付きMVNOの比較 】
話し放題以外の通話にはすべてG-Callなどの第三者課金サービスを用いることを前提に考えます。
よって、各社の通話料はここでは比較しません。
音声プラン付きMVNO一覧表
キャリア・MVNO | 制限速度 | データ通信量の上限/月 | |||||||
1GB | 1.5GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 7GB | 8GB以上 | ||
ドコモ | 制限時128kbps | 6500円 | 8000円 | 9700円(8GB) 12500円(10GB) 15500円(15GB) 19000円(20GB) 25500円(30GB) |
|||||
au | 制限時128kbps | 6500円 | 7200円 | 8000円 | 9700円(8GB) 11000円(10GB) 12800円(13GB) |
||||
ソフトバンク | 制限時128kbps (※注1) |
6500円 | 8000円 | 12500円(10GB) | |||||
15500円(15GB) 19000円(20GB) 25500円(30GB) |
|||||||||
Y!mobile(3G) | 制限時128kbps (※注1) |
2980円 | 3980円 | 5980円 | Y!mobile備考 (10分間×300回 の話し放題) |
||||
3980円 (2年後) |
4980円 (2年後) |
6980円 (2年後) |
|||||||
Y!mobile(PHS) | 200kbps程度 (PHS通信) |
2315円 | |||||||
2881円 1500円(キャンペーン適用、3年後は2881円) |
話し放題 | ||||||||
IIJmio みおふぉん |
制限時200kbps (※注2) |
1600円 | 2220円 | 3260円 (シェア可) |
IIJmio備考 BIC SIMで Wi2利用可 |
||||
BIGLOBE 音声通話SIM |
制限時200kbps | 1600円 | 2405円 | 3738円 | 4690円 | BIGLOBE備考 Wi2利用可 |
|||
1800円 | |||||||||
U-mobile 通話プラス |
制限時128kbps (※注3) |
1580円 | 1980円 | 3380円 | 4580円 | ||||
b-mobile スマホ電話SIM フリーData |
制限時200kbps | 1900円 | 2510円 | 3120円 | 3980円 | ||||
So-net モバイル LTE +Talk S2(L) |
制限時300kbps (※注3) |
1890円 | 4180円 (無制限) |
||||||
hi-ho LTE typeD |
制限時200kbps (※注2) |
1633円 | 2838円 (シェア可) |
hi-ho備考 7GBプランの3日規制の詳細不明 |
|||||
2109円 (シェア可) |
|||||||||
mineo デュアルタイプ |
制限時200kbps | 1590円 | 2190円 | 2940円 | mineo備考 au回線のMVNO |
||||
キャリア・MVNO | 制限速度 | 1GB | 1.5GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 7GB | 8GB以上 |
(120MB/3日制限) | (1GB/3日制限) | (3日制限なし) | |||||||
(360MB/3日制限) | (2GB/3日制限) | ||||||||
※注1:データ通信量の上限に関わらず、3日規制を受ける。規制後は制限速度となる。 | |||||||||
※注2:データ通信量が上限に達していなければ、3日規制を受けない。(上限に達した場合は制限速度以下の激遅となる。) | |||||||||
※注3:データ通信量の上限に関わらず、3日規制を受ける。規制後は制限速度以下の激遅となる。 |
【 検討・考察 】
このように一覧表にして並べてみるとわかりますが、3大キャリアが異常なまでに高いことがわかります。
縦の列で比較すればサービス内容はほぼ同等です。
また、ソフトバンクはキャリアにも関わらず、3日規制があります。
よって、ソフトバンクよりもMVNOのほうが、充実したサービスが受けられることがわかります。
あとはそれぞれMVNOの特徴が出ています。
各サービス毎に検討してみたいと思います。
◆ ドコモ
言うまでもないキャリアの大御所です。
サービス提供エリアは3大キャリア中最も広域で、通話品質も最高を誇ります。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ 公式オンラインショップ
◆ au
3大キャリアの1つです。
固定回線とのセット割「auスマートバリュー」を用いれば、キャリアの中では最も安価になります。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ 公式オンラインショップ
◆ ソフトバンク
3大キャリアの1つです。
かつては、数々の魅力的なサービスを提供してきましたが、今となっては特筆するところはありません。
しかし、発売される機種には魅力的なものが多く、端末重視の人にはおすすめです。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ 公式オンラインショップ
◆ Y!mobile(3G)
「イー・モバイル」と「ウィルコム」が合併して生まれた新生キャリアです。
ソフトバンクを親会社とするため、マーケティングは似ていますが、サービス内容はなかなかのものです。
シンプルな価格設定に好感が持てます。
最初から「10分間×300回」の準話し放題プラン「だれとでも定額」が適用となっています。
これに魅力を感じる人には非常にお勧めです。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ 公式オンラインショップ
◆ Y!mobile(PHS)
ここのメリットは1つ、「スーパーだれとでも定額」です。
それ以外はデメリットしかありません。
提供エリアも狭く、魅力的な機種もありません。
なお、PHSのため、通話品質は全キャリア中、最も高音質です。
キャンペーンと合わせることにより、3年間は「1500円」のみで、通話・データ通信ともに無制限です。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ 公式オンラインショップ
◆ IIJmio みおふぉん
MVNOの先駆者と言えます。
ダントツのサービス内容です。
普通に考えたら、これ以外を選択する必要がありません。
料金・サービス内容ともに文句なしです。
SIMカードをシェアする必要がない場合は、ここを選べば間違いありません。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ SIMカード(BIC SIM)価格(Amazonへのリンク)
◆ BIGLOBE 音声通話SIM
「みおふぉん」と比べると見劣りします。
ここのメリットは「PING値の速さ」と「2chの規制を受けない」ことです。
MVNOと併用してIP電話を利用したい人はここを選んでください。
また、2chへの書き込みを必要としている人も、ここを選べば間違いないという、ちょっとマニアックな仕様です。
なお、IP電話に最適な理由は、3日制限を受けても「200kbps」での安定した通信が可能なためです。
→ 詳細を確認(公式サイト) [購入は公式サイトのみ]
◆ U-mobile 通話プラス
価格は全MVNO中で最安値です。
回線の品質自体は悪くないのですが、3日規制が厳しく、規制後はWEBサイトの閲覧もできないほどです。
また、回線は逼迫しており、昼間の時間帯(12時~13時)には通信速度がかなり低下します。
正直言いまして、お勧めできるようなMVNOではありません。
「最安値」という言葉の響きに、魅力を感じる人用のMVNOです。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ SIMカード価格(楽天へのリンク)
◆ b-mobile スマホ電話SIM フリーData
MVNOとしては老舗の日本通信です。
昔は回線が逼迫し、パンク状態になったこともありましたが、今はかなり改善されています。
イオンなどの店頭で端末とセット販売されていることが多く、魅力を感じる端末に出会えれば契約しても良いと思います。
→ 詳細を確認(公式サイト)
→ SIMカード価格(Amazonへのリンク)
◆ So-net モバイル LTE +Talk S2(L)
全キャリア・MVNOの中で唯一の無制限プランを持っています。
しかし、3日規制があるために、いくら仕様上は無制限であっても、それを活かすことはできません。
ここのメリットは1つ。応答速度です。
よほどユーザがいないのか、応答速度は爆速です。
そのため、IP電話向けとしては最高のMVNOでもあります。
ですが、3日規制を受けるとIP電話すらままならない、というジレンマです。
結局のところ、データ通信はWEBサイトの閲覧やメール、LINE程度しか行わない、というユーザ限定でおすすめできます。
→ 詳細を確認(公式サイト) [購入は公式サイトのみ]
◆ hi-ho LTE typeD
ここのメリットは通話プランにも関わらず「2109円」でSIMカードのシェアができるところです。
(2109円は通話可能SIMが1枚の価格。2枚で2809円、3枚で3509円。)
数あるMVNOの中でも、この価格はダントツの最安値です。
また、回線はIIJmioと同じものを使用しているため、安定性に関してもトップクラスです。
→ 詳細を確認(公式サイト) [購入は公式サイトのみ]
◆ mineo デュアルタイプ
ケイ・オプティコム(KDDI系)が運営する「mineo」です。
ここのおかげで、auのスマホでMVNOの利用が可能になりました。
現在、auを使っているユーザはここしかありません。
選択肢が1つしか無いため、サービスの品質を心配してしまいます。しかし、そんな心配はいりません。
現在、mineoが、全MVNO中で最も高品質と言えます。
回線速度・応答速度ともに最高クラスであり、IP電話も含め、いかなる分野もこなせます。
auに不満をもつ人は、即時ここにMNPして良いぐらいのMVNOです。
→ 詳細を確認(公式サイト) [購入は公式サイトのみ]
【 まとめ 】
いつもは、決定打に欠けて悩むことが多いのですが、今回は逆です。
どこも魅力的で、目移りしてしまいます。
それ程に、MVNO各社のサービスは魅力的です。
Y!mobileへMNPしようとしている自分を後押しするつもりで、一覧表にまとめてみたのですが、より悩む結果となりました。
しかし、一覧にしたことで、次のことがわかりました。
ここを選んでおけば間違いない | → | 「IIJmio みおふぉん」 |
IP電話も併用したい | → | 「BIGLOBE 音声通話SIM」 |
SIMカードをシェアしたい | → | 「hi-ho LTE typeD」 |
チャレンジ精神が旺盛な人・・・? | → | 「Y!mobile(PHS)」 |
私は・・・、チャレンジ精神は旺盛ですが、SIMカードもシェアしたいし、IP電話も併用したいです。
ということで、「BIGLOBE」と「hi-ho」と「Y!mobile」の合併を待ちます。(嘘です)
どこを選んでも、3大キャリアを使い続けるより、満足できることは確実です。
時期が来たら、上記4社のいずれかに早々にMNPしたいと思います。