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2014年12月3日水曜日

メール送信だけでBetamaxのコールバック通話をする方法

BitBadOldMan氏が素晴らしいシステムを開発されました。

まずは、早期の情報共有のため、頂いたコメントをそのまま転記します。
後ほど、私(Wert)の言葉で記事を書かせて頂きます。



●はじめに
現在、小生の知る限りではBetamaxのコールバック通話には3通りの方法があります。

【専用アプリ】
・コールバック通話は出来ますが、プロバイダによりアプリにバグが有って使用しない方が無難です。
 また、音質の遅延がかなり有って実用的ではありません。
・iPhoneでは唯一MobileVOIPを使用するとコールバック通話は、出来ますが、アンドロイドと同じようにバグあるので、実用的ではありません。
・このアプリはVoip Callで直接通話する時に使用する事をお勧めします。
 最近はVoip Callでも、かなり通話品質が良くなっているので、敢えて割高なコールバック通話をする必要はありません。
 割高と云ってもBetamaxのVoip Callより割高と云う意味で、コールバック通話でも他のキャリアのどんな電話よりも安いですよ。

【Csipsimpeのプラグイン】
・これは、wertさんから教わった方式です。
・Aコール(自分の番号)を変更して使用しないのならこのアプリでも充分です。
・小生は自分の番号を、外出先では携帯番号、自宅では家電話、会社では会社の固定電話と、頻繁に変更するのでこのアプリでは少し使い勝手が悪いです。

【Betamax Caller Lite】
・これはプラグイン方式では無く独立したアンドロイドのアプリとなっています。
 残念ながらiPhoneでは提供されていません。
・このアプリはAコール(自分)とBコール(相手)の番号を任意で電話帳から設定出来るので超便利です。
・アイデアに寄っては面白いサービスをする事が出来ます。
・また、携帯電話が無くても誰にでもSMSを送る事が出来ます。
 ただ、SMSは割高となっていますので、非常時以外は使用しない方が無難です。
・最大の欠点は通話が確立するまでは、240秒掛かる事です。
 何でこんなに掛かるのか小生も不思議です。
 余程出来の悪いPGが製造したものと思います。

【所感】
・Aコールまでの受信が一番早いのは専用アプリです。
 ただ、速いだけで相手の電話には、キャリアに関係無く非通知となるので実用的ではありません。
 また、専用アプリを中継しているので通話品質が今一となっています。
つまり、携帯電話同士の電話とは異なっていると言う事です。(ToT)
・CsipsimpeのプラグインとBetamax Caller Liteは、どちらもWebサイトのPhone-TO-Phoneの機能を使用して
 コールバック通話を実現している(推測です)ので、通話品質による差はありません。
こちらは、ほぼPSTN同士の通話と成っていますので、通話品質はかなり良く成ります。(^o^)
・Betamax Caller Liteは、操作方法が便利なのとSMSを送る事が出来るので、小生の一押しのアプリです。
 興味のある方は利用してください。

【発信番号の表示】
下記の設定になっている時の発信表示は以下の様になります。
これはCsipsimpeのプラグインでも同じです。
・Aコール:090-XXXX-1111
・Bコール:090-XXXX-2222
・Webサイトの発信番号の設定:045-XXX-3333
上記の場合の発信表示は以下の様になります。
・Aコール側の着信表示:090-XXXX-2222
 PowerVoipだと必ず非通知なります。(全部確認していないので推測です)
 使用するプロバイダにより異なるみたいです。
・Bコール側の着信表示:045-XXX-3333
となります。(キャリアによっては81の国際表示となります)

Bコール側にはAコールの番号が表示される分けではでは無く、
Webサイトの発信番号が表示されます。
Webサイトの発信番号は5個まで設定出来るので
Webサイトの発信番号をAコールに切り替える必要がありますが、
小生は会社の代表番号にして特に切り替えはしていません。
勿論、ドコモの携帯電話宛は必ず非通知となります。

●本題
前置きが大分長くなりましたが、ここからが本日の本題です。
今回は、メール指定でBetamaxのコールバック通話を出来るアプリを作成しましたので
皆様に無償にて一般公開致しますので、興味のある方は是非使用してください。
アプリの名前はMailBridgeCallと命名しましたが、
利用者がこの名前を使用する事は無いので覚える必要は無いです。
MailCallBackにしなかったのは、この電話を、
コールバック通話と呼ぶのには、いささか違和感が有るからです。
どちらかと言うと人と人を繋ぐ架け橋と成る電話かなと思っているので、敢えてメールブリッジコール(MailBridgeCall)と命名した次第です。(^o^;)

【メリット】
・メールでコールバック通話を指示するのでスマホが無くても、カラケーだけでも使用出来ます。
・Betamaxのコールバック通話のアプリはiphoneでは使えませんが、メールを使用するのでスマホのOSにも機種にも依存しません。
・通話するデバイス(電話機)は何でも構いません。ダイアル式の黒電話でも構いません。
たぶん公衆電話でも使用出来ます。(^o^;)

●使用方法
MailBridgeCallは、12Voip, CheapVoip, PowerVoipの3つのプロバイダでの動作は確認済みですが、多分、他のプロバイダでも動作すると思います。
以下のメール(どのサービスも本文は5行)を mail.bridge.call001@gmail.com 宛てに
メールを送るだけです。
下記の様な所定の形式でメールにてコールバック通話を指示します。

------------------------------
宛先:mail.bridge.call001@gmail.com
件名:自分の携帯→Aさんの携帯
本文:
自分の電話番号(Aコール)
相手の電話番号(Bコール)
MyアカウントのログインURL
アカウント名
パスワード
----------------------------

●補足説明
・宛先は固定です。
・件名は任意です。見て無いので空白でも可。
・AコールとBコール電話番号は、任意の電話番号を国内の電話番号形式で市外局番から記載して下さい。
 国際電話形式でも可能です。故に、海外への通話も可能です。(^_^)v
 例)09012345678
   0451234567
   05012345678
・Aコールの電話番号は自分の電話番号である
 必要は有りません。
・MyアカウントのログインURLは以下を指定してください。
【PowerVoipの場合】
https://www.powervoip.com/
【CheapVoipの場合】
https://www.cheapvoip.com/
【12Voipの場合】
https://www.12voip.com/
・スマホならcosmosiaを利用するとコピペが楽なので使い易いですよ。
・ガラケーは本文に電話帳の番号を設定出来るので、有る意味ではスマホより便利かも知れませんね。
・Batamaxのプロバイダとの契約は、ご自身にて契約してください。(^o^;)
・尚、Scydoはコールバック通話に対応していないので、使用は出来ません。(ToT)

●MailBridgeCallの動作イメージ
自前で構築したサーバ上(DTIの仮想サーバを使用)のアプリが上記のメールを受信すると指定されたMyページに自動でログインして、
所定のコールバックのページに移動し、
メールで指示された電話番号を2つ設定して
コールボタンをタップするだけです。(^o^)
汎用性を持たせる為にBetamax系のプロバイダを
指定出来る様にしています。

●今後の作業
・今はメールの受信をシーケンスに処理していますが、マルチスレッド対応に近々改造します。
 つまり、シーケンス処理では無く、並行して同時処理が出来る様にすると云う事です。
・本機能をメールでは無く、任意のブラウザ(Web版)からコールバック通話の指示が出来る様にします。
 勿論、Web版では既存の電話帳で指定出来る様に考えています。v(^o^)
言わば、Batamax Caller LiteのWeb版と成ります。プロの開発者が作るとこう成ります、と言う物を提供したいと考えています。(^_^)v
一応、ガラケーでも使える様にしたいと考えていますが、既存の電話帳が使えるかは微妙ですね。(^^;)))
小生思うに端末の機種やOSに依存したアプリはダメと言うのが小生の持論です。(^o^;)
ましてやバージョンが異なるだけで動作しない何て論外です。ヽ(`Д´)ノプンプン

●おまけ
Betamaxのコールバック通話を使用するならPowerVoipを利用した方が
圧倒的に格安と成りますよ!(^_^)v
これの一択だけで大丈夫ですね。(^o^)
世界一通話料金が安い電話と言っても過言では有りません。\(^-^)/

料金の簡単な計算式を教えてあげますね。
携帯電話同士での通話料金の場合は、接続料金が1回4円、通話料金も両方で1分4円となります。
従って通話時間に1分を足して4円を掛けるだけで簡単に計算出来ます。(^o^;)
・3分通話  (3+1)*4=16円
・10分通話  (10+1)*4=44円
Line電話や第三者課金サービス何かよりも
圧倒的に格安と成ります。\(^-^)/
従って1回のチャージ(1200円)で5時間程度は通話が可能と成ります。(^o^)

●おまけのおまけ
コールバック通話した場合のCheapVoipとの通話料金の比較です。
●3分間固定⇔固定に通話すると
①PowerVoip = (0.10円 X 3) X 2 + 3.98円 = 4.58円
②CheapVoip = (0.51円 X 3) X 2 + 3.98円 = 7.04円
●3分間固定⇔携帯、又は携帯⇔固定に通話すると
①PowerVoip = (0.10円 X 3) + (2.04円 X 3) + 3.98円 = 10.40円
②CheapVoip = (0.51円 X 3) + (3.57円 X 3) + 3.98円 = 16.22円
●3分間携帯⇔携帯に通話すると
①PowerVoip = (2.04円 X 3) X 2 + 3.98円 = 16.22円
②CheapVoip = (3.57円 X 3) X 2 + 3.98円 = 25.40円

コールバック通話ではPowerVoipの圧勝となります。
PowerVoipはVoipコールでも接続料が掛かるので
コールバック通話として使うのが得策と思われます。
若干遅延は有りますが通話品質は格段に良くなります。

●おわりに
Betamax Caller LiteではAコールの呼出までは240秒掛かりますが、MailBridgeCallでは40秒程でAコールを呼出ます。
速度は6倍に成っていますが、もう少し速く出来る余地があります。(^o^;)

2014年10月14日火曜日

VoIPに音声コーデック「Opus」を使いたい

我が家のケータイ運用方法は複雑です。
自宅に置いてあるPHSとAsteriskとを接続して、そこにスマホでアクセスして電話をかけます。

なんだか難しく聞こえますが、普通にスマホで電話をすれば勝手にそのようになります。

スマホはデータ専用MVNOで運用します。
すると、「話し放題」+「MVNO」を、1台のスマホで安価に運用できるようになります。
(この辺りの話は、ここでは割愛します。)




IP電話やひかり電話を外から使う場合、また私のような変則的な運用には、高品質での通信が必須になります。
音声通信における「高品質」とは、音声パケットをいかにコンパクトに、そしてどれだけ低遅延で伝送できるかがポイントになります。

そこで、高圧縮で超低遅延の音声コーデック「Opus」の実用性について考えてみます。



【 Opusについて 】

Wikiから引用 (読み飛ばし可)
Opus(オーパス)とは、IETF によって開発され、主にインターネット上でのインタラクティブな用途に合わせて作られた非可逆音声圧縮フォーマット。RFC 6716によって標準化されたオープンフォーマットとして、リファレンス実装は3条項BSDライセンスの下で提供されている。 Opusをカバーするすべての既知のソフトウェア特許は、ロイヤリティフリーの条項の下でライセンスされている。
Opusは、スピーチ向きのSILK(英語版)と低レイテンシで音楽用途にも使えるCELT の2つのコーデックの技術を組み込んでいる。Opusは、ビットレートの高低を継ぎ目なく調節でき、内部的には、低いビットレートでは線形予測コーデック、高ビットレートでは変換コーデックを使い、途中で切り替えることも可能である(短時間はハイブリッドでオーバーラップさせられる)。Opusは会話、ネットワーク上の音楽公演やライブイベントなどでリップシンクすることができ、低遅延のオーディオ通信リンクの一部として使用するために必須な、非常に小さいアルゴリズム遅延(デフォルトでは22.5 ms)を持つ。Opus は、音声品質を犠牲にすれば、アルゴリズム遅延を最高5msまでに小さくすることができる。MP3, Vorbis, HE-AAC などの既存の音楽用コーデックは100ms以上の遅延があり、Opus はそれらよりも遅延がずっと小さいにも関わらず、ビットレートに対する品質では遜色ないものとなっている。上記の既存コーデックとは異なり、Opus は個々のファイルで巨大なコードブックの定義を必要としないため、短いショートクリップの音声にも適している。


要するに「SILK」と「CELT」の良いとこ取りをした、無料の音声コーデックと言うことです。
どうやら「Opus」を理解するためには「SILK」と「CELT」も理解しなければならないようです。


実は「SILK」に関しては、今までに相当検証をしてきました。(かつてはG-Call050が対応していました。)
結論から言って、これ以上無いというほど高音質です。
(G711μと聴き比べても差がわからないぐらい。)

そして「CELT」。
これは私が今まで知らなかったコーデックです。

CELTは「Vorbis」と「Speex」の中間に位置するコーデックのようです。

「Vorbis」については、「Vorbis」より「ogg」と言った方が知名度が高いでしょうか。その「ogg」に使わるコーデックに多いのが「Vorbis」です。
音声通話のようなリアルタイム性には向かず、音楽鑑賞のような用途に使われる超高音質コーデックです。


「Speex」についても、かつて検証を行ったコーデックのひとつです。
これは「BIGLOBEフォン・モバイル」で採用されているもので、人の声に特化しており、高圧縮にもかかわらず、高音質で聞きやすいものでした。
なお、こちらは「Vorbis」とは異なり、音声通話のようなリアルタイム性に特化しています。

(余談です。音声コーデックというとG729aが有名ですが、SILKもSpeexも、G729aとは比較にならないぐらい高音質です。)

「CELT」を更に調べていくと、このコーデックはとんでもなく低遅延なこともわかります。



【 Opusについて(その2) 】

「Opus」は前述「SILK」と「CELT」の良いとこ取り、すなわち、超高音質で超低遅延であることが期待されます。
期待と言うよりそのままです。

「Opusは、超高音質で超低遅延な無料の音声コーデックです。」

これは音声コーデックマニア(?)な私としては使ってみたくなります。
ただ、CPU負荷に関する文献が見つからず、どの程度スマホに負荷をかけるのかが明らかになっていません。

ネット上の情報によると、「SILKはG729aの3倍程度のCPU負荷である」という数字を見つけました。
と言うことはOpusも似たような数字であると考えられます。
G729aのときは、1GHz程度のCPU(シングルコア)でも、無視できる程度のCPU負荷でした。
それを考えると、最近のクアッドコアであれば「Opus」を使っても、たいしたCPU負荷にならないことが容易に想像できます。

そこで、我が家の複雑なスマホの運用方法の一貫に、Opusを取り入れてみることとしました。



【 スマホでOpusを使うことによるメリット 】

音声通信に必要なデータ量を、それぞれ有名なコーデックと比較してみます。




G.711
G.729
Opus
ビットレート
64 kbps
8 kbps
6~510 kbps(可変)
必要とする
ネットワーク帯域
95.2 kbps
39.2 kbps
31.95~1561.2 kbps(可変)

(※ネットワーク帯域は私の手計算なので、間違っていたらゴメンナサイ・・・)


この比較表を見るだけでOpusへの期待が高まります。
それと同時に、G711ではネットワークに、想像以上の負荷をかけることがわかります。

G711がいくら高音質であっても、帯域を少しでもオーバーすれば、そこでデータは途切れます。
データ通信上、これに問題はなくても、「会話」としてはあってはならないことです。
つまり、これがIP電話における「無音状態」や「ノイズ」、「音声がおかしくなる」などに値します。

話が反れました・・・。元に戻します。

Opusを利用すると、G729よりも高音質でありながら、必要な帯域をさらに抑えられることが期待できます。
また、Wi-Fi接続時には、かなりの高音質も期待できます。



【 まとめ 】

今回はすべて机上の理論です。

現在の日本の電話事情では、最高の音質が出たとしてもG711と同等レベルです。
しかし、私の予想では、圧縮過程で人声以外が除去されるOpusの方が、G711よりも聞き取りやすい音質となるのではないかと思っています。

Opusは低ビットレートでリアルタイム性を重視する、IP電話やVoIPに向いています。
その一方で、音楽鑑賞のような超高音質が必要となる帯域までをカバーしています。

これが、音声通話に特化した「Speex」や「AMR」と比較して、武器となるのか、それとも仇となるのか。
この辺りも気になるところです。

近々、同一条件下において、いくつかのコーデックを検証してみたいと思います。

今、検証したいと考えているコーデックは以下のものです。
  • G711 (すべての基準。)
  • GSM (IP電話で良く使われる。低音質だが低負荷。)
  • Opus (今回のメイン。)
  • Speex (VoIPでよく使われる。そして私好みの音質。)
  • AMR (ドコモが採用しているコーデック。)


    まだ、全く検証を行っていないため、すべて私の妄想で終わる可能性も高いです。
    そもそも、Asterisk側でこれらのコーデックにちゃんと対応されるのかもわかりません。(私の技量が足りなくて・・・。)
  • 2014年10月7日火曜日

    それでも「W-SIM」を使いたい!(090/080からY!mobileのPHSにMNP)

    このタイトルを見て、「もう、いい加減に諦めろ!」と言う声が聞こえてきそうですが・・・

    イヤです!諦めません!!




    ここに至る経緯は以下をご覧ください。
    ドコモからY!mobile(PHS)にMNPし、W-SIMへの機種変更を試みた

    ドコモからY!mobileにMNPした私ですが、それには理由がありました。
    MVNOで「話し放題」を実現するためです。

    これが実現すれば、2000円ちょっとで、話し放題+データ通信し放題になるわけです。
    さらに、持ち歩く端末は1台のみで済みます。

    これは諦められません!
    と言うより、「壁は高ければ高いほど、乗り越えたくなるものです。」


    「なぜ山に登るのか」
    「そこに山があるから」

    私にも同じことが言えます。

    「なぜ壁を越えるのか」
    「そこに壁があるから」

    うぉ!なんかこれだと、すごいバカっぽい!(;′゚∀゚`)
    いや、まぁ、そのとおりなのですが・・・(T_T)



    【 スマホからPHS回線を使う 】

    前置きが長くなりましたが、スマホからPHS回線を使う方法には、2パターンあります。

    ◆ W-SIM機を用いる方法

    以下の機材が必要になります。
  • WX-WSADP
  • W-SIM
  • TA(VE-IG1など)

    例えば、この組み合わせであれば、スマホから「VE-IG1」にSIPクライアントとして接続すれば、それだけでW-SIMから発着信可能になります。


    ◆ VoIP-Bluetoothゲートウェイを用いる方法

    以下の機材が必要になります。
  • GP-712(GP-710、GP-708) [以降、総称してGP-712と表現します。]
  • Bluetooth対応ケータイ

    この組み合わせの場合では、GP-712にSIPクライアントとして接続すれば、Bluetoothケータイから発着信可能になります。



    【 「W-SIM機」と「VoIP-Bluetoothゲートウェイ」の特徴 】

    これらの接続方法はそれぞれ特徴があります。

    ◆ W-SIM機を用いる方法

    高音質で安定した通信が可能です。
    しかし、3GケータイからのMNPに対応できないところが致命的です。


    ◆ VoIP-Bluetoothゲートウェイを用いる方法

    Bluetoothを用いるため、Wi-Fiや電子レンジの周波数帯と干渉することがあります。(音声にノイズが乗りやすい。)
    また、PHS着信からスマホが鳴動するまでに、若干のタイムラグ(2、3コール分/約2.5秒)が発生します。
    このタイムラグは致命的とまでは言いませんが、かなりの障害となります。


    もしも、これらの特徴の良いとこ取りができれば・・・。

    「VoIP-Bluetoothゲートウェイ」のタイムラグは、着信の時のみに影響し、発信には影響ありません。
    着信の時だけでもW-SIMで受けられれば道はありそうです。



    【 W-SIMで着信し、GP-712で発信する 】

    Y!mobileは「スーパーだれとでも定額」を契約していても、着信転送は有料になります。
    ただし、PHS同士であればプランに関わらず、無料で転送できます。

    そこで、GP-712で受けるはずだった着信を、着信前にW-SIM機に転送します。
    発信時はW-SIM機で発信してしまうと、発信者番号通知が異なってしまうため、GP-712から発信します。

    つまり、メイン番号とは別に、W-SIMでもう1回線新規契約してしまいます。
    そうして、GP-712とW-SIM機の2つとも、1つのスマホにレジストします。
    これにより、双方の弱点がカバーできます。

    しかし、これでは2台分の無駄な料金が・・・。



    【 Y!mobileケータイプラン副回線の利用 】

    無駄な料金はかかりません。
    なぜならば、Y!mobileのケータイ(PHS)は副回線で契約すれば基本料金が無料となるためです。
    また、PHS同士であれば「定額プラン」に加入せずとも、転送は無料です。

    したがって、W-SIM機の維持費はユニバーサルサービス料(3円)すら発生しない、完全な無料になるわけです。



    【 まとめ 】

    090/080からのMNPで「W-SIM」を使うためには、Y!mobileを2回線契約する必要があります。
    1つは「Bluetooth対応機種(WX12Kなど)」、1つは「W-SIM(RX420IN)」です。

    WX12K:090/080の3GケータイからMNP
    W-SIM:新規契約(副回線)

  • WX12KをGP-712とBluetooth接続します。
  • WX12Kへの着信を、0コールでW-SIM機へ転送されるよう設定します。
  • SIPクライアント側(スマホ)では、GP-712とW-SIM機とを2つ登録します。
  • これで着信はW-SIM機から受けられます。発信はGP-712から行います。

    この運用方法ですと、もしWX12KでBTテザリングを行いたいと思った場合でも、柔軟な対応が可能となります。
    WX12Kを持ちだして、BTテザリング親機として使うだけです。
    これでも、着信はしっかりとスマホ側にきます。

    なお、家に帰れば自動的にGP-712とWX12Kは再接続されます。

    注意点は1つだけです。
    WX12Kを持ち歩いている時の発信は、手元のWX12Kから行う必要があります。
    (これは注意点と同時に、メリットでもありますが。)

    本記事の内容はまだ机上の理論なので、近々に実行してみたいと思います。
  • 2014年10月2日木曜日

    ドコモからY!mobile(PHS)にMNPし、W-SIMへの機種変更を試みた

    10月1日、Y!mobileへのMNPが解禁されました。

    私がやりたいことは1つです。
    ドコモで16年間使った今の電話番号を、W-SIM(RX420IN)にMNPすることです。




    16年間使ったドコモに別れを告げて、新生キャリア「Y!mobile」に転入します。
    まずは、持ち込み契約でMNP転入を試みました。

    「ドコモ → Y!mobile」の一部始終を報告します。



    【 ドコモからW-SIM機(Y!mobile)にMNP 】

    「ナンバーポータビリティで転入させてください。」

    Y!「はい。どちらの機種になさいますか?」

    (Y!:私の目の前に、スマホのパンフを開こうとする。)

    「いや・・・、スマホじゃなくて・・・PHSです。しかも持ち込みでお願いします。」

    (私:バッグから古びた端末を取り出す。)

    Y!「ニコ(機種名)ですか。これにはMNPできません。」

    (見た瞬間に約10年前の機種であるnicoを言い当て、さらにそれがMNP可能なのかが頭に入っている。この店員さんは期待大!)

    「1ヶ月前にnicoと、このW-SIMで契約したので、できると思うのですが。」

    Y!「本当ですか!?」

    「はい。ここのお店で契約しました。」

    Y!「うーん、まずはやってみましょうか。センターに問い合わせてみます。」

    「センターには聞かないで欲しいのですが・・・。仮にセンターにできないと回答されても信用できません。」

    Y!「(^_^;) ショップ専用のセンターなので大丈夫です。」

    (センターに問い合わせつつ、作業をする店員さん。しばらくして・・・)

    Y!「申し訳ございません。やはりできません。新規契約ではnicoとW-SIMの組み合わせで間違いなく契約可能です。しかしMNPの場合はこちらの4機種のみとなります。」

    (MNP可能な機種が掲載されたパンフレットを見せられる。)


    しかし、このぐらいで諦めるような私ではありません。



    【 MNP可能な機種にMNPしてからW-SIMに機種変 】

    「わかりました。W-SIMへのMNPは諦めます。では、MNP可能な機種にMNPしてから、W-SIMに機種変させてください。」

    Y!「!? わかりました。理屈としてはできるはずです。しかし、できないかもしれません。」

    「曖昧ではなく、はっきりさせてください。」

    Y!「センターに聞いてみます。」

    (結構長いことセンターとやりとりする。)

    Y!「わかりません。申し訳ありません・・・。」

    「店員さんはできると思いますか?センターよりもあなたの方が、遙かに詳しく思えます。」

    Y!「・・・やはり、システム的にはできるはずです。ですが、前例が全くないため、どうしても断定できません。何せ今日からPHSへのMNPが可能になったので・・・」

    「やってみてください。」

    Y!「よろしいのですか?それでは機種はどれになさいますか。」

    「WX12Kでお願いします。」

    Y!「WX12Kには間違いなくMNPできます。しかし、その後、W-SIMに機種変できなかったとしても、以前お使いのキャリアは解約となり、取り返しがつきません。よろしいですか?」

    「OKです。お願いします。」



    【 WX12K(MNP)→ W-SIM(機種変) 】

    Y!「では、まずはWX12KにMNPします。」

    (1つトラブル発生。連絡先とMNPする電話番号とが同一の場合システム的にエラーとなる。違う番号を指定してクリア。)

    Y!「完了です。この端末にお客様の番号が移りました。」

    (さよならドコモ! 16年間ありがとう!)

    Y!「続いてW-SIMへの機種変に移ります。」

    (Y!:専用PCをいじりつつ、センターと電話している。かなり長い。何かを調べてるようだ。)

    Y!「・・・できませんでした。」

    「え?何でですか!?」

    Y!「nicoでは090番号を取り扱えないようです。」

    「それではどの端末であれば取り扱えるのですか?」

    Y!「W-SIM機では無理です。・・・と言うと語弊がありますね。さきの4機種以外では、元が3G携帯であった電話番号を取り扱うことができません。」

    「抜け道は無さそうですか?」

    Y!「そこまで処理を進めてみましたが、システム的に弾かれてしまったため、いかなる方法でも不可能です。元3G携帯の電話番号、090・080をW-SIMに移すことはできません。」

    「わかりました。」


    【 まとめ 】

    ◆3GケータイからY!mobile(PHS)をする場合は限られた4機種にしか転入できません。
  • 「WX12K」
  • 「LIBERIO 2(WX11K)」
  • 「iiro(WX04S)」
  • 「STOLA(301KC)」

    ◆W-SIM機を使いたい場合は、新規契約をする必要があります。

    ◆W-SIMは白ロム(一度も契約したことがないもの)では新規契約も不可です。灰ロム(一度使って解約したもの)の必要があります。(本内容は、記事には書きませんでしたが確認しました。)



    【 参考 】

    ◆MNPにかかる参考価格
    以下、私が「WX12K」にMNPした際の料金を掲載します。

    <WX12KにMNP>
    機種代金:47,412円
    割賦:1,008円×36回

    分割払いの場合は3年縛りで以下のとおりです。

    [副回線]
    機種代:1317円(機種代)-1008円(ダブルバリューセレクト[割賦])→ 309円×36回=11,124円

    月額維持費:0円(基本使用料)+1620円(スーパーだれとでも定額)+309円(端末代)=1929円(税込)


    なお、機種代金は一括で支払うことも可能ですが、副回線として使用した場合は0円以下の支払いとなる場合があり、分割のほうが失敗は少ないと思います。

    ◆PHSの通信速度について
    WX12KのBluetoothテザリングを利用して、スマホからスピードテストをかけてみました。

    その結果、UP,DLともに概ね250~300kbps程度の速度です。
    しかしPING値が1200~1300ms程度と激遅です。

    ファイルのDLなどはまずまずの速度で行えます。
    しかし、この応答速度ではWEB閲覧にはストレスを感じるかもしれません。



    【 感想・あとがき 】

    予定外、想定外・・・。
    数ヶ月前から綿密な計画を立てていたのですが、パーになってしまいました。

    幾分、まだ混乱中です。
    まさか、WX12Kが私のメイン機種になろうとは思ってもみませんでした。

    と言うことで、しばらく素のままのY!mobile(PHS)で遊んでみたいと思います。
    どちらにせよ、ドコモは転出する予定だったので、良い勉強になりました。


    MNPの手続きを進めている最中、店員さんに『できるかどうか、やってみるまでわからない』なんて言われてしまった時には、もう変な汗が出て来るぐらいのトキメキを感じました。
    Y!mobileに胸キュンです。

    そして、一日経った今でも、トキメキ感と「これからどうしよう感」が途絶えません。
    まさに「トキメキ感」と「脱力感」とのコラボレーション。
    きっと、今の私はキラキラ輝いているはずです。変な汗で。

    久しぶりにケータイに関してスリリングな一時を味わえました。満足です♪
  • 2014年7月28日月曜日

    データ契約SIMでキャリア通話をする(ドコモの携帯をAsteriskに収容した)

    「ひかり電話を持ち歩く」というのは良く聞く話ですが、同じ理屈でドコモの携帯を使えるようにしてみました。
    これで、データ契約のみのMVNOでも、家に置きっぱなしにしたケータイで発着信できます。
    なお、これはIP電話ではないので、相手にはケータイの電話番号が通知されます。

    これで煩わしい2台持ちから開放されるはずです。
    (私は2台持ちが好きなので、これが完成しても2台持ちを続けますが。)




    これを安価に実現するために「Gempro GP-712」というVoIP Gatewayを使用しました。
    (「GP-712」はBluetooth接続でケータイとVoIPを中継する機械です。)

    今回は、この「GP-712」とドコモのケータイを接続した際の、音質及び遅延時間を検証してみました。



    【3G VoIP Gateway】

    ドコモなどのキャリア回線を、データ回線で使えるよう橋渡しをしてくれる機器を「3G VoIP Gateway」と言います。
    この橋渡しにより、データ回線からもキャリアの電話回線網が使えるようになります。

    しかし、これらの機器は、数十万円という価格設定がされており、とても個人では入手できません。
    そこで、他になにか良いものがないか探してみたところ、ケータイのBluetooth通信を介すことにより、「3G VoIP Gateway」を安価に実現した製品がありました。

    それがGempro社の「GP-71x」という機器です。
    今回はこれを海外から取り寄せて検証してみました。



    【Gempro GP-71x】

    これは使ってみるまで、その動作原理がわかりませんでした。

    「GP-71x」が、Bluetoothでケータイと接続することはわかります。
    しかし、その後がわかりません。一体どうすればこれがVoIPに変換されるのか・・・。

    理屈はこうでした。
    1. 「GP-71x」が他のSIPサーバ(Asteriskなど)にレジストします。
    2. 1により「GP-71x」はSIPクライアントとして動作します。
    3. ケータイに着信があると、BTを介し「GP-71x」が指定された電話番号に転送します。
    4. 転送された先(MVNOなど)でケータイの着信を受話できます。
    なお、発着信ともに番号通知は問題なしです。
    転送先にも相手先にも、意図した電話番号が通知されます。



    【検証結果】

    検証は以下のように接続して行いました。

    <SH-05E>(音声契約)
    Bluetooth
    <GP-712>
    LAN(Wi-Fi)
    <L-01F>(データ契約)


    この状態で、他のケータイ(SH-07D)から、SH-05E(音声契約)に電話をかけて、それをL-01F(データ契約)で受話します。

    これでSH-07DからL-01Fまでの、遅延時間とSH-07Dが聞こえる音質を検証します。
    いつもはFusionの留守電で検証するのですが、今回は接続方法が異なるため、SH-07Dで直に音声を録音しました。


    音声データはいつもどおり、これを使わせてもらいました。
    <音声の元データ>



    ◆スピーカの音をすべて拾ってしまったデータ(プルルルル・・・から始まります。)


    ◆音を拾わないよう少し離して、布団で包んだとき


    ◆なおもスピーカ音を拾うので、スマホを冷蔵庫に入れて蓋閉めた!



    ◆遅延時間:472ms


    【考察】

    今回は音量調整をデフォルトで検証しているためか、音量が非常に小さいのですが、これは「GP-712」のGain値でいくらでも調整可能です。
    しかし、音量の問題ではなく「音質」が悪いです。非常にノイジーです。

    遅延時間は472msと、まずまず良好な結果を示しているだけに、この音質の悪さは非常にもったいない結果です。
    音量を上げれば実用できなくもないと思いますが、明らかに音質が低下していることが相手にも伝わると思います。

    ・・・と、散々な考察をしてきましたが、実際、検証中にケータイから聞こえる生音は以外と聞き取りやすかったです。
    音質が悪いことは決定的ですが、話している内容を間違うほど聞き取りにくいわけではありませんでした。

    なお、冷蔵庫に入れてまでもスピーカ音を拾うとは思えないので、スピーカ音と思っていたものは、きっとエコーであると想像できます。



    【全然違った・・・! その後の考察】

    上の考察を書き終えた後で、音量を上げて試してみました。
    その際に気付きました。

    ノイズの原因はBluetoothでした。


    何気なく、BT通信をしているケータイを持ったまま「GP-712」に近づいたところ・・・。
    なんとなく、ノイズが減った気がします。

    「あれ?」と思い、もっと近づきます。ノイズが更に減ります。

    「GP-712」の上に乗せてみます。
    「なんですと!?」

    今まで大雨が降っているようなノイズが常時聞こえていたのですが、全て消えました。
    非常にきれいな音質です。

    また、「GP-712」の設定から「Volume」と「Mic Gain」を上げてみたところ、音量も非常に大きくなりました。
    それなのに、音割れすることもありません。エコーもありません。


    これならば、十分実用範囲内です。
    (現在、録音環境がなく、実際の音質を録音できませんでした。)

    VoLTEであれば、さらに遅延時間も少なくなり、より高音質となります。
    VoLTE対応端末を入手したら、さらなる検証を行いたいと思います。

    なお、発信時にPrefixerから自動的に0063などを付加することもできましたが、遅延時間はその分増加しました。

    2014年6月24日火曜日

    「HT702」で「転送ボーイ」を利用する(失敗)

    HT702(Grandstream Handy Tone-702)には、FXSポート(電話取付口)が2つ付いています。
    このポート1の着信を、ポート2にそのまま転送できないかを考えます。

    具体的には、これで「ブラステル(050)」にあった着信を、「FUSION IP-Phone SMART」に転送します。
    これを実現することによって、無料でブラステルに留守電と不在着信通知を付加します。




    この実現には「転送ボーイ」と言う機器を用います。
    これのネーミングセンスには敢えて触れませんが、「転送ボーイ」は非常に高機能です。


    【HT702と転送ボーイ】

    「HT702」はIP電話を一般の家庭用電話機で使えるようにするためのATA(※)です。

    ※ATA(Wikiより)
    アナログの電話機をデジタルやVoIPベースのネットワークなどの電話網に接続するための装置である。IP電話アダプタ、VoIPアダプタとも呼ばれる。


    「転送ボーイ」とは2つの電話番号間で転送したり、バイパスしたり、外出先から自宅の電話番号で発信したり、などなど、様々なことがハードウェアで実現できる機器になります。



    【機器の接続】

    下図のようにHT702と転送ボーイを接続します。


    ※ この接続方法が失敗の基なので、真似しないでください。



    【実験】

    ポート1に設定したブラステルに電話をかけ、ポート2に設定したFusionが着信するかをテストします。
    以下のようになることを想定しています。(していました・・・。)

    携帯電話(発信)
     ↓
    ブラステルサーバ
     ↓
    HT702(ポート1:ブラステル):着信
     ↓
    転送ボーイ<IN>
     ↓<内部転送>
    転送ボーイ<OUT>
     ↓
    HT702(ポート2:Fusion)
     ↓
    Fusionサーバ(着信)
     ↓
    留守電


    手順どおり、まずは携帯からブラステルに発信します。
    この時点で「プルルル・・・」と言う発呼音が鳴っています。
    しかし、これではすでに実験失敗です。

    使用した転送ボーイは、ディレイなしで即時転送される設定にしています。
    本来であれば、即時にFusionに接続され、留守電につながるはずです。

    転送ボーイの設定を見直します。・・・が、間違いはなさそうです。
    単純なアカウントの設定ミスを考え、HT702の設定を見直します。
    しかし、なぜかHT702の設定画面に入れません。

    「???」と思いながらも、IPアドレスが変わったのかと、電話器側からIPアドレスの確認を行うため、受話器を上げます。
    普通、受話器を上げると「ツーーー」という音がするはずですが、受話器からは何も聞こえません。無音です。

    「んん?あれ??」良くわからないまま、偶然にもハブでも壊れたのかと思い、HT702をルータに直接接続します。
    そして受話器を上げるも無音のままです。

    HT702のIPアドレスを確認すべく、DOS窓から「arp -a」コマンドを打ち込みます。
    HT702には、しっかりとIPアドレスが割り振られています。
    しかし、そのIPアドレスで設定画面に入れません。

    仕方がないので、HT702のリセットボタン長押しで、工場出荷状態に戻します。

    気を取り直して再度HT702にアクセス。
    しかし、設定画面に入れません・・・。

    ここでようやく、HT702が何かおかしいことに気付きます。
    本来、付くべきLEDも点灯していません。

    そして、長いこと忘れていた、電話線についての知識がよみがえります。
    「そういえば電話回線って、極性とか電圧とかあったような・・・」



    【結論】

    それから、「HT702」が復活することはありませんでした。
    多分、アナログ回線用の電圧が転送ボーイから出力され、IP回線専用であるHT702が損傷したものと思われます。

    しかし、このままイエデンが使えない状態は非常に不便なため、即アマゾンにて当日発送のHT702を購入しました。

    実験は失敗です。(;_;)



    【最後の難関】

    こんなことぐらいで落ち込んでいられません。まだ最大の難関が残っています。
    イエデンが使えなくなったことを、妻に説明しなければなりません。


    (妻に状況説明プラス謝罪)

    (私の言っている内容が理解できずに、イライラしているのが感じ取れる。)

    (これは、非常にまずい!)


    「ちゃんと動いてる機械をなんでいじったの?」
    「い、いや・・・、それはその、ぶ、ぶ、ぶらすてる・・・?」
    「・・・・」
    「・・・・・」
    「一応、これでも真剣でございます。」
    「・・・あんたが弄んなきゃ壊れなかったんでしょ?」
    「はい・・・。」
    「何で壊したの!?」
    「いや・・・、ふしゅ、ふ、ふ、ふゅーじょん・・・?」
    「・・・・・」
    「・・・ごめんなさい。」


    極性や電圧に注意して、同じことを検証すればうまくいくかもしれません。
    しかし、「HT702」+「転送ボーイ」の実験はここで一時中止します。

    もし、実験を継続し、再度HT702が壊れようものなら、妻によって私が転送させられます。

    2014年5月30日金曜日

    ブラステル(050)に留守電や着信通知を付加する方法

    ブラステル(050)には留守電や着信通知がありません。
    また、不在着信を転送する機能もありません。

    これらを実現するためには、AsteriskでソフトPBX(Linuxサーバ)を構築する必要があります。

    しかし、Asteriskは普通の人には敷居が高すぎます。
    私にはAsteriskを構築できるような、高度な技術がありません。




    そこで難しいことは一切せずに、ブラステルに留守電と着信通知を付加する方法を紹介します。
    なお、転送機能はブラステルの不思議な仕様を利用することでクリアします。



    【ブラステルについて】

    ブラステルは月額無料で利用でき、音声品質も最高クラスです。
    さらに、他の競合するIP電話サービスに比べ、通話料も安く設定されています。

    しかし、ブラステルが提供するサービスは純然たる電話機能のみです。
    「FUSION IP-Phone SMART」にあるような留守電や着信通知などのオプションは一切ありません。

    ブラステルはオプションなどを一切付けない代わりに、最高品質と最安値を維持しています。
    ある意味、これはこれで好感が持てます。

    ・・・とは言いつつも、やはり留守電と着信通知は欲しいです。
    さらに転送機能もあれば、言うことなしです。



    【ブラステルの多重着信機能】

    ブラステルは多重着信が可能です。
    これが冒頭に言った「ブラステルの不思議な仕様」です。

    通常のIP電話サービスは、複数のスマホに同一アカウントを登録した状態で、その番号に着信があると、一番最後に登録したスマホのみが鳴動します。

    ところが、ブラステルは違います。
    複数のスマホに登録すると、登録したスマホすべてが一斉に鳴動します。
    そのうちのどれか1台で受話すると、その他の鳴動が止まります。

    このように、ブラステルは同一アカウントで、複数のSIPクライアントを同時にレジストできます。

    これを起点として、ブラステルで「着信転送」・「着信通知」・「留守電」を実現します。



    【ブラステルに「着信転送」機能を付ける】

    実はブラステルには着信転送機能を付ける必要がありません。

    前述のとおり、複数台のスマホにレジストできることから、転送したい先(スマホ)にもブラステルを登録しておけば、同時に着信します。
    これで、転送する必要もなく受話可能です。

    (もっと高度な着信転送は、別記事として掲載予定です。)



    【ブラステルに「着信通知」と「留守電」を付ける】

    ◆ 概要

    ブラステルに「着信通知」と「留守電」を付けるためには、どうしてもAsteriskのようなPBX(回線切替機)が必要になります。

    しかし、Asterisk構築は、PC(Linux)に精通していないと難しすぎます。
    また、それ専用にPCを1台用意しなければなりませんし、そのPCを常時稼働させるための電気代もかかります。

    そこで、Asteriskが担う仕事を、スマホのアプリ及びWEBサービスで実現します。

    分かりやすくいうと、スマホを「PBXもどき」として、サーバ化します。
    スマホであれば、超省電力のため、常時稼働サーバとしてこれ以上のものはありません。

    具体的には、留守電機能のあるSIPクライアントを使い、着信や留守電を検知したら、その音声データを外部WEBサービスと同期し、同時にそれをメールで通知します。




    ◆ 準備

  • 使っていないスマホ(Android):1台
  • 通信のできる回線(SIMなしWi-Fi接続可)

    もし、余っているスマホがない場合は、型落ちの安いスマホを入手します。
    → アマゾンの白ロム検索ページ


    ◆ 必要なアプリ及びWEBサービス

  • AGEphone
  • IFTTT
  • Dropsync
  • Dropbox(WEBサービス)
  • Gmail(WEBサービス)



    ◆ 手順

    【1】 WEBサービスに登録する。(PCからでOK)
    まずはDropboxを登録します。
    無料で2GBの容量がもらえます。留守電データの保存用としては十分な容量です。
    さらに、(私の紹介という形で)このリンクから登録して頂くと、双方に500MB分追加されます。

    Doropboxサービスにログインし、Dropboxの直下に「Public」という名前でフォルダを作成します。

    さらに「Public」以下に、留守電データを保存するフォルダとして「Message」を作成します。

    (Gmailは既に登録してあるものとして割愛します。)

    【2】 各種アプリをインストールする。(スマホサーバ側)
  • AGEphone
  • Dropsync
  • IFTTT

    【3】 アプリの設定をする。(スマホサーバ側)

  • AGEphoneにブラステルのSIPアカウントを登録します。
     → コーデックは必ず「GSM」のみとしてください。(これ以外は正常に動作しません。)
     → 電源の管理で「スリープ状態での動作を維持する(WiFiは運用次第)」にチェックします。

  • Dropsyncの同期を以下フォルダに設定し、同期方法を『双方向』とします。
    (同期を「双方向」とすることで、スマホサーバ側の留守電の消去も簡単に行えるようになります。)

    スマホ側:/mnt/sdcard/AGEphone
    Dropbox側:/Public/Message

    「自動同期の間隔」を、最速の『5分』にします。
    「バッテリーの残量が~%の時のみ同期する」を『0%』にします。

  • IFTTTの設定をします。
    (IFTTTも簡単な設定だけで利用できます。)

    まずは「着信通知」を設定します。

    右上の「すり鉢(?)」のようなアイコンを押します。



    右上の「+」を押します。



    Start here!と書いてある「+」の部分を押します。


    「Android Phone Call」を選び「Any phone call missed」と進みます。



    続いて右側の「+」を押します。



    「Gmail」を選び「Send an email」と進みます。



    To addressに送信先のメールアドレスを入力します。



    後は「Continue」→「Finish」と押せば、「着信通知メール送信レシピ」完成です。


    続いて「留守電」を設定します。

    「Dropbox」を選び、「New file in your Public folder」と進みます。



    Subfolder nameに「Message」と入力して、NEXTを押します。



    あとは先ほどと同様に
    「Gmail」を選び「Send an email」と進みます。
    To addressに送信先のメールアドレスを入力します。
    「Continue」→「Finish」と押して「留守録メール送信レシピ」完成です。


    【4】 ブラステルにスマホサーバを優先的に認識させる。

    続いて、ブラステルにスマホサーバを単独で認識させます。
    理由は明らかではありませんが、この作業を行うことでスマホサーバがブラステル側に正常に認識されます。
    (この作業を行わないと、留守電機能が正常に使えません。)

    やり方は簡単で、まずはすべての機器をブラステルから切断します。
    (スマホならSIPクライアントの終了、ATAならLANケーブルを外すなど。)

    その状態で、スマホサーバを単独で起動します。
    (これで、ブラステルに接続されている機器はスマホサーバのみとなります。)

    続いて、スマホサーバ以外の機器を順にブラステルに接続します。



    【スマホサーバの動作確認】

    ブラステルに電話をかけてみます。


    AGEphoneが着信したことを確認後、電話を切ります。
     ↓
    着信通知メールがGmailに送られます。
    なお、この通知メールはスマホサーバ側の電話帳データを参照して、番号だけでなく名前も表示されます。
    (電話帳データを同期しておくと便利です。)


    AGEphoneが着信し留守電に切替ったら、音声を吹込み、電話を切ります。
     ↓
    まずは着信通知メールがGmailに送られます。
    その後、(1~3分後ぐらい)留守電メールがGmailに届きます。
    なお、留守電は1クリックで聞ける状態となっています。


    あとは、スマホサーバのWiFi接続が切れない設定とし(WiFi接続の場合)、充電ケーブルを繋げて放っておくだけです。

    ※ AGEphoneの留守電切替時間は適宜変更してください。
    ※ IFTTTの実行通知が煩わしい場合は、レシピの編集から「Receive notifications when this Recipe runs」をOFFにしてください。



    【まとめ・感想】

    この方法でブラステルに留守電と着信通知を付加できました。
    Asteriskと同等とは言えませんが、ブラステル専用のPBXとしては必要十分な機能ではないでしょうか。

    そもそも私はブラステルのためだけに、Asteriskを構築するつもりでしたので、これで十分です。
    (PBXを構築するつもりでCubox-i2を購入してしまったのですが・・・。)


    実運用の際に気を付けることは、以下の3点です。
  • Wi-Fi接続の維持
  • 必要最小限の構成
  • アプリの自動更新OFF

    機種によっては端末のスリープ後しばらくすると、Wi-Fiが切断されてしまうものがあります。
    こう言った機種においては、Wi-Fi接続を維持するアプリ(「Wi-Fi Keep Alive」など)を導入する必要があります。

    また、サーバ化するスマホには不要なアプリのインストールは避けるべきです。
    基本的に変なアプリさえ入れていなければ、Androidは非常に安定しています。
    必要最小限の構成とすることで、低スペック機でも安定動作してくれます。
    (私の場合、サーバはP-06Dとし、不要なアプリはすべてアンインストール・無効化しました。)

    なお、アプリの自動更新はOFFにしておいた方が良いです。
    これは、留守録中のアプリの再起動と、更新による新たなバグの発生を防ぐためです。
    (スマホとは言え、サーバの更新は手動で行うべきです。)


    今回、ここに至るまでに幾度となく諦めかけましたが、やっと完成です。
    しばらく実運用をして、安定性などを確認したいと思います。



    ◆【2014年6月3日 追記】

    外線からの着信に必ず失敗します。
    ブラステルからの着信では想定どおりの動作をしますが、その他の着信がすべて1コールで切れてしまいます。
    その状態でAGEphoneは鳴動し続けている状態です。(フリーズして終了できない状態)

    最初はAGEphoneの問題かと思いましたが、そうではないようです。
    ベータ版のAGEphoneでも同様の症状を確認しました。
    さらに、他スマホでも試しましたが同様の症状です。

    なぜ、AGEphoneの問題ではないと思ったかは、複数レジストしていないブラステルアカウントで同試験を行ったところ、問題なく動作したためです。

    これは、環境固有の問題かもしれませんが、もし、同症状が発生する方は教えて頂けると嬉しいです。
    「正常に使えた」という報告はさらに嬉しいです。

    以下私の環境です。
  • HT702(ATA) → 主ブラステル使用環境(イエデン)
  • P-06D → 留守電用スマホサーバ


    ◆【2014年6月6日 追記】

    以下の、2点を実行することで、1コールで切断される問題を解決できました。
  • 使用コーデックを「GSM」のみとする。
  • スマホサーバを一度、単独でブラステルサーバに登録する。

    上記については、記事本文も追記・修正しました。

    当初、スマホ機種の固有問題かとも思われましたが、そうではありませんでした。
    きっとこれで、どの機種でも動作させることが出来ると思います。
    なお、一度単独でブラステルサーバに認識させた機器は、次からは他機器より遅いレジストとなっても正常に動作します。

    皆様から多数の動作報告・不動作報告、及び検証データを頂いたおかげで、この結論に至れました。
    ありがとうございました!m(__)m

    このまま、しばらく安定性などを確認したいと思います。
    何かありましたら些細な事でもご報告頂けると助かります。


    ◆【2014年6月9日 追記】
    AGEphoneで「スリープ状態での動作を維持する」にチェックを追記しました。
    これにチェックしないと、スリープ状態で着信を取り逃すことがあります。
  • 2014年4月13日日曜日

    スマホをPCの代わりとして利用する

    最近、出張で新幹線の利用が増えてきたため、ノートPCが欲しくなりました。
    しかし、ノートPCはかさばるし、重いし、出張中など特に持ち歩きたくありません。(矛盾)

    そこで携帯性を重視し、7~10インチタブレットも考えました。
    しかし、操作性はPCに比べて大きく劣り、また、中途半端な大きさに、結局は納得ができませんでした。

    ・・・非常にジレンマです。




    そこで、ノートPCとタブレットの悪いところではなく、優れているところを考えました。
  • ノートPC ・・・ キーボードとマウス操作による快適な操作性。
  • タブレット ・・・ キーボードとマウスが無いことによる携帯性。

    おもいきり、相反しています・・・。これでは、どちらか一方に決められるはずがありません。
    ですが、画面の大きさは意外と気にならないことがわかりました。

    それでは、ノートPCでもタブレットでもなく、「いつも持ち歩いているスマホ」にキーボードとマウスをつけたらどうだろう・・・?



    【スマホにキーボードとマウスを接続する】

    そもそも、WEBブラウジング程度であれば、スマホだけでもそれなりに快適です。
    キーボードが欲しくなる時というのは、当然、文章入力時です。

    意識してみるとわかるのですが、文章入力に大きな画面は必要ありません。
    文章入力中の視線は、入力している該当文章部分に集中するため、スマホ程度の画面の大きさ(5インチ程度)があれば十分です。

    つまり、普段持ち歩いているスマホで、スムーズな文章入力ができるのであれば、先ほどのジレンマがなくなります。

    そこで発想の転換です。
    携帯性に優れたキーボードを持ち歩き、必要なときだけそれをスマホに接続して、文章を入力します。
    なお、マウスはなくても良いのですが、有ると無いとでは操作性に随分と差が出るので、マウスもセットで考えます。

    超小型PCの出来上がりです。



    【スマホに適したキーボードを探す】

    小さなキーボードは携帯性には優れるのですが、タイピングしづらくなります。
    これでは本末転倒です。

    そこで、単純に小さいだけのキーボードは避け、キーピッチは大きなものを選びます。
    しかし、それでいて携帯性は損なわれないものを選択します。
    接続方式は当然Bluetoothです。

    すると、選択肢は「折りたたみ式のキーボード」か、「スライド式のキーボード」に絞られます。
    「折りたたみ式」や「スライド式」のキーボードにはいくつか候補があったのですが、その仕様及び先人のレビューにより、以下の2択で決定です。
    (2択と言ってもAndroidとiPhoneとでそれぞれ1機種のため、実質1択です。)


    ■Android用
    リュウド 折りたたみ式キーボード 「RBK-3000BT」 (Bluetooth) Android/Windows対応

    ■iPhone用
    リュウド 折りたたみ式キーボード 「RBK-3200BTi」 (Bluetooth) iPhone/iPad対応



    【スマホに適したマウスを探す】

    マウスについてはかなり個人の趣向が出ると思います。
    以下は最後まで迷った4機種です。

    マウスは人とPCを繋げる、数少ない入力デバイスです。
    結局私は安価な製品(M-BL3BBBK)を選びましたが、モバイルがメインになっているような人は、コストよりも自分に適した製品を選択した方が良いと思います。

    ※ iOSはマウスが使えないため、これはAndroid限定です。


    ◆小型マウス(Bluetooth)


    ELECOM Bluetooth3.0マウス BlueLED 3ボタン コンパクト 収納ポーチ付き ブラック M-BL3BBBK

    SANWA SUPPLY 超小型ブルートゥースレーザーマウス ブラック MA-BTLS21BK

    マイクロソフト ブルートラック ブルートゥース マウス Wedge Touch Mouse 3LR-00008

    LOGICOOL ウルトラスリム タッチマウス ブラック T630BK



    【スマホをTV画面に映す】

    ある意味、本記事で最も言いたいことが、これかも知れません。
    スマホを超小型PCとしてモバイル用途に活用しつつ、自宅や出張先のホテルではデスクトップPCとして利用します。

    最近のホテルには、必ずと言っていいほど、部屋に液晶TVが付いています。

    これにスマホを接続し、モニタの代わりとします。
    入力デバイスは先ほどのキーボードとマウスです。

    これだけで大画面PCとして利用できます。

    なお、TVに繋げる方法は大きく分けて2パターンあります。
    無線で繋げるか、有線で繋げるか、です。

    無線接続の場合は「Chrome Cast」のように、ミラキャストに対応した受信機を使います。
    有線接続は言葉のとおり、スマホとTVとをケーブルで接続します。

    私は有線接続を選びました。
    その理由は以下のとおりです。
  • マウス・キーボードが無線のため、スマホとTVの接続まで無線にする必要がない。
  • 無線接続はその仕様上、画質が劣化する。
  • 無線ではすべてのシーンをTVに映せるわけではない。

    なお、スマホとTVを有線で接続するためには、HDMIケーブルを使用します。これには以下の3種類の規格があります。
    ケーブル購入前に自分のスマホがどの規格に対応しているのかを確認しておく必要があります。
  • SlimPort
  • MHL
  • HDMI

    SlimPort及びMHL対応製品を選ぶ場合は、別途HDMIケーブルが必要になります。
    そのため、HDMIケーブルとセットで販売されているものか、製品自体がHDMIコネクタと一体となっているものを選ぶとより安価になります。

    以下にその一例を掲載します。

    ◆SlimPort対応製品


    LinkS 6 Feet Slimport (MyDP) Micro USB to HDMI Male to Male cable and with 6 Feet USB Charging cable in Black

    SLIMPORT mircoUSB アダプタ +HDMI Adapter for Google Nexus 4 & 5 / Google Nexus 7 (2013) TABLET

    Nexus対応 SlimPort to HDMI 変換アダプタ 【Nexus7(2013動作確認済】 〔添付品 : HDMIケーブル・充電用ケーブル〕



    ◆MHL対応製品


    ELECOM MHL変換ケーブル 1m ブラック MPA-MHLHD10BK

    HORIC MHL-HDMI変換ケーブル シルバー 2m USBマイクロBメス MHL20-172MC

    【KanaaN】 MHL HDTVアダプター | MHL Micro-USB HDMIオス アダプター 2 m; RCP搭載; HDCPサポート;解像度1080p HD


    ◆HDMIケーブル

    これは、多量にあるためアマゾンのおすすめをそのまま掲載します。
  • MicroHDMI⇔HDMIケーブル



    これらのケーブルでスマホをTVに接続すれば、もうそれだけでスマホの画面がTVに映ります。
    細かい設定などは何もいりません。

    また、キーボードとマウスもBluetoothで接続するだけです。
    マウス接続と同時に、画面上にマウスポインタが出現します。(初期設定では、左クリックが「タップ」、右クリックが「戻る」として動作します。)
    キーボードは、ソフトキーを表示させない設定にした方が、使い勝手が良いです。



    【まとめ・感想】

    自宅でこれを試したとき、スマホの画面が映った液晶TVを見つめながら、「もうPCいらないじゃん」と本気で思いました。
    これをPCモニタに出力すれば、さらに鮮明な映像となります。(PC向けの画質)

    スマホのPC化計画は、元々モバイル用途を主として考えていましたが、そういう小さな枠で括れるものではなさそうです。

    Androidであれば、無数のアプリ(OSを含め)が、ほぼすべて無料で提供されています。
    いまや、ワードやエクセルといったビジネス文書もAndroidで作成できます。

    様々な角度から見れば、Windows PCなどの専用機にはもちろん敵いません。
    しかし、WEBブラウジングや動画・音楽鑑賞、文書作成などは、PCと遜色ない性能を発揮してくれます。

    また、利用するデバイスが1つのため、様々な使用環境においても、よりシームレスな運用ができます。

  • 家ではPCモニタに繋げてデスクトップPCとして
  • 外ではそのままスマホとして
  • 出張時はノートPCとして
  • ホテルでは液晶TVに繋げて即席PCとして

    これからは、こんなスタイルも標準になっていくのではないかと思います。