2014年8月17日日曜日

ジャパンSIMの通話料を「15円/分」にする方法

カケホーダイが標準化されていく中、「通話なんてそんなにしないよ」という人もたくさんいると思います。(私もそのうちの一人です。)
ほとんど通話なんてしないのに、なぜ2700円も支払わなければならないのでしょうか。

さらに、ドコモなどのキャリアの契約には、パケット料金がセットになっており、スマホを維持するだけで必ず1万円程度はかかってしまいます。




そこで、カケホーダイが不要な人向けに、月額維持費は0円で、さらに通話料も格安にする方法を紹介します。
なお、ネットの利用にMVNOを利用すれば、月額1000円以下で電話もネットも出来る環境が整います。



【 Hanacell社「ジャパンSIMカード」について 】

唐突ですが、「ジャパンSIMカード」について説明します。

まずは「ジャパンSIMカード」公式サイトからの引用です。
日本滞在中、ご家族やご友人、仕事仲間への連絡するとき、あなたはどのようにされていますか? 公衆電話を探して右往左往? それとも、帰国のたびにレンタル?
ジャパンSIMカード1枚あれば、そのような手間とはサヨナラ。日本の空港到着後、携帯電話にジャパンSIMカードを差し込むだけで、すぐに通話やテキスト送信が可能になります♪

「ジャパンSIMカード」は海外出張の多い人や、外国人をターゲットにしたサービスです。
サービス内容については、月額維持費を無料にする代わりに、通話料を超高額にする、というものです。(通話料:約100円/分)

もちろん、発信すれば通話料がかかりますが、着信する分には通話料はかかりません。
これは当前です。

・・・そこで、発信せずに(通話料をかけずに)通話をする方法を考えます。



【 コールバックによる通話 】

以前、「コールバックを利用した格安通話法(携帯⇔携帯:7円/分)」というタイトルで、記事を書いていました。

しかし、それはいくつかの課題を抱えており、実用的ではないと判断していました。
  • 利用には必ずパケット通信が必要
  • 遅延時間が大きいときがある
  • 発信者番号通知が不安定


    今回紹介する通話法も、コールバックによる通話であることにかわりはないのですが、上記問題をすべてクリアしたものになります。

    なお、このコールバック通話には「ネオコムシステム」のサービスを利用します。
    ネオコムシステム株式会社



    【 準備・登録方法 】

    ◆ 1
    ソフトバンクのSIMが使える携帯電話やスマホを用意します。
    (余っているソフトバンクのガラケーやiPhone、SIMロック解除されたドコモ端末など)


    ◆ 2
    Hanacell社「ジャパンSIMカード」を契約します。
    月額費用:無料(6年目から8ドル/年)

    契約はWEBから簡単に行えます。
    住所や名前の記入を英語表記にするところがあるので、迷うとしたらそこだけだと思います。

    <記入例>
    「東京都新宿区西新宿2?8?1 禿庭茸アパート 151号室」に住んでいるとしたら、以下のように記入します。

    住所番地、ストリート:2-8-1 Nishishinjuku
    残りの住所:#151 Hageniwatake-apart
    市:Shinjuku-ku
    国:Japan
    州:Tokyo


    ◆ 3
    ジャパンSIMカードが届いても、まだSIMカードは挿入しません。
    スマホであれば、パケット通信をしないようにデータ通信をOFFにします。
    また、万が一の通信に備え、通信可能なAPNも削除します。
    (パケット通信すると非常に高額になります。)


    ◆ 4
    ジャパンSIMカードをケータイに挿入します。
    ジャパンSIMカードは標準サイズのSIMカードなので、新しいケータイで利用する場合はSIMカットも必要になります。


    ◆ 5
    ネオコムシステムに電話をかけます。
    このサービスは、WEB上からは契約できず、電話で申し込む必要があります。
    なお、料金はSmartpitで支払います。(コンビニ払い)

    電話番号はネオコムシステムのWEBサイト「格安国内電話」に記載されています。

    ※ ジャパンSIMカードを挿入したケータイで電話はせず、他の電話からかけます。(高額なため)

    ネオコムシステムに電話をかけると、受付の人が「ニーハオ!」と言って電話に出ます。
    (私はこのとき、「あぁ、これは中国人向けサービスなんだな」と痛感しました。)

    多少面食らいますが、受付の人はもちろん日本語もペラペラなので問題ありません。
    落ち着いて「コールバックサービスを使いたい」と告げてください。
    あとは受付の人の言うとおり進めていき、ジャパンSIMの電話番号を登録します。

    その後、しばらくするとジャパンSIMケータイにSMSが送られてきます。
    これで登録完了です。

    10分間は無料で通話することができますので、実用性の検証などを行うと良いです。



    【 発信方法 】

    ネオコムシステムのコールバック通話を利用する際は、相手先の電話番号の前に、「003239」を付加する必要があります。

    「003239+相手先電話番号」で発信すると、1,2コール後にすぐ切断されます。(自動)
    その後ジャパンSIMケータイに(非通知で)電話がかかってきますので、それに受話します。
    自分が受話すると、そこから初めて相手先ケータイをコールします。
    相手が受話すれば、いつもどおり「自分⇔相手」の通話ができるようになります。


    しかし、「003239」を一回一回手動で打ち込んでいたら面倒です。
    そこで、ケータイのプレフィックス機能を使います。

    ガラケーでは通常、プレフィックス機能を持っていると思いますので、フレフィックス番号に「003239」を入力して、発信時にそれを利用します。
    (端末によって、使い方は異なります。)

    スマホであれば「Prefixer」を利用します。
    「Prefixer」の利用方法は以下の記事を参考にしてください。
    「Prefixer」の紹介 (「楽天でんわ」や「G-Call」を快適に利用する方法)

    iPhoneは以下の記事を参考にしてください。
    iPhoneでプレフィックスを使う方法(75%対応)



    【 音質の検証結果 】

    このコールバック通話法はIP電話ではないため、通話品質も非常に安定しています。
    しかし、今ままでドコモを使っていた人は、若干音質が低下したように感じるかもしれません。
    (これは、元々のドコモとソフトバンクとの音質差によるものです。)


    [録音環境]
  • 「FUSION IP-Phone SMART」の留守電(128kbps RIFF-WAVE)

    [遅延測定環境]
  • 「ジャパンSIMケータイ(740SC)で音声データを発信してから、携帯電話(SH-07D)でそれを受信する」までのタイムラグの測定


    <音声の元データ>



    <ジャパンSIM+ネオコムシステムによるコールバック通話>



    ■ 遅延時間:448ms



    【 まとめ 】

    検証結果を見て頂くと明らかですが、音質・遅延ともに申し分ありません。
    これで月額維持費が0円にも関わらず、通話料を「18円/分」「15円/分」(※)にすることができます。

    また、発信者番号通知についても国番号(81)などは付加されず、純粋な自分の電話番号が相手に通知されます。(ドコモ宛も問題ありません。)

    ※ 通話料は近々「15円/分」にする予定と、サポートから聞いています。
     (2014/8/19追記 「15円/分」になりました。)


    ここまでは非の打ち所のない「ジャパンSIM+ネオコムシステム」ですが、大きな問題が1つ残っています。
    それは、ジャパンSIMにMNPできないことです。
    また、同様にジャパンSIMから他社にMNPすることもできません。

    現在、これだけが唯一の難点ではありますが、電話番号が変わっても良い人にとっては、これ以上ない最高のサービスと言えます。


    【2014年8月19日 追記】

    昨日、ネオコムシステムより「15円/分」に料金改定したとの連絡がありました。
    それに伴い、記事内の旧価格(18円/分)を修正しました。
  • 2014年7月28日月曜日

    データ契約SIMでキャリア通話をする(ドコモの携帯をAsteriskに収容した)

    「ひかり電話を持ち歩く」というのは良く聞く話ですが、同じ理屈でドコモの携帯を使えるようにしてみました。
    これで、データ契約のみのMVNOでも、家に置きっぱなしにしたケータイで発着信できます。
    なお、これはIP電話ではないので、相手にはケータイの電話番号が通知されます。

    これで煩わしい2台持ちから開放されるはずです。
    (私は2台持ちが好きなので、これが完成しても2台持ちを続けますが。)




    これを安価に実現するために「Gempro GP-712」というVoIP Gatewayを使用しました。
    (「GP-712」はBluetooth接続でケータイとVoIPを中継する機械です。)

    今回は、この「GP-712」とドコモのケータイを接続した際の、音質及び遅延時間を検証してみました。



    【3G VoIP Gateway】

    ドコモなどのキャリア回線を、データ回線で使えるよう橋渡しをしてくれる機器を「3G VoIP Gateway」と言います。
    この橋渡しにより、データ回線からもキャリアの電話回線網が使えるようになります。

    しかし、これらの機器は、数十万円という価格設定がされており、とても個人では入手できません。
    そこで、他になにか良いものがないか探してみたところ、ケータイのBluetooth通信を介すことにより、「3G VoIP Gateway」を安価に実現した製品がありました。

    それがGempro社の「GP-71x」という機器です。
    今回はこれを海外から取り寄せて検証してみました。



    【Gempro GP-71x】

    これは使ってみるまで、その動作原理がわかりませんでした。

    「GP-71x」が、Bluetoothでケータイと接続することはわかります。
    しかし、その後がわかりません。一体どうすればこれがVoIPに変換されるのか・・・。

    理屈はこうでした。
    1. 「GP-71x」が他のSIPサーバ(Asteriskなど)にレジストします。
    2. 1により「GP-71x」はSIPクライアントとして動作します。
    3. ケータイに着信があると、BTを介し「GP-71x」が指定された電話番号に転送します。
    4. 転送された先(MVNOなど)でケータイの着信を受話できます。
    なお、発着信ともに番号通知は問題なしです。
    転送先にも相手先にも、意図した電話番号が通知されます。



    【検証結果】

    検証は以下のように接続して行いました。

    <SH-05E>(音声契約)
    Bluetooth
    <GP-712>
    LAN(Wi-Fi)
    <L-01F>(データ契約)


    この状態で、他のケータイ(SH-07D)から、SH-05E(音声契約)に電話をかけて、それをL-01F(データ契約)で受話します。

    これでSH-07DからL-01Fまでの、遅延時間とSH-07Dが聞こえる音質を検証します。
    いつもはFusionの留守電で検証するのですが、今回は接続方法が異なるため、SH-07Dで直に音声を録音しました。


    音声データはいつもどおり、これを使わせてもらいました。
    <音声の元データ>



    ◆スピーカの音をすべて拾ってしまったデータ(プルルルル・・・から始まります。)


    ◆音を拾わないよう少し離して、布団で包んだとき


    ◆なおもスピーカ音を拾うので、スマホを冷蔵庫に入れて蓋閉めた!



    ◆遅延時間:472ms


    【考察】

    今回は音量調整をデフォルトで検証しているためか、音量が非常に小さいのですが、これは「GP-712」のGain値でいくらでも調整可能です。
    しかし、音量の問題ではなく「音質」が悪いです。非常にノイジーです。

    遅延時間は472msと、まずまず良好な結果を示しているだけに、この音質の悪さは非常にもったいない結果です。
    音量を上げれば実用できなくもないと思いますが、明らかに音質が低下していることが相手にも伝わると思います。

    ・・・と、散々な考察をしてきましたが、実際、検証中にケータイから聞こえる生音は以外と聞き取りやすかったです。
    音質が悪いことは決定的ですが、話している内容を間違うほど聞き取りにくいわけではありませんでした。

    なお、冷蔵庫に入れてまでもスピーカ音を拾うとは思えないので、スピーカ音と思っていたものは、きっとエコーであると想像できます。



    【全然違った・・・! その後の考察】

    上の考察を書き終えた後で、音量を上げて試してみました。
    その際に気付きました。

    ノイズの原因はBluetoothでした。


    何気なく、BT通信をしているケータイを持ったまま「GP-712」に近づいたところ・・・。
    なんとなく、ノイズが減った気がします。

    「あれ?」と思い、もっと近づきます。ノイズが更に減ります。

    「GP-712」の上に乗せてみます。
    「なんですと!?」

    今まで大雨が降っているようなノイズが常時聞こえていたのですが、全て消えました。
    非常にきれいな音質です。

    また、「GP-712」の設定から「Volume」と「Mic Gain」を上げてみたところ、音量も非常に大きくなりました。
    それなのに、音割れすることもありません。エコーもありません。


    これならば、十分実用範囲内です。
    (現在、録音環境がなく、実際の音質を録音できませんでした。)

    VoLTEであれば、さらに遅延時間も少なくなり、より高音質となります。
    VoLTE対応端末を入手したら、さらなる検証を行いたいと思います。

    なお、発信時にPrefixerから自動的に0063などを付加することもできましたが、遅延時間はその分増加しました。

    2014年7月9日水曜日

    UbuntuでAsteriskを構築し「ブラステル」を登録する(CuBox-i2使用)

    イエデン(HT702)を破壊してからここに至るまで、大急ぎでした。(妻が怖い)

    本当はHT702だけを入替えて済ませるつもりだったのですが、新しく購入したHT702は、着信後10秒で切断される現象に悩まされ、結局はAsteriskの構築に至りました。

    (着信後の即切断現象は<「FUSION IP-Phone SMART」や「ブラステル(050)」を固定電話として使う>のコメントで頂いている情報と同様の状況と思われます。)




    今回は、CuBox-i2にインストールしたUbuntuでAsteriskを構築し、ブラステルを使えるようにするまでを紹介します。
    Asteriskの話は、分かる人には簡単、でも、わからない人にはチンプンカンプンな話なので、さらっと流したいと思います。



    【Asteriskのインストール】

  • Asteriskをインストールする。(makeやビルドなどは面倒なので行いません。)
    $ sudo apt-get install asterisk

    途中で「ITU-T Telephone code」を聞かれるので、日本の国番号「81」を指定します。


    ・・・以上でAsteriskのインストール完了!
    これだけで、Ubuntuの起動とともにAsteriskも自動実行されるようになります。

    「Linux = 難しい」と思っていましたが、結構適当な感じで行けそうな気がしてきました(・_・;)



    【設定ファイルの変更】

    設定を変更するファイルは、以下の2つだけです。
  • /etc/asterisk/sip.conf
  • /etc/asterisk/extensions.conf

    「sip.conf」に元々記載されていたデータはすべて消去して、以下設定を記載します。
    (心配な人はオリジナルファイルのバックアップを取っておきます。)


    まずは内線電話が通じるかを確認します。

    <sip.conf>
    [general]
    context=default
    port=5060
    bindaddr=0.0.0.0
    language=ja
    
    [201]
    type=friend
    defaultuser=201
    secret=pass
    canreinvite=no
    host=dynamic
    
    [202]
    type=friend
    defaultuser=202
    secret=pass
    canreinvite=no
    host=dynamic
    
    [203]
    type=friend
    defaultuser=203
    secret=pass
    canreinvite=no
    host=dynamic
    


    <extensions.conf>
    [default]
    
    exten => 201,1,Dial(SIP/201,30,r)
    exten => 201,2,Hangup()
    
    exten => 202,1,Dial(SIP/202,30,r)
    exten => 202,2,Hangup()
    


    この設定を終えたら、スマホを2台用意してAsteriskサーバをレジストします。
    2台のスマホをWi-Fi接続(ローカルネットワーク)とし、CSipSimpleなどのSIPクライアントに、以下SIP情報を登録します。

    [1台目]
    SIPサーバ:192.168.x.yyy(AsteriskサーバのIPアドレス)
    ユーザID:201
    パスワード:pass

    [2台目]
    SIPサーバ:192.168.x.yyy(AsteriskサーバのIPアドレス)
    ユーザID:202
    パスワード:pass


    これで、1台目⇔2台目の発着信及び通話テストを行います。
    電話番号は「201」と「202」です。(ユーザID=内線番号)

    無事に発着信と双方向通話ができることを確認します。

    両耳にスマホを当てながら、ブツブツと独り言を喋りつつ、通話ができる感動でニヤニヤします。
    (この姿は誰にも見られないようにしてください。キケンです。)



    【ブラステルの登録】

    早速、ブラステル050を使えるようにします。
    以下のように設定ファイルを書き換えます。

    <sip.conf>
    [general]
    context=default
    port=5060
    bindaddr=0.0.0.0
    dtmfmode=rfc2833
    language=ja
    
    ; Brastel 050 Free
    register => [ユーザID]@softphone.spc.brastel.ne.jp:[パスワード]:[ユーザID]@softphone.spc.brastel.ne.jp/200
    
    [brastel]
    type=friend
    secret=[パスワード]
    username=[ユーザID]
    fromuser=[ユーザID]
    fromdomain=softphone.spc.brastel.ne.jp
    host=softphone.spc.brastel.ne.jp
    context=default
    insecure=invite
    canreinvite=no
    disallow=all
    allow=ulaw
    allow=gsm
    
    [201]
    type=friend
    defaultuser=201 ;(SIPクライアント1が接続に使うユーザID)
    secret=password ;(SIPクライアント1が接続に使うパスワード)
    canreinvite=no
    host=dynamic
    
    [202]
    type=friend
    defaultuser=202 ;(SIPクライアント2が接続に使うユーザID)
    secret=password ;(SIPクライアント2が接続に使うパスワード)
    canreinvite=no
    host=dynamic
    
    [203]
    type=friend
    defaultuser=203 ;(SIPクライアント3が接続に使うユーザID)
    secret=password ;(SIPクライアント3が接続に使うパスワード)
    canreinvite=no
    host=dynamic
    


    <extensions.conf>
    [default]
    ; incoming call
    exten => 200,1,Dial(SIP/201&SIP/202&SIP/203)
    exten => 200,n,Hangup
    
    ; brastel
    MYNUMBER=05012345678 ;(自分のブラステルの電話番号)
    exten => _0.,1,Set(CALLERID(num)=${MYNUMBER})
    exten => _0.,n,Set(CALLERID(name)=${MYNUMBER})
    exten => _0.,n,Dial(SIP/${EXTEN}@brastel,120,T)
    
    ; naisen
    exten => 201,1,Dial(SIP/201,30,r)
    exten => 201,2,Hangup()
    
    exten => 202,1,Dial(SIP/202,30,r)
    exten => 202,2,Hangup()
    
    exten => 203,1,Dial(SIP/203,30,r)
    exten => 203,2,Hangup()
    


    これで、ブラステルの登録完了です。
    もし、内線番号を増やしたい場合は、同様の記述方法で「sip.conf」と「extensions.conf」に『204』『205』・・・と追記していきます。



    【完成】

    以上で、Asteriskの設定はすべて完了です。
    なお、この設定ではAsteriskは以下のように動作します。
  • 外線着信時は登録したすべての電話が一斉鳴動。
  • 内線通話は201~203で個別に呼び出し、200ですべての内線電話を一斉に呼び出し。
  • 外線発信の制限なし。

    なお、この設定ではセキュリティは一切考慮していません。
    外部(ローカルネットワーク以外)からこのAsteriskを使えるようにするためには、国際通話の禁止やパスワードの強化など、多くのセキュリティ対策を行う必要があります。
  • 2014年6月29日日曜日

    「CuBox-i2」にUbuntuをインストールし、Asteriskを構築する(Ubuntuインストール編)

    「CuBox-i2」にUbuntuをインストールして、それにAsteriskをインストールしました。




    このCuBox-iと同じようなコンセプトの小型PCとしては、「Raspberry Pi」が有名です。
    しかし、CuBox-iの方が圧倒的に小さく、そして格好いいです。

    ここではCuBox-iにUbuntuをインストールするまでを紹介します。



    【CuBox-i】

    CuBox-iはSolidRun社が開発した超小型PCです。
    スペック毎にいくつかのモデルがあり、CPUは1~4コア、GPUは通常モデルか高性能モデルかを選べます。(以下参照)
    もちろんハイスペックなほど、お値段もハイスペックになります(>_<)

  • CuBox-i1
  • CuBox-i2
  • CuBox-i2eX
  • CuBox-i2ultra
  • CuBox-i4pro

    私はLinuxサーバ(IP-PBX)として使うことが目的なので、高性能の必要性はなく「CuBox-i2」を選択しました。(1万円弱)



    【Cubox-i2にLinuxをインストールする】

    Linuxのディストリビューションをどれにするか迷った結果、「ArchLinux」か「Ubuntu」かに絞りました。
    当初はArchLinuxに心が傾いていたのですが、紆余曲折した結果、Ubuntuを採用しました。

    (ArchLinuxはインストール時に間違ってWindowsパーティションを削除してしまい、心が折れました。そして、インストールが簡単なUbuntuの採用に至りました・・・。)

    CuBox-i2にUbuntuをインストールする大まかな手順は以下のとおりです。
    1. 準備(WindowsマシンでMicroSDカードを読み書きできるようにする)
    2. CuBox-i4pro用Ubuntuイメージを入手する。
    3. Win32 Disk ImagerでイメージをMicroSDに書き込む。
    4. Ubuntuが書き込まれたMicroSDをCuBox-iに挿して起動する。
    5. Ubuntuをアップデートする。

    Linuxのインストールは、Gigazineに書かれていたCuBox-i1の記事が非常に参考になりました。
    約5000円と激安の超小型PC「CuBox-i1」でAndroidとLinuxを動かしてみた



    【Cubox-i2にUbuntuをインストールする手順】

    ◆ 1.準備(WindowsマシンでMicroSDカードを読み書きできるようにする)

    <用意するもの>
  • Windowsマシン
  • MicroSDカード
  • MicroSDカードリーダ/ライタ
  • Win32 Disk Imager

    「MicroSDカード」は信頼のおけるブランドを選びます。
    これが理由でトラブルが発生すると、原因の特定に苦労します。

    人それぞれ好みは分かれますが、私は東芝製を選びました。(安価な割になかなか速い)
  • 東芝 microSDHC 32GB Class10 30MB/s


    「MicroSDカードリーダ/ライタ」は、変換アダプタを介すものは面倒なので避けます。
    なお、これは安価なもので構いません。
  • MicroSDカードリーダ価格


    Win32 Disk Imager」をダウンロードしてWindowsマシンにインストールします。
    使い方は・・・、私が説明するよりも「Gigazineの記事」がわかりやすいです。


    ◆ 2.CuBox-i4pro用ubuntuイメージを入手する。

    Solid Run社のページからUbuntuイメージをダウンロードして解凍します。
    http://cubox-i.com/linux-distros-ready-ubuntu-fedora-debian/
    (この中の「Ubuntu (for CuBox-i4pro, the rest of the models will be added soon)」というところ)

    CuBox-i4proモデル専用イメージのように思えますが、CuBox-i2でも使えました。


    ◆ 3.Win32 Disk ImagerでMicroSDに書き込む。
    ◆ 4.Cubox-iに挿して起動する。

    これはGigazineの記事そのままなので割愛します。
    記事内では「Android」と「GeexBox」イメージを使っていますが、それらは使わずに、先ほどダウンロードした「Ubuntu」を使います。

    なお、Ubuntuの初期ユーザ名とパスワードは以下のとおりです。
    ユーザ名:linaro
    パスワード:linaro

    これは必要に応じて変更します。


    ◆ 5.Ubuntuのアップデート。

    インストール直後のUbuntuを最新版にアップデートします。

    ターミナルを起動して、以下コマンドを入力します。
    (Ubuntuマークのアイコン(Dashホーム)をクリックし、検索で terminal と入力する。)


  • パッケージ・リストのアップデートをします。
    $ sudo apt-get update

  • パッケージのアップデートをします。
    $ sudo apt-get upgrade
    (非常に時間がかかる上に、途中でYes/Noを問いかけてくるので、付きっきりです・・・。)

  • vimに関するエラーが出力されるので以下で対処。
    $ sudo rm /var/lib/dpkg/info/vim*.postrm
    $ sudo rm /var/lib/dpkg/info/vim*.postinst
    $ sudo apt-get clean
    $ sudo apt-get install vim

  • Ubuntu12.04へアップグレード
    これは必要に応じて行います。(UpdateManagerアプリ)
    私の目的はUbuntuを使うことではなく、Asteriskを使いたいだけなので、Ubuntu11.10のまま利用しています。



    【おまけ?(CuBox-i2ギャラリー)】

    購入時の箱と明細



    CoBox-iのサイズ(私の手の大きさを参考に)



    MicroSDはこの向きに挿入する。
    引き抜くときは押しても取れない。
    先の尖ったもので引っ掛けて取るしか無い。(iPhoneのSIMトレイに挿すピン?がピッタリだった。)

  • 2014年6月24日火曜日

    「HT702」で「転送ボーイ」を利用する(失敗)

    HT702(Grandstream Handy Tone-702)には、FXSポート(電話取付口)が2つ付いています。
    このポート1の着信を、ポート2にそのまま転送できないかを考えます。

    具体的には、これで「ブラステル(050)」にあった着信を、「FUSION IP-Phone SMART」に転送します。
    これを実現することによって、無料でブラステルに留守電と不在着信通知を付加します。




    この実現には「転送ボーイ」と言う機器を用います。
    これのネーミングセンスには敢えて触れませんが、「転送ボーイ」は非常に高機能です。


    【HT702と転送ボーイ】

    「HT702」はIP電話を一般の家庭用電話機で使えるようにするためのATA(※)です。

    ※ATA(Wikiより)
    アナログの電話機をデジタルやVoIPベースのネットワークなどの電話網に接続するための装置である。IP電話アダプタ、VoIPアダプタとも呼ばれる。


    「転送ボーイ」とは2つの電話番号間で転送したり、バイパスしたり、外出先から自宅の電話番号で発信したり、などなど、様々なことがハードウェアで実現できる機器になります。



    【機器の接続】

    下図のようにHT702と転送ボーイを接続します。


    ※ この接続方法が失敗の基なので、真似しないでください。



    【実験】

    ポート1に設定したブラステルに電話をかけ、ポート2に設定したFusionが着信するかをテストします。
    以下のようになることを想定しています。(していました・・・。)

    携帯電話(発信)
     ↓
    ブラステルサーバ
     ↓
    HT702(ポート1:ブラステル):着信
     ↓
    転送ボーイ<IN>
     ↓<内部転送>
    転送ボーイ<OUT>
     ↓
    HT702(ポート2:Fusion)
     ↓
    Fusionサーバ(着信)
     ↓
    留守電


    手順どおり、まずは携帯からブラステルに発信します。
    この時点で「プルルル・・・」と言う発呼音が鳴っています。
    しかし、これではすでに実験失敗です。

    使用した転送ボーイは、ディレイなしで即時転送される設定にしています。
    本来であれば、即時にFusionに接続され、留守電につながるはずです。

    転送ボーイの設定を見直します。・・・が、間違いはなさそうです。
    単純なアカウントの設定ミスを考え、HT702の設定を見直します。
    しかし、なぜかHT702の設定画面に入れません。

    「???」と思いながらも、IPアドレスが変わったのかと、電話器側からIPアドレスの確認を行うため、受話器を上げます。
    普通、受話器を上げると「ツーーー」という音がするはずですが、受話器からは何も聞こえません。無音です。

    「んん?あれ??」良くわからないまま、偶然にもハブでも壊れたのかと思い、HT702をルータに直接接続します。
    そして受話器を上げるも無音のままです。

    HT702のIPアドレスを確認すべく、DOS窓から「arp -a」コマンドを打ち込みます。
    HT702には、しっかりとIPアドレスが割り振られています。
    しかし、そのIPアドレスで設定画面に入れません。

    仕方がないので、HT702のリセットボタン長押しで、工場出荷状態に戻します。

    気を取り直して再度HT702にアクセス。
    しかし、設定画面に入れません・・・。

    ここでようやく、HT702が何かおかしいことに気付きます。
    本来、付くべきLEDも点灯していません。

    そして、長いこと忘れていた、電話線についての知識がよみがえります。
    「そういえば電話回線って、極性とか電圧とかあったような・・・」



    【結論】

    それから、「HT702」が復活することはありませんでした。
    多分、アナログ回線用の電圧が転送ボーイから出力され、IP回線専用であるHT702が損傷したものと思われます。

    しかし、このままイエデンが使えない状態は非常に不便なため、即アマゾンにて当日発送のHT702を購入しました。

    実験は失敗です。(;_;)



    【最後の難関】

    こんなことぐらいで落ち込んでいられません。まだ最大の難関が残っています。
    イエデンが使えなくなったことを、妻に説明しなければなりません。


    (妻に状況説明プラス謝罪)

    (私の言っている内容が理解できずに、イライラしているのが感じ取れる。)

    (これは、非常にまずい!)


    「ちゃんと動いてる機械をなんでいじったの?」
    「い、いや・・・、それはその、ぶ、ぶ、ぶらすてる・・・?」
    「・・・・」
    「・・・・・」
    「一応、これでも真剣でございます。」
    「・・・あんたが弄んなきゃ壊れなかったんでしょ?」
    「はい・・・。」
    「何で壊したの!?」
    「いや・・・、ふしゅ、ふ、ふ、ふゅーじょん・・・?」
    「・・・・・」
    「・・・ごめんなさい。」


    極性や電圧に注意して、同じことを検証すればうまくいくかもしれません。
    しかし、「HT702」+「転送ボーイ」の実験はここで一時中止します。

    もし、実験を継続し、再度HT702が壊れようものなら、妻によって私が転送させられます。

    2014年6月19日木曜日

    「カケホーダイ」、「スマ放題」の有効利用について(フォーラム)

    ドコモの「カケホーダイ」、ソフトバンクの「スマ放題」を有効利用を目論むフォーラム(掲示板・BBS)です。

    現在の話題(期待)はBitBadOldManさんの提唱する「カケホーダイのシェア」についてでしょうか。


    通常、ブログとは「記事あってのコメント」かと思いますが、ここでは「コメントあっての記事」で試験運用します。
    (何の話題かによって記事を書き換えていきます。)

    IP-PBXの構築について(フォーラム)

    IP-PBX構築についてのフォーラム(掲示板・BBS)です。

    現在の話題は「IPPBX MINI 100-Pro」についてですが、ソフトウェアIP-PBX「Asterisk」に関する話題でも良いと思います。

    通常、ブログとは「記事あってのコメント」かと思いますが、ここでは「コメントあっての記事」で試験運用します。
    (何の話題かによって記事を書き換えていきます。)