2014年6月29日日曜日

「CuBox-i2」にUbuntuをインストールし、Asteriskを構築する(Ubuntuインストール編)

「CuBox-i2」にUbuntuをインストールして、それにAsteriskをインストールしました。




このCuBox-iと同じようなコンセプトの小型PCとしては、「Raspberry Pi」が有名です。
しかし、CuBox-iの方が圧倒的に小さく、そして格好いいです。

ここではCuBox-iにUbuntuをインストールするまでを紹介します。



【CuBox-i】

CuBox-iはSolidRun社が開発した超小型PCです。
スペック毎にいくつかのモデルがあり、CPUは1~4コア、GPUは通常モデルか高性能モデルかを選べます。(以下参照)
もちろんハイスペックなほど、お値段もハイスペックになります(>_<)

  • CuBox-i1
  • CuBox-i2
  • CuBox-i2eX
  • CuBox-i2ultra
  • CuBox-i4pro

    私はLinuxサーバ(IP-PBX)として使うことが目的なので、高性能の必要性はなく「CuBox-i2」を選択しました。(1万円弱)



    【Cubox-i2にLinuxをインストールする】

    Linuxのディストリビューションをどれにするか迷った結果、「ArchLinux」か「Ubuntu」かに絞りました。
    当初はArchLinuxに心が傾いていたのですが、紆余曲折した結果、Ubuntuを採用しました。

    (ArchLinuxはインストール時に間違ってWindowsパーティションを削除してしまい、心が折れました。そして、インストールが簡単なUbuntuの採用に至りました・・・。)

    CuBox-i2にUbuntuをインストールする大まかな手順は以下のとおりです。
    1. 準備(WindowsマシンでMicroSDカードを読み書きできるようにする)
    2. CuBox-i4pro用Ubuntuイメージを入手する。
    3. Win32 Disk ImagerでイメージをMicroSDに書き込む。
    4. Ubuntuが書き込まれたMicroSDをCuBox-iに挿して起動する。
    5. Ubuntuをアップデートする。

    Linuxのインストールは、Gigazineに書かれていたCuBox-i1の記事が非常に参考になりました。
    約5000円と激安の超小型PC「CuBox-i1」でAndroidとLinuxを動かしてみた



    【Cubox-i2にUbuntuをインストールする手順】

    ◆ 1.準備(WindowsマシンでMicroSDカードを読み書きできるようにする)

    <用意するもの>
  • Windowsマシン
  • MicroSDカード
  • MicroSDカードリーダ/ライタ
  • Win32 Disk Imager

    「MicroSDカード」は信頼のおけるブランドを選びます。
    これが理由でトラブルが発生すると、原因の特定に苦労します。

    人それぞれ好みは分かれますが、私は東芝製を選びました。(安価な割になかなか速い)
  • 東芝 microSDHC 32GB Class10 30MB/s


    「MicroSDカードリーダ/ライタ」は、変換アダプタを介すものは面倒なので避けます。
    なお、これは安価なもので構いません。
  • MicroSDカードリーダ価格


    Win32 Disk Imager」をダウンロードしてWindowsマシンにインストールします。
    使い方は・・・、私が説明するよりも「Gigazineの記事」がわかりやすいです。


    ◆ 2.CuBox-i4pro用ubuntuイメージを入手する。

    Solid Run社のページからUbuntuイメージをダウンロードして解凍します。
    http://cubox-i.com/linux-distros-ready-ubuntu-fedora-debian/
    (この中の「Ubuntu (for CuBox-i4pro, the rest of the models will be added soon)」というところ)

    CuBox-i4proモデル専用イメージのように思えますが、CuBox-i2でも使えました。


    ◆ 3.Win32 Disk ImagerでMicroSDに書き込む。
    ◆ 4.Cubox-iに挿して起動する。

    これはGigazineの記事そのままなので割愛します。
    記事内では「Android」と「GeexBox」イメージを使っていますが、それらは使わずに、先ほどダウンロードした「Ubuntu」を使います。

    なお、Ubuntuの初期ユーザ名とパスワードは以下のとおりです。
    ユーザ名:linaro
    パスワード:linaro

    これは必要に応じて変更します。


    ◆ 5.Ubuntuのアップデート。

    インストール直後のUbuntuを最新版にアップデートします。

    ターミナルを起動して、以下コマンドを入力します。
    (Ubuntuマークのアイコン(Dashホーム)をクリックし、検索で terminal と入力する。)


  • パッケージ・リストのアップデートをします。
    $ sudo apt-get update

  • パッケージのアップデートをします。
    $ sudo apt-get upgrade
    (非常に時間がかかる上に、途中でYes/Noを問いかけてくるので、付きっきりです・・・。)

  • vimに関するエラーが出力されるので以下で対処。
    $ sudo rm /var/lib/dpkg/info/vim*.postrm
    $ sudo rm /var/lib/dpkg/info/vim*.postinst
    $ sudo apt-get clean
    $ sudo apt-get install vim

  • Ubuntu12.04へアップグレード
    これは必要に応じて行います。(UpdateManagerアプリ)
    私の目的はUbuntuを使うことではなく、Asteriskを使いたいだけなので、Ubuntu11.10のまま利用しています。



    【おまけ?(CuBox-i2ギャラリー)】

    購入時の箱と明細



    CoBox-iのサイズ(私の手の大きさを参考に)



    MicroSDはこの向きに挿入する。
    引き抜くときは押しても取れない。
    先の尖ったもので引っ掛けて取るしか無い。(iPhoneのSIMトレイに挿すピン?がピッタリだった。)

  • 2014年6月24日火曜日

    「HT702」で「転送ボーイ」を利用する(失敗)

    HT702(Grandstream Handy Tone-702)には、FXSポート(電話取付口)が2つ付いています。
    このポート1の着信を、ポート2にそのまま転送できないかを考えます。

    具体的には、これで「ブラステル(050)」にあった着信を、「FUSION IP-Phone SMART」に転送します。
    これを実現することによって、無料でブラステルに留守電と不在着信通知を付加します。




    この実現には「転送ボーイ」と言う機器を用います。
    これのネーミングセンスには敢えて触れませんが、「転送ボーイ」は非常に高機能です。


    【HT702と転送ボーイ】

    「HT702」はIP電話を一般の家庭用電話機で使えるようにするためのATA(※)です。

    ※ATA(Wikiより)
    アナログの電話機をデジタルやVoIPベースのネットワークなどの電話網に接続するための装置である。IP電話アダプタ、VoIPアダプタとも呼ばれる。


    「転送ボーイ」とは2つの電話番号間で転送したり、バイパスしたり、外出先から自宅の電話番号で発信したり、などなど、様々なことがハードウェアで実現できる機器になります。



    【機器の接続】

    下図のようにHT702と転送ボーイを接続します。


    ※ この接続方法が失敗の基なので、真似しないでください。



    【実験】

    ポート1に設定したブラステルに電話をかけ、ポート2に設定したFusionが着信するかをテストします。
    以下のようになることを想定しています。(していました・・・。)

    携帯電話(発信)
     ↓
    ブラステルサーバ
     ↓
    HT702(ポート1:ブラステル):着信
     ↓
    転送ボーイ<IN>
     ↓<内部転送>
    転送ボーイ<OUT>
     ↓
    HT702(ポート2:Fusion)
     ↓
    Fusionサーバ(着信)
     ↓
    留守電


    手順どおり、まずは携帯からブラステルに発信します。
    この時点で「プルルル・・・」と言う発呼音が鳴っています。
    しかし、これではすでに実験失敗です。

    使用した転送ボーイは、ディレイなしで即時転送される設定にしています。
    本来であれば、即時にFusionに接続され、留守電につながるはずです。

    転送ボーイの設定を見直します。・・・が、間違いはなさそうです。
    単純なアカウントの設定ミスを考え、HT702の設定を見直します。
    しかし、なぜかHT702の設定画面に入れません。

    「???」と思いながらも、IPアドレスが変わったのかと、電話器側からIPアドレスの確認を行うため、受話器を上げます。
    普通、受話器を上げると「ツーーー」という音がするはずですが、受話器からは何も聞こえません。無音です。

    「んん?あれ??」良くわからないまま、偶然にもハブでも壊れたのかと思い、HT702をルータに直接接続します。
    そして受話器を上げるも無音のままです。

    HT702のIPアドレスを確認すべく、DOS窓から「arp -a」コマンドを打ち込みます。
    HT702には、しっかりとIPアドレスが割り振られています。
    しかし、そのIPアドレスで設定画面に入れません。

    仕方がないので、HT702のリセットボタン長押しで、工場出荷状態に戻します。

    気を取り直して再度HT702にアクセス。
    しかし、設定画面に入れません・・・。

    ここでようやく、HT702が何かおかしいことに気付きます。
    本来、付くべきLEDも点灯していません。

    そして、長いこと忘れていた、電話線についての知識がよみがえります。
    「そういえば電話回線って、極性とか電圧とかあったような・・・」



    【結論】

    それから、「HT702」が復活することはありませんでした。
    多分、アナログ回線用の電圧が転送ボーイから出力され、IP回線専用であるHT702が損傷したものと思われます。

    しかし、このままイエデンが使えない状態は非常に不便なため、即アマゾンにて当日発送のHT702を購入しました。

    実験は失敗です。(;_;)



    【最後の難関】

    こんなことぐらいで落ち込んでいられません。まだ最大の難関が残っています。
    イエデンが使えなくなったことを、妻に説明しなければなりません。


    (妻に状況説明プラス謝罪)

    (私の言っている内容が理解できずに、イライラしているのが感じ取れる。)

    (これは、非常にまずい!)


    「ちゃんと動いてる機械をなんでいじったの?」
    「い、いや・・・、それはその、ぶ、ぶ、ぶらすてる・・・?」
    「・・・・」
    「・・・・・」
    「一応、これでも真剣でございます。」
    「・・・あんたが弄んなきゃ壊れなかったんでしょ?」
    「はい・・・。」
    「何で壊したの!?」
    「いや・・・、ふしゅ、ふ、ふ、ふゅーじょん・・・?」
    「・・・・・」
    「・・・ごめんなさい。」


    極性や電圧に注意して、同じことを検証すればうまくいくかもしれません。
    しかし、「HT702」+「転送ボーイ」の実験はここで一時中止します。

    もし、実験を継続し、再度HT702が壊れようものなら、妻によって私が転送させられます。

    2014年6月19日木曜日

    「カケホーダイ」、「スマ放題」の有効利用について(フォーラム)

    ドコモの「カケホーダイ」、ソフトバンクの「スマ放題」を有効利用を目論むフォーラム(掲示板・BBS)です。

    現在の話題(期待)はBitBadOldManさんの提唱する「カケホーダイのシェア」についてでしょうか。


    通常、ブログとは「記事あってのコメント」かと思いますが、ここでは「コメントあっての記事」で試験運用します。
    (何の話題かによって記事を書き換えていきます。)

    IP-PBXの構築について(フォーラム)

    IP-PBX構築についてのフォーラム(掲示板・BBS)です。

    現在の話題は「IPPBX MINI 100-Pro」についてですが、ソフトウェアIP-PBX「Asterisk」に関する話題でも良いと思います。

    通常、ブログとは「記事あってのコメント」かと思いますが、ここでは「コメントあっての記事」で試験運用します。
    (何の話題かによって記事を書き換えていきます。)

    2014年5月30日金曜日

    ブラステル(050)に留守電や着信通知を付加する方法

    ブラステル(050)には留守電や着信通知がありません。
    また、不在着信を転送する機能もありません。

    これらを実現するためには、AsteriskでソフトPBX(Linuxサーバ)を構築する必要があります。

    しかし、Asteriskは普通の人には敷居が高すぎます。
    私にはAsteriskを構築できるような、高度な技術がありません。




    そこで難しいことは一切せずに、ブラステルに留守電と着信通知を付加する方法を紹介します。
    なお、転送機能はブラステルの不思議な仕様を利用することでクリアします。



    【ブラステルについて】

    ブラステルは月額無料で利用でき、音声品質も最高クラスです。
    さらに、他の競合するIP電話サービスに比べ、通話料も安く設定されています。

    しかし、ブラステルが提供するサービスは純然たる電話機能のみです。
    「FUSION IP-Phone SMART」にあるような留守電や着信通知などのオプションは一切ありません。

    ブラステルはオプションなどを一切付けない代わりに、最高品質と最安値を維持しています。
    ある意味、これはこれで好感が持てます。

    ・・・とは言いつつも、やはり留守電と着信通知は欲しいです。
    さらに転送機能もあれば、言うことなしです。



    【ブラステルの多重着信機能】

    ブラステルは多重着信が可能です。
    これが冒頭に言った「ブラステルの不思議な仕様」です。

    通常のIP電話サービスは、複数のスマホに同一アカウントを登録した状態で、その番号に着信があると、一番最後に登録したスマホのみが鳴動します。

    ところが、ブラステルは違います。
    複数のスマホに登録すると、登録したスマホすべてが一斉に鳴動します。
    そのうちのどれか1台で受話すると、その他の鳴動が止まります。

    このように、ブラステルは同一アカウントで、複数のSIPクライアントを同時にレジストできます。

    これを起点として、ブラステルで「着信転送」・「着信通知」・「留守電」を実現します。



    【ブラステルに「着信転送」機能を付ける】

    実はブラステルには着信転送機能を付ける必要がありません。

    前述のとおり、複数台のスマホにレジストできることから、転送したい先(スマホ)にもブラステルを登録しておけば、同時に着信します。
    これで、転送する必要もなく受話可能です。

    (もっと高度な着信転送は、別記事として掲載予定です。)



    【ブラステルに「着信通知」と「留守電」を付ける】

    ◆ 概要

    ブラステルに「着信通知」と「留守電」を付けるためには、どうしてもAsteriskのようなPBX(回線切替機)が必要になります。

    しかし、Asterisk構築は、PC(Linux)に精通していないと難しすぎます。
    また、それ専用にPCを1台用意しなければなりませんし、そのPCを常時稼働させるための電気代もかかります。

    そこで、Asteriskが担う仕事を、スマホのアプリ及びWEBサービスで実現します。

    分かりやすくいうと、スマホを「PBXもどき」として、サーバ化します。
    スマホであれば、超省電力のため、常時稼働サーバとしてこれ以上のものはありません。

    具体的には、留守電機能のあるSIPクライアントを使い、着信や留守電を検知したら、その音声データを外部WEBサービスと同期し、同時にそれをメールで通知します。




    ◆ 準備

  • 使っていないスマホ(Android):1台
  • 通信のできる回線(SIMなしWi-Fi接続可)

    もし、余っているスマホがない場合は、型落ちの安いスマホを入手します。
    → アマゾンの白ロム検索ページ


    ◆ 必要なアプリ及びWEBサービス

  • AGEphone
  • IFTTT
  • Dropsync
  • Dropbox(WEBサービス)
  • Gmail(WEBサービス)



    ◆ 手順

    【1】 WEBサービスに登録する。(PCからでOK)
    まずはDropboxを登録します。
    無料で2GBの容量がもらえます。留守電データの保存用としては十分な容量です。
    さらに、(私の紹介という形で)このリンクから登録して頂くと、双方に500MB分追加されます。

    Doropboxサービスにログインし、Dropboxの直下に「Public」という名前でフォルダを作成します。

    さらに「Public」以下に、留守電データを保存するフォルダとして「Message」を作成します。

    (Gmailは既に登録してあるものとして割愛します。)

    【2】 各種アプリをインストールする。(スマホサーバ側)
  • AGEphone
  • Dropsync
  • IFTTT

    【3】 アプリの設定をする。(スマホサーバ側)

  • AGEphoneにブラステルのSIPアカウントを登録します。
     → コーデックは必ず「GSM」のみとしてください。(これ以外は正常に動作しません。)
     → 電源の管理で「スリープ状態での動作を維持する(WiFiは運用次第)」にチェックします。

  • Dropsyncの同期を以下フォルダに設定し、同期方法を『双方向』とします。
    (同期を「双方向」とすることで、スマホサーバ側の留守電の消去も簡単に行えるようになります。)

    スマホ側:/mnt/sdcard/AGEphone
    Dropbox側:/Public/Message

    「自動同期の間隔」を、最速の『5分』にします。
    「バッテリーの残量が~%の時のみ同期する」を『0%』にします。

  • IFTTTの設定をします。
    (IFTTTも簡単な設定だけで利用できます。)

    まずは「着信通知」を設定します。

    右上の「すり鉢(?)」のようなアイコンを押します。



    右上の「+」を押します。



    Start here!と書いてある「+」の部分を押します。


    「Android Phone Call」を選び「Any phone call missed」と進みます。



    続いて右側の「+」を押します。



    「Gmail」を選び「Send an email」と進みます。



    To addressに送信先のメールアドレスを入力します。



    後は「Continue」→「Finish」と押せば、「着信通知メール送信レシピ」完成です。


    続いて「留守電」を設定します。

    「Dropbox」を選び、「New file in your Public folder」と進みます。



    Subfolder nameに「Message」と入力して、NEXTを押します。



    あとは先ほどと同様に
    「Gmail」を選び「Send an email」と進みます。
    To addressに送信先のメールアドレスを入力します。
    「Continue」→「Finish」と押して「留守録メール送信レシピ」完成です。


    【4】 ブラステルにスマホサーバを優先的に認識させる。

    続いて、ブラステルにスマホサーバを単独で認識させます。
    理由は明らかではありませんが、この作業を行うことでスマホサーバがブラステル側に正常に認識されます。
    (この作業を行わないと、留守電機能が正常に使えません。)

    やり方は簡単で、まずはすべての機器をブラステルから切断します。
    (スマホならSIPクライアントの終了、ATAならLANケーブルを外すなど。)

    その状態で、スマホサーバを単独で起動します。
    (これで、ブラステルに接続されている機器はスマホサーバのみとなります。)

    続いて、スマホサーバ以外の機器を順にブラステルに接続します。



    【スマホサーバの動作確認】

    ブラステルに電話をかけてみます。


    AGEphoneが着信したことを確認後、電話を切ります。
     ↓
    着信通知メールがGmailに送られます。
    なお、この通知メールはスマホサーバ側の電話帳データを参照して、番号だけでなく名前も表示されます。
    (電話帳データを同期しておくと便利です。)


    AGEphoneが着信し留守電に切替ったら、音声を吹込み、電話を切ります。
     ↓
    まずは着信通知メールがGmailに送られます。
    その後、(1~3分後ぐらい)留守電メールがGmailに届きます。
    なお、留守電は1クリックで聞ける状態となっています。


    あとは、スマホサーバのWiFi接続が切れない設定とし(WiFi接続の場合)、充電ケーブルを繋げて放っておくだけです。

    ※ AGEphoneの留守電切替時間は適宜変更してください。
    ※ IFTTTの実行通知が煩わしい場合は、レシピの編集から「Receive notifications when this Recipe runs」をOFFにしてください。



    【まとめ・感想】

    この方法でブラステルに留守電と着信通知を付加できました。
    Asteriskと同等とは言えませんが、ブラステル専用のPBXとしては必要十分な機能ではないでしょうか。

    そもそも私はブラステルのためだけに、Asteriskを構築するつもりでしたので、これで十分です。
    (PBXを構築するつもりでCubox-i2を購入してしまったのですが・・・。)


    実運用の際に気を付けることは、以下の3点です。
  • Wi-Fi接続の維持
  • 必要最小限の構成
  • アプリの自動更新OFF

    機種によっては端末のスリープ後しばらくすると、Wi-Fiが切断されてしまうものがあります。
    こう言った機種においては、Wi-Fi接続を維持するアプリ(「Wi-Fi Keep Alive」など)を導入する必要があります。

    また、サーバ化するスマホには不要なアプリのインストールは避けるべきです。
    基本的に変なアプリさえ入れていなければ、Androidは非常に安定しています。
    必要最小限の構成とすることで、低スペック機でも安定動作してくれます。
    (私の場合、サーバはP-06Dとし、不要なアプリはすべてアンインストール・無効化しました。)

    なお、アプリの自動更新はOFFにしておいた方が良いです。
    これは、留守録中のアプリの再起動と、更新による新たなバグの発生を防ぐためです。
    (スマホとは言え、サーバの更新は手動で行うべきです。)


    今回、ここに至るまでに幾度となく諦めかけましたが、やっと完成です。
    しばらく実運用をして、安定性などを確認したいと思います。



    ◆【2014年6月3日 追記】

    外線からの着信に必ず失敗します。
    ブラステルからの着信では想定どおりの動作をしますが、その他の着信がすべて1コールで切れてしまいます。
    その状態でAGEphoneは鳴動し続けている状態です。(フリーズして終了できない状態)

    最初はAGEphoneの問題かと思いましたが、そうではないようです。
    ベータ版のAGEphoneでも同様の症状を確認しました。
    さらに、他スマホでも試しましたが同様の症状です。

    なぜ、AGEphoneの問題ではないと思ったかは、複数レジストしていないブラステルアカウントで同試験を行ったところ、問題なく動作したためです。

    これは、環境固有の問題かもしれませんが、もし、同症状が発生する方は教えて頂けると嬉しいです。
    「正常に使えた」という報告はさらに嬉しいです。

    以下私の環境です。
  • HT702(ATA) → 主ブラステル使用環境(イエデン)
  • P-06D → 留守電用スマホサーバ


    ◆【2014年6月6日 追記】

    以下の、2点を実行することで、1コールで切断される問題を解決できました。
  • 使用コーデックを「GSM」のみとする。
  • スマホサーバを一度、単独でブラステルサーバに登録する。

    上記については、記事本文も追記・修正しました。

    当初、スマホ機種の固有問題かとも思われましたが、そうではありませんでした。
    きっとこれで、どの機種でも動作させることが出来ると思います。
    なお、一度単独でブラステルサーバに認識させた機器は、次からは他機器より遅いレジストとなっても正常に動作します。

    皆様から多数の動作報告・不動作報告、及び検証データを頂いたおかげで、この結論に至れました。
    ありがとうございました!m(__)m

    このまま、しばらく安定性などを確認したいと思います。
    何かありましたら些細な事でもご報告頂けると助かります。


    ◆【2014年6月9日 追記】
    AGEphoneで「スリープ状態での動作を維持する」にチェックを追記しました。
    これにチェックしないと、スリープ状態で着信を取り逃すことがあります。
  • 2014年5月27日火曜日

    「OCN モバイル ONE」と「050plus」の組み合わせ

    「OCN モバイル ONE」と「050plus」との組み合わせで、月額使用料が安くなるサービスが開始されました。
    MVNOトップクラスのサービスを提供している「OCN」と、IP電話で老舗の「050plus」の組み合わせです。

    もし、IP電話サービスやMVNOを選ぶ上で、「決め手となる何か」を求めていた人には朗報ではないでしょうか。




    「OCN モバイル ONE」と「050plus」の両サービスとも「NTTコミュニケーションズ」が提供しています。
    そこで、これらを組み合わせることによって「050plus」の音質(遅延時間)に影響があるのではないかと考え、その検証を行いました。



    【050plusの紹介】

    「050plus」は非常に優秀なIP電話サービスです。
    しかし、せっかく優秀なサービスであっても、相手側に流れるガイダンス「050 plusにおつなぎします」のせいで、すべてを台無しにしていました。

    このガイダンスだけが「050plus」唯一の欠点でした。
    ガイダンスさえなければ・・・

    ということで、2014年3月27日から「050plus」の接続時のガイダンスが廃止されました。
    これにより、「050plus」は文句の付けようがないサービスとなりました。

    専用アプリは優秀、使用コーデックは「G729a」で、モバイル環境に最適化されています。



    【OCN モバイル ONEの紹介】

    「OCN モバイル ONE」というサービスは「NTTコミュニケーションズ」が提供するMVNOサービスです。
    月額900円で利用でき、ドコモなどのキャリアとの契約は不要です。

    Youtubeなどで頻繁に動画を見るような用途でなければ、「OCN モバイル ONE」で必要十分です。
    WEBブラウジングやSNS、IP電話などの利用ではキャリア回線と遜色ない速度がでます。



    【050plusとOCNの組み合わせ】

    「OCN モバイル ONE」でキャリア回線と遜色ない速度が出ると言いましたが、IP電話だけに的を絞った場合、もしかしたらキャリアより快適になるのではないかと考えました。

    これはネットワーク経路の問題です。
    通常、IP電話を利用するためには、キャリアのISPを介してから目的のSIPサーバに接続します。

    しかし「050plus」と「OCN」は両方とも「NTTコミュニケーションズ」のサービスです。
    つまり、「OCN モバイル ONE」で「050plus」を使うことによって、ネットワーク経路は最短ルートで接続されるはずです。

    このように、ネットワーク上のロスがなくなることによって、IP電話の音質(遅延)は必ず良くなります。



    【検証条件】

    [使用した端末]
  • SH-07D

    [回線種別]
  • OCN モバイル ONE
  • BIGLOBE LTE・3G
  • spモード
  • 光回線


    OCNとBIGLOBEはL-03Eで接続
    spモードはL-01Fで接続
    光回線はauひかりを使用

    [録音環境]
  • 「FUSION IP-Phone SMART」の留守電(128kbps RIFF-WAVE)

    [遅延測定環境]
  • 「050plusで音声データを発信してから、携帯電話でそれを受信する」までのタイムラグの測定(※)


    携帯電話同士の遅延時間は200ms程度です。したがって、IP電話単体の遅延時間を知りたい場合は、この測定した遅延時間から約100msを引いた値が本来の値となります。
    ただし、ここでは実用的なデータを載せたいため、「050plus→携帯電話」の遅延時間をそのまま掲載します。



    【検証結果】

    <音声の元データ>


    <050plusの接続元(プロバイダ)による音質差の一覧>
    キャリア(MVNO) 音質 遅延時間
    光回線

    396ms
    BIGLOBE

    661ms
    spモード(LTE)

    484ms
    OCN

    502ms



    【検討・考察】

    どのプロバイダを使った場合においても、その音質にはほとんど違いがなく、非常にクリアで聞き取りやすいです。
    さすがに老舗の「050plus」といったところでしょうか。

    しかし、遅延時間は利用するプロバイダによってかなりの差が出ました。

    光回線はさすがに低遅延で、396msといった結果です。
    一方、BIGLOBEの遅延時間は大きく、これでは通常の通話においても、違和感を感じるほどになります。

    特筆すべきところは、spモード接続と「OCNモバイルONE」とで、遅延時間にほとんど差がないことです。

    通常、3G(LTE)通信おいては、キャリアの回線が最も低遅延となります。
    それと同等の遅延時間を記録した「OCNモバイルONE」は相当のものです。

    なお、これがネットワーク経路によるものなのか、他の要因によるものなのかを確かめるため、ネットーク経路を追ってみました。
    しかし、050plusサーバ(kar-f2fcp.050plus.com)はICMPに応答する仕様にはなっておらず、測定不能でした。


    【まとめ】

    ドコモの料金見直しにより、スマホの月額維持費が跳ね上がりました。
    電話をあまりかけない人にとっては、カケホーダイなんていりません。

    そんな人には、1000円程度でスマホを維持できる「OCN モバイル ONE」と「050plus」の組み合わせは、十分検討に値します。

    「050plus」は安定性や信頼性の面から考えると最高のサービスです。しかし、音質と遅延時間だけで考えると「70点」と言ったところです。

    人によっては使い物にならないと言います。
    人によってはケータイより音が良いと言います。

    なぜこのように種々のレビューがあるのかというと、それはスマホの機種によって音質にかなりの差があるためです。(スマホ性能ではなく相性です。)
    こればかりは、本当に使ってみないとなんとも言えないところです。

    「050plus」は2ヶ月は無料で使えます。(解約金などはかかりません。)
    まずは無料期間中に「050plus」だけでも試してみると良いと思います。

  • 050plus公式ページ(詳細)



    【半額の契約について】

    セット割により、無料期間終了後にも「050plus」の月額利用料が半額の150円になります。

    しかし、購入時に「OCN モバイル ONE」のオプションとして「050plus」をセットにしてはいけません。
    こうすると、自分の好きな電話番号が選べなくなります。

    必ず、好きな050番号を取得した後に、セット割を適用してください。


    ◆1.現在、「OCN モバイル ONE」のみ契約している人

    公式ページから「050plus」を契約します。
    その後、「OCNと050plusのセット割申し込みページ」から手続きします。


    ◆2.現在、「050plus」のみ契約している人

    「OCN モバイル ONE」を契約後に、先行で契約していた「050plus」とセットにします。
    公式のNTTコムストアから購入できるのですが、アマゾンのが安く入手できると思います。
  • アマゾンの価格(OCN モバイル ONE)

    その後、「OCN モバイル ONE」を契約し、「OCNと050plusのセット割申し込みページ」より手続きします。


    ◆3.両方とも新規に契約したい人

    まずは「1」を参考に「050plus」を契約し、希望する電話番号を入手します。
    その後、「2」を参考に「OCN モバイル ONE」を契約し、WEBからセット割の手続きします。
  • 2014年5月8日木曜日

    雑談・相談・世間話など

    以前、「おすすめ契約スタイル相談」として同様の記事がありましたが、あまりにもキャリアの施策が流動的なため、私の頭が追いつかなくなりました。(追いかけることをやめました。)

    記事タイトルには「相談」という文字を残していますが、今では簡単なアドバイス程度のことしか出来ません。
    そのため、詳しい方がいましたら色々とアドバイスを頂けると助かります。


    どの記事にも属さない内容や、世間話など、どんなことでも結構ですのでコメント頂ければと思います。
    本記事は、昔で言う掲示板的な扱いにしたいと思っています。