スマホを持っているだけで通信費は上限に行き、通話料抜きで考えても月々7000円程度はかかってしまいます。
更にこれに通話料を加味すると、月々1万円程度はかかります。
今回は、パケ・ホーダイを解約して、公衆無線LANのみでスマホを運用することで、
7000円の費用を1000円程度にまで抑える方法を紹介します。
なお、いつでもどこでもネットに繋がっていないと心配な人は、今回紹介する方法は適用できません。
[公衆無線LANを利用する]
公衆無線LANとは、わかりやすく言うと「無線LANそのもの」です。
頭に「公衆」とつくだけでなんだか難しく聞こえますが、要はスマホを家でWi-Fi接続している時と同様に、外出時もWi-Fi接続が使えるようにするサービスのことです。
ただし、どこでも使えるわけではなく、Wi-Fi接続ができる場所に制約があります。
私は2社を契約しているのですが、この2社ともに接続できない場所が「田舎の路上」です。
なお、田舎であっても駅構内とその周辺は超高速通信可でした。
公衆無線LANには無料のものもあるのですが、品質やセキュリティの問題から有料のものを選択します。
[どの公衆無線LANサービスを利用するか]
まず、価格・品質・エリアから、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの Wi2 300 は絶対です。(月額:380円)
全国的に見ても、これを超えるサービスはありません。
また、これと合わせて使いたいのがNTT系の公衆無線LANです。(Wi2 300はKDDI系)
これにはドコモの「docomo Wi-Fi」を選びます。
この2社を同時に使うことにより、無線LANの「抜け」がほとんどなくなります。
(田舎でなければ)路上でも、どこからか電波を拾ってきます。
なお、「docomo Wi-Fi」は保険的なもので基本的には「Wi2 300」だけで十分です。
「Wi2 300」の「抜け」が多いときに「docomo Wi-Fi」を追加します。
また、家族に永年無料対象者がいる場合は、そのIDを借りて利用することもできます。(非公式)
※ なお、私の生活圏(埼玉~東京)では「Wi2 300」だけで十分でした。
Wi2 300 で接続できるアクセスポイント一覧
[KDDI系(Wi2 300独自)]
・Wi2
・Wi2premium
・Wi2_club
・Wi2premium_club
・wifi_square
[ソフトバンク系]
・mobilepoint
[UQ系]
・UQ_Wi-Fi
・Wi2
・Wi2premium
・Wi2_club
・Wi2premium_club
・wifi_square
[ソフトバンク系]
・mobilepoint
[UQ系]
・UQ_Wi-Fi
[料金の比較]
ドコモを例にして7000円の内訳を示します。
どのキャリアもほぼ同じ料金形態になります。
<今までの月額料金>
月額料金: 780円
パケホ代:5985円
IPS代(SPモードなど):315円
通話料:(無視します)
合計:7080円
<公衆無線LANを利用した場合の月額料金>
月額料金: 780円
Wi2 300:380円
パケホ代:解約
IPS代(SPモードなど):解約
通話料:(無視します)
合計:1160円
[デメリット]
このように料金的には激的に安くなる公衆無線LANですが、良いことばかりではなく、デメリットもあります。
それは、上にも書いたとおり、全くつながらない場所もあることです。
最近は、地下鉄やバスにも公衆無線LANが整備され「Wi2 300」が利用できるようになってきました。
それでも、近くにカフェやコンビニがないようなところや、公衆無線LANが未整備の電車内などは、ネット接続ができません。
また、徒歩での移動中は連続した通信ができません。
これが公衆無線LANのデメリットです。
しかし、電波さえ掴めれば非常に安定した高速通信が可能で、動画やIP電話などにも利用できます。
これはデメリットを補って余りがあります。
[利用には制限があり 自らの順応が必要]
はっきり言って、公衆無線LANは使い勝手が悪いです。
「え、今までの紹介はなんだったの!?」
と思うかもしれませんが、本当に「使い勝手は」悪いです。
これで使い勝手も最高だったら、誰もがこのサービスを使っています。
このサービスを快適に利用するためには、利用者側にも順応が求められます。
それでも、ちょっとしたことで、毎月の支払額が激減しますので、相応の価値はあると思います。
その順応条件は次のとおりです。
- 家や職場のWiーFi環境を利用する。
- 自分の生活圏に「Wi2 300」の電波がある。
- メールは10分ぐらい遅れて受信しても良い。
- 歩きながらネットはしない。
- 街中を外れると通信不可。
[3.メールは10分ぐらい遅れて受信しても良い]
これは、主に公衆無線LANの整備されていない電車内を想定しています。
まず、各駅では「Wi2 300」が利用できます。そのため、駅ー駅間の「抜け」のときにメールを受信した場合、そのメールを実際にスマホが受信するタイミングは、「Wi2 300」がつながった瞬間(電車が駅に停車したとき)です。
この時間を10分としました。
[4.歩きながらネットはしない]
歩きながらスマホなど、危険だからやめて欲しいのですが、ここで言っているのはそう言うことではありません。
これは、何かファイルをダウンロードしているときの話です。これを歩きながら行うと、連続した通信が確立できずダウンロードに失敗することがあります。
そのため、大容量のデータをダウンロードするときは立ち止まる必要があります。
[5.街中を外れると通信不可]
民家が少なく、近くに飲食店もないようなところでは一切の通信ができません。
[まとめ]
公衆無線LANは電波さえ掴んでいれば、非常に安定した高速通信が可能です。
しかし電波が無いエリアでは、どうがんばっても通信ができません。
これをどのように補うかが最大のポイントと言えます。
これは最終的に2択です。
- これだけ安い料金だ。我慢しよう。
- MVNOと併用して「抜け」を補完する。
どちらが良いかは人それぞれです。
メールであれば、公衆無線LANの電波状況にかかわらず、SMSで送受信できるため、「1」もありだと思います。
「2」を検討する際は「Wi2 300」とMVNOがセットになった以下SIMがおすすめです。
「Wi2 300」は月額380円です。
MVNOの契約を検討する上でも、まずは「Wi2 300」がどの程度の使い勝手なのかを試してみることをお勧めします。
(なお、解約も非常に楽で、公式サイトから数クリックで解約できます。)
「Wi2 300」 の詳細ページへ
接続方法は「Wi2 Connect」というアプリで、エリア内に入れば自動接続されます。
また、「MACアドレス認証」により、アプリの設定等は何もせずにエリア内で自動接続する方法もあります。
「MACアドレス認証」については若干わかりづらいため、後日別記事にて紹介しようと思います。