2013年11月24日日曜日

ネットで契約 ⇒ 即時MNP 「So-net モバイル LTE +Talk」のすすめ

SBプリモバイルのサービス改悪により、「都合の良いMNP弾」がなくなってしまいました。

そこで、プリモバイルに代わる、安価で迅速なMNP弾の入手方法を考えたところ、3大キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)ではなく、So-netが提供しているMVNO「So-net モバイル LTE +Talk」に行き着きました。




「So-net モバイル LTE +Talk」はWebサイトから契約でき、さらにMNP予約番号もWebから発行できます。
なお、MNPにかかる費用はMVNOの中で最も安く設定されています。

今回は、この「So-net モバイル LTE +Talk」を利用したMNP用SIM(MNP弾)について紹介します。



[ 通常のMNP弾の作成方法 ]

普通、他社にMNPするためには以下の手順を踏みます。
  1. ショップに端末持込→2年縛り無し契約
  2. 3ヶ月間待つ(ブラックリスト回避)
  3. MNP番号発行

これには様々な問題が発生します。以下はその例です。
  • 弾にすべきキャリアの端末を持っていない
  • 一度に複数のMNP弾を作れない
  • 3ヶ月という長期間の待ちと、その月額費用の発生
  • ブラックリスト入りの可能性
  • 持込契約の手間

    特に「3ヶ月間の待ち」は耐えられません。
    これでは欲しい端末を入手するタイミングを逃してしまいます。
    またそれどころか、非常に流動的なケータイ業界は「3ヶ月後」の保証なんてありません。

    そこで、ゼロからでもすぐに契約できて、すぐにポートアウト可能な「MNP弾」が必要になります。



    [ So-net モバイル LTE +Talk ]

    「So-net モバイル LTE +Talk」は、MVNOの音声付きプランです。
    MVNOというと、通話ではなくデータ通信を思い浮かべますが、音声プランを提供しているMVNOも存在します。

    これが、3大キャリアではないケータイ事業者です。
    今回はここから3大キャリアである、ドコモ・au・ソフトバンクにMNPします。

    即時解約するため、詳細は必要ないと思いますが、参考に「So-net モバイル LTE +Talk」の主要部だけ載せておきます。
    なお、これは余談ですが「So-net モバイル LTE +Talk 」の回線網にはドコモの設備が使われていますので、実はソフトバンクより広いサービスエリアが提供されています。

    <So-net モバイル LTE +Talk>
  • 月額料金:2310円(無料通話分:500円含む)
  • 通話料金:21円/30秒
  • 通信速度:150kbps



    [ MNP弾の作成にかかる費用 ]

    「So-net モバイル LTE +Talk」から他社にMNPする際の費用は以下のとおりです。

    「So-net モバイル LTE +Talk」のMNP転出費用
    契約事務手数料
    3150円
    月額利用料
    2310円
    MNP予約番号発行手数料
    2100円
    解約金(1年以内の解約)
    5250円
    合計
    12810円


    日本通信を使ったMNP情報を良く見かけますが、これは「So-net モバイル LTE +Talk 」と比べると割高です。
    参考に、日本通信の各プランにおいてのMNP費用を掲載します。(合計金額のみ)

    日本通信(b-mobile)のMNP転出費用
    携帯電話SIM
    17104円
    スマホ電話SIM
    16830円
    スマホ電話SIMフリーData
    16338円


    [ ブラックリスト入りの危険性は? ]

    「So-net モバイル LTE +Talk 」でブラックリスト入りは、今までに聞いたことがありません。
    また、3大キャリアと違い、So-netには顧客をブラックリスト入りさせるメリットが全くないため、「ブラック無し」で確定かと思っています

    なお、仮にSo-netにブラック入りしたとしても、ドコモやauなどに契約を断られるわけではないため、大した問題ではありません。



    [ So-net モバイル LTE +Talk 申込時の注意点 ]

    申し込みは公式サイトから行うのですが、必ず「So-net モバイル LTE +Talk」に申し込んでください。
    (「So-net モバイル LTE +Talk S」ではありません。)

    Sが付くだけで、月額料金が500円高くなり、解約金までも高くなります。


    もう一点気をつけることとしては、お客様情報入力の「住所」です。
    アップロードした本人確認書類に記載の住所と、申込みの際に記入する住所とを「完全に」合わせる必要があります。

    例えば、本人確認書類が「東京都品川区大崎2丁目1番1号」という住所であれば、申込時の“お客さま情報”には「東京都品川区大崎2-1-1」と略してはいけないということです。
    ちゃんと本人確認書類に合わせ「東京都品川区大崎2丁目1番1号」と書きます。



    [ 難点とその回避策 ]

    万能な「So-net モバイル LTE +Talk」にも、ひとつだけ難点があります。
    それはドコモへのMNPポートインです。

    元々ドコモの回線網を利用しているMVNOのためか、ドコモへのMNPを嫌がるショップがあったそうです。(MVNOだとショップの取分が少ないのか?)
    しかし、理屈的には全く問題なくドコモへMNPできるはずです。

    そのため、MNPの際は「MVNOからの転入と告げずに」そのまま契約を行ったほうが良いようです。
    ちょっと騙しているような気もしますが、ドコモは「MVNOからの転入は認めない」なんて一切告知していませんので大丈夫です。

    しかし、流動的なこのケータイ業界に「絶対大丈夫」というものは一切ありません。実行の際は自己責任でお願いします。



    [ 同一名義による所持回線数の上限について ] (追記)

    「So-net モバイル LTE(データ+音声)は、同一名義にて6契約以上のお申し込みはできません。」
    これは公式サイトに書かれている、注意書きになります。

    これについて「契約数には解約分も含むらしい」という有益なコメント頂いたため、ソネットサポートに問い合わせてみました。


    私 「音声SIMは5契約までとあるが、この数字には解約したSIMも含まれるのか?」

    サポセン 「含まれます。」

    私 「では、5回線契約したら今後一切御社とは契約できないのか?」

    サポセン 「そんなことはありません。解約後180日経過すれば、再度契約できます。」

    私 「180日という期間は、複数SIMのうち最後に解約したSIMから起算するのか?」

    サポセン 「いいえ。現在の回線所持数が上限に達していると仮定して話をします。AというSIMを1月1日に解約したとします。続いてBを2月1日に解約した場合、再度契約可能になる日はAの解約日である1月1日から180日後となります。また、次に契約枠が空くのはBを解約した2月1日から180日後、となります。」


    ソネットのサポートセンターは素晴らしい対応でした。
    私の質問に対し、1つ1つちゃんと確認をしながら答えてくれました。

    ということで、「So-net モバイル LTE +Talk」は同一名義で5契約まで可能です。
    しかし、解約(MNP)してから180日間は次の音声契約ができませんのでご注意ください。



    [ 余談 ]

    「So-net モバイル LTE +Talk」と言われて、ソネットがMVNOなんてやってたか?と思うかも知れませんが、旧サービス名の「NURO」を聞くとピンと来るかもしれません。
    旧サービス名は「NURO LTE」です。こちらの方が聞き慣れている人も多いかもしれません。
  • 2013年11月16日土曜日

    MVNO「BIGLOBE LTE・3G」(ライトSプラン)のすすめ

    BIGLOBEフォンを調べていて気が付きました。
    BIGLOBEのMVNO回線が、あまりにもお得になっています。しかも2年縛りまでもが消えています。

    これが今だけのキャンペーンなのか、今後ずっと続くのかはわかりません。
    しかし、これが全MVNOの中で一番コストパフォーマンスに優れていることは確かです。


    (キャンペーンの広告)


    今回の話は、「動画など全く見ないし、アプリのダウンロードはWi-Fi下で行うから、低速回線MVNOで十分。」という人は該当しません。

    「高速通信を行いたい、動画も見たい。だけど料金はできるだけ抑えたい。」こんなワガママな人向けの話です。



    [通信量]

    まず、ひと月の通信量が「2Gバイト以内」、これが目安になります。

    私は結構ハードにスマホを使っていますが、過去3ヶ月のデータ通信量を見たところ、一度も2Gバイトに達していませんでした。
  • 8月:0.6Gバイト
  • 9月:1.5Gバイト
  • 10月:0.6Gバイト

    (9月はテザリングもかなりしていてこの程度です。)

    自分がどの程度の通信量なのか把握できていない人は多いと思います。
    まずは、自分の通信量をキャリアのサイトから確認してみます。

    例えば、ドコモであれば
    「マイドコモ」→「通話・通信先の明細(Web料金明細サービスにお申込みの方)」
    から確認できます。(紙の明細があれば、それにも記載されています。)



    これで通信量の合計が2Gバイトに収まっている人には、間違いなくこのMVNOをお勧めできます。
    なお、2Gを超えても通信ができなくなるわけではなく、翌月までの最高速度が128kbpsに制限されるに留まります。

    ※ 128kbpsの速度目安:WEB閲覧は問題ないが、動画再生は厳しい。



    [MVNO用端末]

    これはBIGLOBEに限った話ではありませんが、MVNO回線を使うためには、それ用に1台ドコモの端末(スマホかルータ)を用意する必要があります。

    余っているスマホがあれば、それを利用するのも良いと思います。
    または、現在お使いのスマホをMVNO用とし、ガラケーを通話用とするのもおすすめです。

    (余っているスマホを使う場合は、セルスタンバイ問題が起きないかの確認をします。もし、わからない場合はご質問ください。)

    余っているスマホやガラケーがない人は、高性能で安価、しかもセルスタンバイ問題も無視できるSH-06Eがおすすめです。

    AQUOS PHONE ZETA「SH-06E」の白ロム価格(アマゾンで確認)



    [BIGLOBE MVNOの性能]

    「BIGLOBE LTE・3G」(ライトSプラン)とドコモのパケホーダイとの比較を行います。

    事業者 BIGLOBE ドコモ
    プラン名 LTE・3G
     ライトSプラン 
    Xiパケ・ホーダイ
    フラット
    Xiパケ・ホーダイ
    ライト
    Xiデータプラン
    フラット にねん
    Xiデータプラン
    ライト にねん
    月額料金 1580円 5985円 4935円 5985円 4935円
    AP使用料 なし 315円 315円 315/525円 315/525円
    通信速度(Mbps) 制限なし
    速度規制中(kbps) 128
    高速データ通信量 2GB/月 7GB/月 3GB/月 7GB/月 3GB/月
    Wi-Fiスポット Wi2 300 docomo Wi-Fi docomo Wi-Fi docomo Wi-Fi docomo Wi-Fi
    最低利用期間 なし なし なし 2年 2年
    備考   音声プランに付属 音声プランに付属 プラスXi割
    適用で3980円
     


    通信量が2Gまでと言うこと以外、弱点がありません。
    Wi-Fiスポットは「Wi2 300」が無料で利用できるため、「docomo Wi-Fi」より優位性があります。
    (Wi2 300を併用すれば2Gに到達しにくいばかりでなく、仮に速度規制中であっても高速通信が可能です。)

    なお、回線品質についてもBIGLOBEであれば申し分ありません。
    これは、先月検証した<IP電話に最適な「MVNO」を検証する>を見てもらうと分かります。



    [まとめ (余談含む)]

    これまで、BIGLOBEの社員なのではないかと言うほど、べた褒めしてきました。
    しかし、BIGLOBEは大きな危険性も秘めています。

    BIGLOBEは業績不振により他社の傘下に入ることが決定しています。(傘下というより身売り。完全に「NECビッグローブ」を売却するようです。)

    私の想像ですが、今回のキャンペーンは「ラストスパート」です。


    先のことは分かりませんが、今のところこれは以上にコストパフォーマンスに優れたMVNOはありません。
    高速回線で且つ安価なMVNOを探していた人は、このキャンペーン中に「BIGLOBE LTE・3G」(ライトSプラン)を確保しておくべきです。

    BIGLOBE LTE・3G    (詳細ページへ)

    私は「ライトSSプラン」で契約していたのですが、これを機に「ライトSプラン」にプラン変更しました。
    今まで何社かMVNOを検証をした中で「BIGLOBE」はダントツでしたので、このキャンペーン価格のうちに根を張っておこうと思います。




    [エントリープランについて追記]

    2013年12月2日から「ライトSプラン」の高速データ通信量は1GBにして、料金を980円に抑えたプランが登場しました。
    しかも、2014年2月からSMSオプション(=セルスタンバイ対策)も追加されることが決定しました。

    BIGLOBE LTE・3G    (エントリープラン詳細も同ページに書かれています。)

    なお、BIGLOBEは複数回線申し込むと、1回線につき210円安くなるため、家族で使いたい人にもお勧めできます。
  • 2013年11月15日金曜日

    スマホでIP電話「BIGLOBEフォン」の検証

    「050plus」や「FUSION IP-Phone SMART」は使用者が多く、その情報も簡単に入手できます。
    しかし、「BIGLOBEフォン」に関する情報は極端に少なく、使ってみたくてもどの程度の音質なのかまったくわからない状況です。




    そこで、「BIGLOBEフォン」を実際に契約して、その性能を検証してみました。



    [BIGLOBEフォンについて]

    ここで紹介するサービスは正式名称「BIGLOBEフォン・モバイル」です。

    「BIGLOBEフォン」と「BIGLOBEフォン・モバイル」とでは異なるサービスなのですが、わかりにくいため「BIGLOBEフォン」で呼び方を統一します。
    (本当の「BIGLOBEフォン」は固定電話向けのサービスです。)


    「BIGLOBEフォン」はBIGLOBEを契約しているユーザのみ使うことのできる「IP電話サービス」になります。
    これは、固定電話として使うものではなく、スマホのアプリとして使います。
    したがって、外出時も使えることになります。

    料金は以下のとおりで、有名な「050plus」と同一料金です。

    基本料金 固定電話宛 携帯電話宛
    BIGLOBEフォン 315円 8.4円/3分 16.8円/1分
    携帯電話(参考) 126円/3分 42円/1分


    アプリは「ナムザック・ジャパン」という会社が作成しています。
    (独自にUrekaBizというIP電話サービスも提供しているみたいです。)



    [BIGLOBEフォン専用アプリ]

    このアプリはインストールする機種によって、最適な通話環境を自動的に設定してくれます。

    また、通信状態によって最適なコーデックも自動的に選択してくれます。
    なお、使用されるコーデックは使用環境により、次の2つから選択されます。
  • Speex
  • AMR

    2つとも優秀なコーデックで、特にAMRはドコモのケータイでも使われている非常に優れたコーデックになります。

    3GとWi-Fiの切り替わりも、もたつきがなく非常に優秀です。
    また、プッシュ対応ではないものの、バッテリーの減り具合も気になるほどではありませんでした。

    ここまでは文句なしのアプリに仕上がっています。



    [音質と遅延の検証]

    ここまで凝った作りの「BIGLOBEフォン」です。その音質にも期待が持てます。

    検証はいつもどおり、「自分がどう聞こえるか」ではなく、「相手がどのように聞こえているか」と「遅延時間」になります。

    以下に、実際に録音した音声データを一覧にします。
    (夜中に録音している関係上、音量は小さめです。)


    <音声の元データ>



    <BIGLOBEフォン音質検証>
    機種 回線種別 音声データ 遅延(ms)
    iPhone4s
    (iOS)
    Wi-Fi(KDDI光)

    337
    ドコモ

    322
    MVNO(BIGLOBE)

    361
    P-06D
    (Android)
    Wi-Fi(KDDI光)

    計測不可
    ドコモ

    MVNO(BIGLOBE)

    L-01F
    (Android)
    Wi-Fi(KDDI光)

    ドコモ

    MVNO(BIGLOBE)



    [考察]

    まず、iPhone版の「BIGLOBEフォン」はなかなかに優秀で、無音状態を的確に判断し完璧なノイズ除去(無音にする)が行われています。
    しかし、環境音を除去するノイズフィルタは搭載されていないのか、無音時と音声検出時の差が目立ちます。
    (この検証はエアコンをかけた室内で行っており、僅かながらエアコンの風の音が常時していました。)

    このため、聞き取りやすい音質ではありますが、クリア感は失われている印象です。


    次にAndroid機の音質です。
    最初、録音に失敗したのかと思い、何度か条件を変えて録音を試みたのですが、ダメでした。酷いノイズです。

    機種固有の問題を疑い、他機種でも試してみましたが、多少マシにはなったものの結果は変わらずでした。


    遅延時間は(iPhone版しか計れませんでしたが)MVNO回線を使っても300ms台に収まっており、非常に優秀です。
    なお、Android版はノイズが酷く、遅延時間の計測はできませんでした。



    [まとめ]

    「BIGLOBEフォン」はコーデックの選定は素晴らしいのですが、アプリの出来がイマイチです。

    符号化方法や遅延速度から推測すると、SIPサーバの性能はかなり良いのではないかと思われます。
    それだけに、専用アプリがネックになってしまうとは、非常に残念な結果です。

    これであれば、専用アプリでも使いやすく音質も良い「050plus」をお勧めします。
    スマホでIP電話「050plus」のすすめ

    または、(050plusに比べると若干難易度は上がりますが)最高音質・超低遅延の「G-Call050」をお勧めします。
    スマホでIP電話「G-Call050」のすすめ



    [希望]

    「BIGLOBEフォン」は、SIP情報の取得ができれば、IP電話最強の座を奪えるポテンシャルを秘めています。
    もし、SIP情報が抜けた、という人がいましたらぜひ教えてください。

    なお、SIP情報はこのファイルに書かれていると思うのですが、私には解読できませんでした・・・。

    [properties.xml]
    Authentication:LastUserID
    Authentication:LastPassword
    Authentication:LastSuccessfulUserID
    Authentication:LastSuccessfulPassword
  • 2013年11月8日金曜日

    iPhoneで簡単に「G-Call050」のSIP情報を取得する方法

    今まで「G-Call050」のSIP情報の取得には、次のいずれかの方法しか無いと思っていました。
  • root化スマホ
  • 脱獄iPhone
  • Eclipse(Android開発環境)

    しかし、iPhoneユーザであれば、簡単にSIP情報が抜けることがわかったため、これを紹介します。




    (ここに至れたのはGoさん、hikaruさん、本田さんの情報提供のおかげです。ありがとうございました!)



    [iPhoneユーザの苦労]

    今までiPhoneユーザは「G-Call050」のSIP情報取得のためには、Androidの開発環境(Eclipse)を使うしかありませんでした。
    しかし、これを使うためには「APK Downloader」が必要であり、「APK Downloader」にはAndroid端末の固有番号が必要であり・・・。

    Android端末の固有番号???
    すでにこの時点で、iPhoneしか持っていない人はお手上げでした。
    (BlueStacksによるID取得でクリア可)

    しかし、通常のiPhoneユーザはどうしても「Eclipse」を使うしかなく、そのため「G-Call050」のSIP情報抜きを躊躇していた人もいたと思います。



    [i-FunBoxでそのまま抜ける]

    いままでiPhoneで難しかったSIP情報の取得が「i-FunBox」を使うことにより、そのまま抜き出せることがわかりました。
    しかも、SIP情報が書かれたファイルはSQL形式でもないため、ファイルを単純にテキストエディタで開くだけです。

    もう、これだけでSIP情報の取得完了です。

    以降にその手順を掲載します。



    [SIP情報の取得手順]

    SIP情報取得までの流れは次のとおりです。
    1. iPhoneに「G-Call050」をインストールする。
    2. PCに「i-FunBox」をインストールする。
    3. iPhoneをUSBでPCに接続する。
    4. 「i-FunBox」を起動する。
    5. SIP情報が書かれたファイルを開く。(完了)


    1.iPhoneに「G-Call050」をインストールする。

    これはそのままです。
    通常どおりiPhoneに「G-Call050」をインストールし、ユーザIDとパスを入力して使える状態にします。


    2.PCに「i-FunBox」をインストールする

    まずは「i-FunBox」を以下よりダウンロードします。
    ダウンロード先

    注意点としては、デフォルトのままインストールすると、余計なものが一緒にインストールされてしまいます。
    そのため、インストール時にはカスタムを選択して、不要なもののチェックを外してから続行します。




    3.iPhoneをUSBでPCに接続する

    「i-FunBox」のインストールが完了したら、iPhoneをPCに接続します。
    なお、接続にはiPhoneを充電するときに使うケーブルを、iPhoneとPCのUSB端子に繋げます。


    4.「i-FunBox」を起動する

    iPhoneをPCに接続すると、自動的に「i-FunBox」が自動的に立ち上がると思いますが、立ち上がらなかった場合は、手動で立ち上げます。


    5.SIP情報が書かれたファイルを開く

    ユーザー・アプリケーション / G-Call050 / Library / Preferences / com.gap.GCall.plist
    このファイルにSIP情報がそのまま書かれていますので、テキストエディタで開きます。





    これでSIP情報の取得完了です。
    root化スマホやEclipseでSIP情報を抜き取る手法に比べ、これは驚くほど簡単です。

    iPhoneを使っている人は、この方法でぜひ「G-Call050」+「Acrobits」を使ってみてください。
    かゆいところに手が届かない専用アプリとは違い、最高の品質と使い勝手になります。

    「G-Call050」を使ったことがない人は、3ヶ月の無料期間だけでも試してみてください。
    今まで様々なIP電話を試しましたが、音質はこれがダントツです。

    スマホでIP電話「G-Call050」のすすめ