このポート1の着信を、ポート2にそのまま転送できないかを考えます。
具体的には、これで「ブラステル(050)」にあった着信を、「FUSION IP-Phone SMART」に転送します。
これを実現することによって、無料でブラステルに留守電と不在着信通知を付加します。
この実現には「転送ボーイ」と言う機器を用います。
これのネーミングセンスには敢えて触れませんが、「転送ボーイ」は非常に高機能です。
【HT702と転送ボーイ】
「HT702」はIP電話を一般の家庭用電話機で使えるようにするためのATA(※)です。
※ATA(Wikiより)
アナログの電話機をデジタルやVoIPベースのネットワークなどの電話網に接続するための装置である。IP電話アダプタ、VoIPアダプタとも呼ばれる。
「転送ボーイ」とは2つの電話番号間で転送したり、バイパスしたり、外出先から自宅の電話番号で発信したり、などなど、様々なことがハードウェアで実現できる機器になります。
【機器の接続】
下図のようにHT702と転送ボーイを接続します。
※ この接続方法が失敗の基なので、真似しないでください。
【実験】
ポート1に設定したブラステルに電話をかけ、ポート2に設定したFusionが着信するかをテストします。
以下のようになることを想定しています。(していました・・・。)
携帯電話(発信)
↓
ブラステルサーバ
↓
HT702(ポート1:ブラステル):着信
↓
転送ボーイ<IN>
↓<内部転送>
転送ボーイ<OUT>
↓
HT702(ポート2:Fusion)
↓
Fusionサーバ(着信)
↓
留守電
手順どおり、まずは携帯からブラステルに発信します。
この時点で「プルルル・・・」と言う発呼音が鳴っています。
しかし、これではすでに実験失敗です。
使用した転送ボーイは、ディレイなしで即時転送される設定にしています。
本来であれば、即時にFusionに接続され、留守電につながるはずです。
転送ボーイの設定を見直します。・・・が、間違いはなさそうです。
単純なアカウントの設定ミスを考え、HT702の設定を見直します。
しかし、なぜかHT702の設定画面に入れません。
「???」と思いながらも、IPアドレスが変わったのかと、電話器側からIPアドレスの確認を行うため、受話器を上げます。
普通、受話器を上げると「ツーーー」という音がするはずですが、受話器からは何も聞こえません。無音です。
「んん?あれ??」良くわからないまま、偶然にもハブでも壊れたのかと思い、HT702をルータに直接接続します。
そして受話器を上げるも無音のままです。
HT702のIPアドレスを確認すべく、DOS窓から「arp -a」コマンドを打ち込みます。
HT702には、しっかりとIPアドレスが割り振られています。
しかし、そのIPアドレスで設定画面に入れません。
仕方がないので、HT702のリセットボタン長押しで、工場出荷状態に戻します。
気を取り直して再度HT702にアクセス。
しかし、設定画面に入れません・・・。
ここでようやく、HT702が何かおかしいことに気付きます。
本来、付くべきLEDも点灯していません。
そして、長いこと忘れていた、電話線についての知識がよみがえります。
「そういえば電話回線って、極性とか電圧とかあったような・・・」
【結論】
それから、「HT702」が復活することはありませんでした。
多分、アナログ回線用の電圧が転送ボーイから出力され、IP回線専用であるHT702が損傷したものと思われます。
しかし、このままイエデンが使えない状態は非常に不便なため、即アマゾンにて当日発送のHT702を購入しました。
実験は失敗です。(;_;)
【最後の難関】
こんなことぐらいで落ち込んでいられません。まだ最大の難関が残っています。
イエデンが使えなくなったことを、妻に説明しなければなりません。
(妻に状況説明プラス謝罪)
(私の言っている内容が理解できずに、イライラしているのが感じ取れる。)
(これは、非常にまずい!)
妻「ちゃんと動いてる機械をなんでいじったの?」
私「い、いや・・・、それはその、ぶ、ぶ、ぶらすてる・・・?」
妻「・・・・」
私「・・・・・」
私「一応、これでも真剣でございます。」
妻「・・・あんたが弄んなきゃ壊れなかったんでしょ?」
私「はい・・・。」
妻「何で壊したの!?」
私「いや・・・、ふしゅ、ふ、ふ、ふゅーじょん・・・?」
妻「・・・・・」
私「・・・ごめんなさい。」
極性や電圧に注意して、同じことを検証すればうまくいくかもしれません。
しかし、「HT702」+「転送ボーイ」の実験はここで一時中止します。
もし、実験を継続し、再度HT702が壊れようものなら、妻によって私が転送させられます。
    
BitBadOldManさん
返信削除はい、転送ボーイは元々BBフォン+SB携帯が普通ですよね。
でも、普通の使い方ではつまらないではないですか!!(頭弱)
私の時系列は以下のようにきています。
転送ボーイ購入
↓
AGEphoneによる転送(スマホサーバ)
↓
転送ボーイのテスト
↓
Asterisk
転送ボーイは遊びのつもりでチャレンジしたのですが、エライ目に遭いました(苦笑)
次はAsteriskでブラステルからFusionに転送を試みますので、そのときにブラステル回線の強制切断現象を確認してみますね。
なお、Fusionは転送用回線を用意しなくても1回線のみで、転送及び留守電が実現できます。
FusionからFusion(同一番号)にかけると、そのまま留守電に切り替わります。
こうすることで、普通にFusionを使いたい場合も、転送留守電用としても利用できる便利回線になります。
はい。フュージョンの利用履歴は長いので、
返信削除自分で自分をコール出来るのは知っています。
ただ、使用する通話ソフトによって動作が変わるんですよ。
多重着信の出来無いソフトは留守電に変わります。
GroundWireの様な多重着信が出来るソフトは留守電に変わりません。
また、Asteriskにレジストして使用すると
使用しているIP-PBXに依存しますが、
MINI100-Proではエラーと成ります。
故に、小生は転送する際は転送専用の050番号を使用しています。
その他にも運用上の問題も有ります。
Asteris導入当初は、全て小生の050番号を使用して
転送していたのですが、これだと運用上問題があるんですよ。
転送された方は、この電話が転送された電話なのか、
小生が直接電話したのかの区別が付かないのですよ。(苦笑)
電話を掛けて来た人の電話番号を表示出来れば良いのですが、
こればっかしは、キャリアの転送でしか出来ませんからね。
ただ、こちらの方が直接電話して来たのか、転送されて来たのかが、
明確に分かって良いと言う意見もありますね。
BitBadOldManさん
返信削除>自分で自分をコール出来るのは知っています。
>ただ、使用する通話ソフトによって動作が変わるんですよ。
>多重着信の出来無いソフトは留守電に変わります。
さすがです。
この辺のことは知り尽くしていますね!
転送専用のFusion番号を取得しようと思います。
>電話を掛けて来た人の電話番号を表示出来れば良いのですが、
>こればっかしは、キャリアの転送でしか出来ませんからね。
Fusionの着信通知機能と留守電は素晴らしいので、なんとか利用したいと考えているのですが、番号通知が問題なんですよね。
おとなしくAsteriskで同機能を構築すべきか悩み中です。
いずれにしても、次のステップはAsteriskによる転送にチャレンジです。