2014年9月18日木曜日

キーボード付き10インチタブレットPCが欲しい(比較)

初めてWindwsタブレットを購入しました。
今までは「モバイル機器=Android」と考えていたため、Windowsマシンになんて見向きもしていませんでした。

特に、Windows8系はMicrosoftがAndroidに恐怖を感じ、即席で作ったOSです。
そんなもの使うまでもないと思っていました。




結論から言います。
「Windowsタブレット」は非常に使いやすいです。

しかし、WindowsタブレットはAndroid機と同じように使ってはダメです。
これは、タブレット機能が利用できるノートPCと思う必要があります。



【 Windowsタブレット購入の経緯 】

・・・ある日の妻との会話・・・

「なぁ妻よ。最近私の出張が多いのだが、いかがなものか?」
「は?知らんわ。」

「なぁ妻よ。最近出張が多くてタブレットなるものが欲しくなってしまったのだが、いかがなものか?」
「知らんて。買えば?」

私(心の声)「ぬぅ? 今、我が妻は買えと? こ、これは・・・? キ、キ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

「ク、キキキ・・・」(心の声がちょっと漏れた)
「・・・・・。」


翌日・・・

「タブレット買っちゃった(*´ω`*)」
「うぉ!はや!!ちゃんと選んだの?」
「うん。Windows機にしてみた。」
「いくらしたの?」
「4万円。」
「へぇー、これで4万か、いいね♪ 昔と比べるとずいぶん安くなったねぇ。」

こうして、妻にも認められ、「ASUS TransBook (T100TA-DK32G)」が我が家に仲間入りしました。



【 タブレットPCに求めること 】

まず最初に、タブレットPCを選ぶ基準を列挙します。
  • キーボード付きであること
  • タッチパッド付きであること(マウス接続でも妥協)
  • 画面サイズは10インチ程度
  • 軽いこと
  • 低消費電力であること
  • 低価格であること(重要)


    意識してWindowsに的を絞ったわけではなく、最初はAndroidも視野に入れていました。
    しかし、結局のところ、キーボードとタッチパッドを優先的に考えると、消去法でWindows8もしくは8.1しか残りませんでした。

    なぜ、ここまでキーボード付きにこだわったかと言いますと、キーボードとディスプレイがドッキングすることによって、電車内でも使いやすくなるためです。

    キーボードとディスプレイが別々の場合、ディスプレイはそれ単体でテーブルなどに立てる必要があります。
    キーボードにはBluetooth接続のものを用い、膝の上でタイピングするようなイメージでしょうか。

    このような使い方のほうが合っているという人も、結構いると思います。
    ですが、私はテーブルがない場所でも使えそうな、キーボードドッキングタイプにこだわりました。



    【 最後まで悩み続けた機種たち 】

    以下が最終候補まで残った機種です。
    そのどれもが素晴らしい仕様であり、見た目も格好良いです。
    なお、本体とキーボードを完全に固定できる機種は1機種しかありませんでした。

    ※ 価格はすべて4万円程度で、このクラスでは格安の部類です。


    製品名 マイクロソフト Surface 2
    「P3W-00012」
    ASUS TransBook
    「T100TA-DK32G」
    ASUS VivoTab Smart ME400C
    「ME400-64DX」
    Lenovo IdeaPad
    「Miix 10」
    画像

    OS Windows RT 8.1 Windows 8.1 Windows 8 Windows 8
    CPU Tegra 4 1.7GHz Atom Z3740 1.33GHz Atom Z2760 1.8GHz Atom Z2760 1.8GHz
    画面サイズ 10.6インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ
    寸法
    (幅×奥行×高さ)
    本体:
    275×173×8.9 mm

    キーボード:
    279×187×5.4 mm
    本体:
    263×171×10.5 mm

    キーボード:
    263×171×13.1 mm
    本体:
    262.5×171×9.7 mm

    キーボード:
    259×167×5.1 mm
    本体:
    265×173×10.1 mm

    キーボード:
    282×188×21 mm
    重量 本体:676 g
    キーボード:262 g
    本体:520 g
    キーボード:520 g
    本体:580 g
    キーボード:270 g
    本体:580 g
    キーボード:480 g
    備考 純正キーボード別売り 本体とキーボードが完全に固定可能(磁石等による接続ではなく、物理的にドッキング可能)






    ◆ MS Surface2

    キーボードが別売りとなっています。(価格:約13,000円)

    CPUに「Tegra4」を積んでおり、あらゆる分野をそつなくこなす機種に仕上がっています。
    またモニタサイズが10.6インチあり、4機種の中で少しだけ大きいことが特徴です。
    解像度に関しても4機種中で、唯一FHDに対応しています。

    なお、キーボードは5.4mm厚、262gと非常に薄く軽量です。
    しかし、これが別売りであることだけが最大の難点です。


    ◆ ASUS TransBook

    CPUに「Atom Z3740」が採用され、4機種中で最高の性能を誇ります。
    また、同CPUの効果でバッテリーの持ちも最高クラスです。(15時間の連続使用が可能)

    本体部分とキーボード部分は差し込みにより堅固な固定が可能です。
    これで、いかなる状態で使おうが、モニタとキーボードとが外れることがありません。

    ただし、キーボードは4機種中最も重く、520gもあります。
    なお、接続方法はBluetoothによるものではなく、物理接続のため安定したタイピングを実現できるものと思われます。


    ◆ ASUS VivoTab Smart

    この見た目は私の一番の好みでした。
    キーボードが完全にドッキングするわけではないのですが、それを補って余りある形状に惹かれます。
    また、キーボードは5.1mm厚、270gと非常に薄く軽量です。

    しかし、CPU(Atom Z2760)には一世代前のものが採用されています。
    タブレットにCPU速度を求めているわけではありませんが、ここだけが唯一の悩みどころです。


    ◆ Lenovo IdeaPad Miix 10

    これはキーボードにタッチパッドがありません。
    そのため、快適な操作のためにはマウスを必要とします。

    この機種も見た目に惹かれて最後まで残りました。
    性能は先ほどの「ASUS VivoTab Smart」とほぼ同等で、CPUも同一の「Atom Z2760」が使われております。
    ただし、キーボードに関してはこの機種のほうが、打ちやすそうに思えました。



    【 ASUS TransBook を購入 】

    最終的に私が選んだ機種は「ASUS TransBook」となりました。
    決め手はCPU性能と堅固にドッキング可能なキーボードでした。

    「ASUS TransBook」購入後ですら、ずっと悩んだのが「MS Surface2」です。
    キーボードさえ別売りでなければ、この機種にしていたかもしれません。
    それほど、この「Surface2」にはマイクロソフト社の本気が感じられます。

    価格を気にしないのであれば、非常におすすめの製品です。

    ですが、最終的に私は「ASUS TransBook」を購入しました。
    今まさにこの文章をTransBookで書いているわけですが、この機種は完璧です。
    非の打ち所がありません。


    <以下、簡単なレビューです>

    バッテリーに関しては、片道4時間の出張後も、バッテリーに余裕を残したままホテルに到着です。
    そのまま充電せずに4時間ほど使いましたが、バッテリーはまだ半分ぐらい残っていました。

    電車内(新幹線)でのタイピングも全く問題なしです。
    キーピッチの狭さが心配でしたが、特に打ちにくさは感じませんでした。

    タッチパッドについては、他の方のレビューで酷評だったのですが、私の感覚では全く問題なく、むしろかなり操作しやすく感じました。


    総評として、「ASUS TransBook」は4時間使い続けても違和感を感じないほどに快適です。
    ハードウェアに関しては完璧と言えます。
    しかし、「Windows8.1」はお世辞にも使いやすいとはいえません。

    より快適な環境を整えるためには、自分に適したOSのカスタマイズが必要になると思います。
    これに関しては、使いつつカスタマイズを進めていくこととします。



    【 まとめ 】

    ネットを見たりゲームをするだけならば、間違いなくAndroid機がお勧めです。
    それにもかかわらず、Windowsを選ぶということは、それ以外の用途が主であるためです。

    たとえば、文章書き用であったり、SSHクライアントであったりと・・・。

    今、この文章はまさに「TransBook」から書いています。
    文章を書くことがメインであれば、やはりAndroidよりもWindowsに分があります。

    また、特殊な用途においてもWindowsは優れています。
    現在、我が家のSIPサーバはどこからでもSSHでログインできるようになっています。

    本日もスマホのテザリングにTransBookを接続し、新幹線の中からSSHで我が家のSIPサーバをメンテしていました。
    アプリケーションやSSHの鍵には、デスクトップマシン(Windows)と同様のものが使えました。

    こういう特殊な用途にもあっさりと順応できることが、Windowsの最大のメリットと言えます。


    最初に言ったとおり、ネットに強いのはAndroid機です。
    しかし、それ以外の用途をモバイルに求めた場合、キーボード付き10インチタブレットPC(Windows)は最適な選択と言えます。
        
  • 6 件のコメント :

    1. ノートパソコン的なものが必要となり、こちらを参考にASUS TransBookを購入しました。
      手元に届くのは数日先ですが。

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    2. 宮本 健さん

      ご参考にして頂きありがとうございます。
      TransBook使い勝手良いですよ(^O^)v

      キーボードとのドッキング方法が想像以上に素晴らしいです。
      着脱が簡単に行なえるため、タブレットとしてもノートPCとしても申し分ない性能を発揮してくれます。
      自分はノートPCとして使っていながら、他の人に画面を見せるときだけ即座にキーボードを取り外す、と言った使い方もスムーズにできます。

      到着が楽しみですね♪

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    3. 返信ありがとうございます。明日の夜届くのですが出張で受け取れずセッティングは少し先になります。改めて感想をお知らせしますね。感謝!

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    4. タブレットpcの購入を検討していて検索をかけたらこのページに至りました。
      ASUS TransBookのその後の調子はどうでしょうか?
      しばらく使ってみて不具合などありましたか?
      (例えばタブレットとキーボードの接続部など)

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    5. かずきさん

      ここ1週間ぐらいメインPCが故障していたのですが、その間はメインPCとして「ASUS TransBook」を使っていました。
      そのぐらいこのPCは良いです。
      ただ、タブレットとしてではなく、あくまでもPCとしてです。

      >しばらく使ってみて不具合などありましたか?

      これは一切ありません。
      タブレットとキーボードの接続部に関しては、接点での接続だけではなく、挿し込むような形式になっています。
      そのため、一度挿し込むと、ガタつきなどもありません。


      ただ、私はほとんどキーボードを挿しっぱなしで利用しているため、抜き差しを繰り返した場合の耐久性についてはわかりません。
      しかし、前述のとおり、簡単に壊れるようなギミックではないと思います。


      結構な頻度で外出時も持ち歩いていますが、今のところ全く不具合はありません。

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    6. 返信ありがとうございます。
      他の機種とも比較して検討したいと思います。

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