2014年2月1日土曜日

DualSIM化(ドコモ+MVNO)に成功した

「Xperia SX」でDualSIM化に成功しました。
DualSIMに対応したことで、1台のスマホで2つの異なるSIMが使えるようになりました。

これで、「キャリア契約」と「格安MVNO」とを1台のスマホで運用できます。
また、「ドコモ」と「ソフトバンク」のように異なるキャリアも1つのスマホで運用可能です。




私は現在、「Xperia SX」を以下のように運用しています。
  • SIM1:ドコモのFOMA契約(780円)→ G-Callで発信
  • SIM2:BIGLOBEのMVNO(770円)→ ネットとIP電話


    DualSIM化は費用もさほどかからず、思ったよりも簡単にできました。
    また、本体の改造も必要としないため、リスクが少ない割に、得られるメリットは絶大です。



    【DualSIMとは何か?】

    以下そのままWikiの引用です。

    DUAL SIM
    デュアルSIMは、2つのSIMスロットを有し、一台の端末で任意に回線を切り替えられる携帯電話端末のことである。もしくは、通常の携帯電話に2枚のSIMカードを装着し、必要に応じて切替えて使用できるようにするためのアダプターのことを言う場合もある。ビジネス用とプライベート用、又は違った契約内容のSIMカードを1台の電話機で切替えて使う事が出来るので、電話機を2台持ち歩く必要が無くなる便利なグッズである。日本での利用者は少ないが、欧州やアジアのGSM圏では過去から利用者の多いポピュラーなアイテムである。
    

    つまり、スマホの画面上から「ドコモ」と「ソフトバンク」の切替えが出来たり、「ドコモ」と「格安MVNO」を組み合わせて使うことが可能になることです。

    なお、Wikiに記載されているとおり、日本では「DualSIM」に対応したスマホはありません。これを利用したい場合は海外製品を使うことになります。



    【海外のDualSIM端末】

    海外を探せばいくつかは「DualSIM」に対応した製品は見つかると思います。
    しかし、そのどれもが日本のLTE規格には対応しておらず、通信速度の遅い規格(W-CDMA)で接続されます。
    (通信規格の全く異なる「GSM」のみ対応の機種もあります。)

    また、海外製品の多くは「FOMAプラスエリア」に対応していません。
    (※ FOMAプラスエリア:都市部や山間部等、電波が届きにくい場所のこと)

    更に海外製品は、日本の独自規格である「Felica」(おサイフケータイ)に対応しません。
    海外製品で「Felica」が搭載されている機種はありません。
    当たり前ですが、これに対応していないと「Suica」や「EDY」などは一切使えません。



    【Xperia SX の DualSIM化】

    前置きが長くなりましたが、「Xperia SX」のDualSIM化に成功したのでその手順を掲載したいと思います。
    なお、日本製端末である「Xperia SX」(SO-05D)は、もちろん「LTE」、「FOMAプラスエリア」、「Felica」に対応しています。


    ◆ DualSIMとして使いたいスマホを用意する。

    小型でXi対応機種は「Xperia SX」一択だったため、迷わずこれを「DualSIM化端末」に選びました。
    なお、「DualSIM化」は、すべての端末でできるとは限りませんし、全くの無保証(自己責任)です。

    私は「Xperia SX」の白ロムを楽天で購入しました。
    楽天かアマゾンを探せば、大抵の場合は最安値で入手できます。
    (オークションより安全で安価に購入できます。)

  • 楽天で「Xperia SX」を検索する
  • アマゾンで「Xperia SX」を検索する


    ◆ DualSIM化に必要な機材を揃える

    普通のスマホはそのままの状態ではSIMを複数枚装着することは出来ません。
    そこで、SIMを複数枚装着できるようになる「DualSIM アダプタ」を用意する必要があります。

    私はNANO SIM用を購入したつもりが、届いた製品はMicroSIM用のものでした。(はさみで切って使えってことなのでしょうか?)
    商品説明写真とも違い、さらにiPhone用のトレーもありませんでした。
    (返品しようかとも思ったのですが、商品自体は正規品と全く一緒だったため、そのまま使用しました。)
  • iPhone5 対応 デュアル SIM アダプター


    それでしたらiPhone用に不要なケースは付きますが、正規パッケージ品であるこちらを購入したほうが良かったです。
  • Q-SIM iPhone4 デュアルSIMアダプター


    ◆ 「Xperia SX」のどこに装着するかを計画する

    「Xperia SX」の裏蓋を開け「DualSIMアダプタ」を設置できそうな場所を探します。
    しかし、「Xperia SX」のどこにも「DualSIMアダプタ」を置けるスペースなどありません。



    何よりこのICチップの高さのせいでどこにも設置できません。



    そうしてやっと見つけた、唯一ICチップが入り込めそうな場所です。
    (SDカードの爪部分が入る場所)



    ◆ 装着手順

    まずは「Xperia SX」のSDカードを引き抜いておきます。
    「DualSIMアダプタ」は金属部分を外しておきます。

    「Xperia SX」は切欠が手前に来るようにMicroSIMを挿入しなければなりません。
    そのため、「DualSIMアダプタ」のフレキシブルケーブルをSIM1に一周ぐるっと巻き付けます。
    (巻いた後にフレキシブルケーブルに軽く折り目を付けると良いです。)



    この状態のまま本体のSIMスロットに挿し込みます。
    (洗濯ばさみは気にしないでください(^_^;) 動作試験中のものです。)



    SIM2は標準サイズのSIMが想定されていますが、関係ありません。
    接触する端子部分を合わせ、SIM2をテープで固定します。



    「Xperia SX」の裏蓋を閉めたときに、SDカード引抜部の窪みにICチップが入り込むようにします。
    その位置から動かないように、テープでとめます。
    すると必然的にこのような形になります。




    あとは裏蓋を閉めるだけです。
    しかし、「Xperia SX」を裏側から見て左上の部分(カメラレンズの左側)の蓋が閉まりません。

    ここは引っかかる爪部分が本体に噛まないために、発生しています。
    指でつまんで蓋を閉めつつ、内側に押さえてあげれば爪がしっかり噛みます。
    (写真では蓋は閉まっています。)



    完成です。



    ◆ 起動確認

    「Xperia SX」を起動します。
    SIM1/SIM2ともに認識されると「SIMツールキット」というアプリが自動的に追加されます。



    SIM1がしっかりと認識されているかを確認します。
    これは、電話番号表示の有無で確認できます。
    (設定→端末情報→ステータス→電話番号)
    ここでSIM1にFOMA契約のSIMを使っていた場合にはアンテナ表示に「×マーク」が表示されます。

    その場合はモバイルネットワークの設定から「データ通信を有効にする」のチェックを外します。
    これで「×マーク」が消えて通話可能な状態になります。
    (これは「DualSIM」とは関係なく、Xi端末でFOMA契約SIMを挿したときの制限です。)


    ◆ SIMを切り替える

    いよいよSIM2に切り替えます。
    「SIMツールキット」を起動します。
    初期設定のままでも動くと思いますが、「Setup」内にある「iPhone4s」のチェックを外します。



    切り替えます。
    「Switch Number」を押し「SIM2」を選びます。



    20秒ほどで切り替わります。

    SIM1のときと同様にSIM2が正常に認識されているかを確認します。
    「SIM1」がFOMA契約だった場合は、先ほどデータ通信を無効にしたため、「データ通信を有効にする」にチェックします。


    ◆ Taskerのインストール(FOMA契約の場合のみ)

    FOMA契約SIMを使っているとSIM1/2切替の都度、データ通信の有効/無効を切替えなければなりません。
    そこで、Task自動化ツールを使って、SIM切替と同時に「データ通信の有効/無効」も切り替えるように設定します。

    「Tasker」の設定は簡単です。
    単純にプロファイルを2つ用意して、それぞれに対応したタスクを実行しているだけです。



    ◆ 着信転送の設定

    SIM2に切替えた場合、SIM1の着信を受け付けられません。
    そのため、必要に応じてドコモの転送サービスを活用します。(SIM2がデータSIMであれば、転送先をIP電話に設定します。)

    そうすれば、SIM2に切替えているときの着信にも対応できます。

    なお、私は着信転送は留守電用「FUSION IP-Phone SMART」の050番号にしています。
    こうしておけば、音声SIMに着信があればすぐに着信通知が届きますので、かけ直すなどの対応が可能です。


    ◆ 完成

  • 基本使用料:780円
  • データ通信:770円
  • ケータイへ発信は「SIM1」でG-Call
  • 固定電話へ発信は「SIM2」でIP電話
  • おサイフケータイ(Felica)対応

    まさに夢のようなスマホの完成です。



    【あとがき】

    だいぶ前に「感無量」と言う言葉を聞いた気がしますが、今まさに私もその言葉を使いたい・・・感無量です。(大げさ)


    「DualSIM化」に関しては様々なレビューや先人達の報告を参照しました。
    その中で失敗例も多く見かけました。
    しかし、私の勘では失敗している人のほとんどが接触不良ではないかと疑っています。

    もし、私と同様に「DualSIM化」を試してみようと言う人がいるならば、(そんな人いないか(^_^;))DualSIMアダプタとSIMの接触不良には十分注意してください。

    なお、不覚にも試してしまった人は、「○○の端末ではできた」「○○はできなかった」「できたけど裏蓋が締まらない」などの情報を頂けるとうれしいです。

    また「もしも」ですが、こんなことに興味のある人が多ければ、端末ごとの可否を一覧にしてみようかな、とも思っています。