2015年8月13日木曜日

SIPクライアント(AndroidのIP電話アプリ)の比較

今まで色々なSIPクライアントを試してきました。
しかし、1年前と今とで、それらがすべて同じ音質とは限りません。

例えば、1年前は音質の悪かった「AGEphone」ですが、もしかしたら今は超高音質になっているかもしれません。




そこで、あらためて各IP電話アプリを再度検証してみたいと思います。
今回は音質の録音はせずに、すべて主観で意見を述べたいと思います。



【 結果一覧 】

以下に検証したSIPクライアントの音質や遅延などの結果を一覧にしました。
なお、検証したスマホは「Galaxy S6」です。

SIPクライアント名称 音質 遅延 使い勝手 複数
アカウント
CSipSimple
GroundWire
ZoiPer 3(5+)
Bria 5+
MizuDroid 5+ 5+ ×
Sipdroid 2(※)
Grandstream Wave 3(※)
AdoreSoftphone 4(※) ×
LinphoneUbiPhone含む)
Media5-fone ×
AGEphone 3(5+) ×
Zadarma SIP 不明 不明 不明 不明

1:非常に悪い  2:悪い  3:普通  4:良い  5:非常に良い
※ ←これが付いているところは長期に渡る検証は未実施。



【 各SIPクライアントの感想 】

◆ CSipSimple

音質:3
遅延:3
使い勝手:5
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
すべてをそつなくこなす。
さらに、不可能がないぐらいの詳細設定が可能。
しかし、ここまで何でも出来るなら、周囲の雑音を消すようなノイズリダクション機能も欲しかった。
音質・遅延ともに同種のアプリではまずまず良い方。



◆ GroundWire

音質:4
遅延:5
使い勝手:4
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
Acrobits製の高級アプリ。Acrobits製品ならではのプッシュ着信が可能。
ただし、Wi-Fi通信の時は長期のプッシュに失敗するため、Wi-Fi接続時はバックグラウンドで動作させる必要がある。
だが、バックグラウンドで動作させるにはバッテリーの消耗が早すぎるため、実用的ではない。
3G/LTE専用と割り切って使うのが吉。



◆ ZoiPer

音質:3(5+)
遅延:4
使い勝手:5
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
使い勝手の良さは絶品。
Asteriskで自分でサーバを構築している場合は、IAX2を使うとなお良い。
唯一、IAXに対応したクライアントであり、これが非常に便利。
IAXを使えばNAT越えに悩む必要がなくなり、公衆無線LANにおいてもNATを気にせず良好な通話が実現できる。

自分から相手への音質はまずまず良い。特筆すべきは相手から自分への音声であり、これが非常に明瞭で聴きやすい。
なお、オートゲインコントロールとエコーキャンセルは、切って使ったほうが音質が向上する。



◆ Bria

音質:3
遅延:3
使い勝手:5
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
音質・遅延ともに普通。ただ、使い勝手だけは最高に良い。
NAT越えの設定に関しても親切。
NATを越えられる設定が自分でわからない場合においては、テスト通話後Briaが自動で選択してくれる。

また、現在接続している環境に合わせて、自動的にアカウントが選択される。
例えば、Groundwireであれば発信の都度、使用アカウントを選択するのだが、Briaは違う。
その接続では発信できないものは最初から除外される。
これは3G/LTEとWi-Fiとを切り替えた際に非常に使い勝手が良いものとなる。

初心者向きのSIPクライアントで使いやすい反面、コアなユーザには物足りないかもしれない。



◆ MizuDroid

音質:5+
遅延:5+
使い勝手:1
複数アカウントの同時登録:不可

<備考>
最高の音質と、とんでもないまでの低遅延が売り。
ほとんどが「Auto」設定で問題なく使える。さらに「Auto」が気に食わなければ、きめ細かいマニュアル設定も可能。

・・・と最強に思えるSIPクライアントであるが、約1時間で着信不能となる。
これはNATテーブルやレジスト頻度の問題ではなく、あまりにも優先度が低く設計されたアプリであるため、Android側にタスクが切られてしまうのが原因に思える。
ユーザ側で優先度を上げる方法はないので、Taskerなどで一定時間ごとにMizuDroidを呼び出すなどして、Bulletproofする必要がある。

これほどまでに超高品質でありながら、使い勝手は最悪という非常にもったいないアプリ。



◆ Sipdroid

音質:3
遅延:4
使い勝手:2
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
音質もなかなか良く、遅延はかなり少ない。
「通話」に特化したアプリで、電話帳や履歴はAndroid側のものを用いるという割り切った仕様。
音質は悪くないのだがNAT越えの設定がないため、環境によってはNATを越えられないかもしれない。



◆ Grandstream Wave

音質:3
遅延:3
使い勝手:3
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
複数同時通話や着信転送などもできたりと、かなり多機能。
一般的な多機能電話機に搭載されているような機能は、すべて網羅しているのではないだろうか。



◆ AdoreSoftphone

音質:4
遅延:4
使い勝手:4
複数アカウントの同時登録:不可

<備考>
ほとんど設定する項目がないのが特徴。
何も設定していなくても音質・遅延ともに最高のスペックとなっている。



◆ LinphoneUbiPhone含む)

音質:5
遅延:5
使い勝手:2
複数アカウントの同時登録:可能

<備考>
LinphoneとUbiPhoneは同じと考えて良い。UbiPhoneはLinphoneのサービスを使って動いている。
エコーキャンセラーが便利。自らビープ音を出して最適な数値を見出している模様。
なお、通話品質においては音質・遅延ともに最高ランク。

しかし、不在着信や履歴などはAndroid本体とは同期しないにもかかわらず、Linphoneの同機能はアプリを開かないと使えないため、不在着信に気づけない。
さらにLinphone内の発着信履歴を見ても、電話番号に「@アドレス」が付加されているため、電話帳から名前が取得できていない。
また、アカウントを切り替える際はいちいち設定画面まで開かなければならず、使い勝手はかなり悪い。



◆ Media5-fone

音質:3
遅延:4
使い勝手:3
複数アカウントの同時登録:不可

<備考>
遅延時間は優秀。
また、ノイズキャンセラーも優秀。
ある程度ノイズが多い場所、例えば駅構内などで使う分には悪くない。
しかし、待受だけでもバッテリーの消耗が早く、若干の使いづらさを感じる。



◆ AGEphone

音質:2
遅延:2
使い勝手:3(5+)
複数アカウントの同時登録:不可

<備考>
音質・遅延ともに悪い。またバッテリーの消耗も早い。
悪いとは言ってもあくまでも「ほかと比べて」であり、単体で見れば優良なアプリではある。

特筆すべきは、全アプリ中で唯一、「AsteriskサーバがNAT背後」さらに「端末もNAT背後」という壁だらけの状態でも正常な通話ができた。
どういう技術を使っているのかはわからない・・・。
本来、そう簡単には解決できない組み合わせのはずなのだが、AGEphoneはいとも簡単にNATを通過した。

このような特殊な環境下においては、AGEphoneが最強かもしれない。



◆ Zadarma SIP
音質:不明
遅延:不明
使い勝手:不明
複数アカウントの同時登録:不明

<備考>
Google Playで高点数なので使ってみたいのだが、必ずインストールに失敗する。(Galaxy S6)
ロリポップ未対応とは思えないのだが・・・。
次回のアプデートに期待する。



【 まとめ 】

色々なアプリで「比較をすれば」、ほとんどのアプリが、1年前と同じ印象です。
しかし、個々のアプリの音質は1年前と比べ、全体的に底上げされていました。

例えば、最初に例としてあげた「AGEphone」ですが、全体で見れば確かに音質は悪いのです。
しかしながら、もし1年前でこの音質であれば最高クラス・・・とまでは行きませんが、かなり高音質な部類に属したでしょう。

このように、各SIPクライアントは着々と音質が上がっていっています。
また、新規参入しているアプリも幾つかあり、今後がとても楽しみです。

VoIPは、通信の品質が上がれば上がるほど高音質となるので、スマホの進歩と同時にさらに発展していくはずです。
また1年後ぐらいに、今回と同じような検証をして一喜一憂できれば良いな、なんて思っています。

2015年8月6日木曜日

タブレットをカーナビ&ドライブレコーダーにする

私の頭に搭載された電子コンパス(?)は狂っておりまして、どんな近くに行くためにもカーナビが必要です。

しかし、愛車のカーナビは購入してから、すでに5年以上経っており、地図がだいぶ古くなっています。
また、地図だけではなく、名前が変わったショップや新しい建物などは「名称検索」で出てきません。




そこでカーナビを最新のものに替えることにしました。
しかし、そこそこの機能を持ったものは、やはり値段も結構高いです。

そこで安易に思いついたのが、「安いタブレットにカーナビアプリを入れれば良いのでは?」と言うこと。
そうすれば、常に更新される地図と最新の情報とが得られます。

また、タブレットならばビデオが撮れます。
これを利用すれば、ドライブレコーダも兼ねられるのではないかと、さらに期待が膨らみます。

このシステムを、目標額3万円で作りたいと思います。



【 安易に考えすぎたカーナビタブレット 】

安いタブレットにカーナビアプリさえ入れれば、何とかなるだろうと思っていました。
しかし、本格的に考え出すと、いくつか問題があることに気が付きました。

その問題とは、大きく分けて以下の3点です。
  1. タブレットの機能
  2. 熱の問題
  3. バッテリーの問題

◆ 1.タブレットの機能について

タブレット本体にGPSが付いてなければ、ナビとして意味を成しません。
また、できれば電子コンパスも欲しいところです。
なお、電子コンパスがなくてもナビはできるのですが、私みたいな方向音痴には電子コンパスも結構重要だったりします。

GPSと電子コンパスまで付いたタブレットとなると、そこらへんの激安中華タブでは役不足です。
また、ドライブレコーダも兼用させるつもりなので、ある程度のスペックが必要となります。


◆ 2.熱について

充電しながらナビを使うため、本体は熱を持ちます。
それだけならば大したことはないのですが、設置場所に問題があります。

炎天下のダッシュボードの上は相当の温度になります。
こんなところでタブレットを使えば、いつフリーズしてもおかしくありません。


◆ 3.バッテリーについて

これが一番盲点でした。
私は週末にしか車を使いません。

シガライターからの充電は、車のエンジンをかけているときのみ有効です。
ほとんど車を使わない私の生活パターンでは、すぐにタブレットのバッテリーがなくなってしまいます。

それでは、車に乗った時に電源を入れて、車を降りる前に電源を切ろうと考えました。
しかし、これも安易な考えでした。この運用では多くの不都合を生じます。

  • 車を降りる際に電源を切り忘れたらバッテリーがなくなる。
  • 車に乗ったときに、もしもバッテリーが空だった場合、しばらく充電してからでないと起動できない。
  • 移動中にちょっとコンビニに寄るときなど、タブレットの電源を切るか迷う。
  • 電源を切ると、それまでのナビ情報がリセットされる。(再度、目的地から入力し直し)
  • チョットのつもりで電源を切らなかったら、チョットじゃなくなった。

    ・・・などなど。

    これでは、いちいちタブレットのことを気にしながら、行動しなければなりません。
    こんなの、ものぐさな私には到底無理な話です。


    と言うことで、3つの課題をクリアしていきます。



    【 カーナビに最適なタブレットを選ぶ 】

    ここでお金をかけてしまっては、目標額なんてすぐに超えてしまいます。
    しかし、前述のとおり激安中華タブレットではダメです。

    ・・・かなり調べました。
    カーナビに適したタブレットを選ぶために私は生まれてきたのではないか。
    というぐらい色々調べました。(大げさ)


    選ぶ基準は次のとおりです。
  • GPSが付いている(必須)
  • 電子コンパスが付いている
  • SIMカードが使える
  • 7~8インチ
  • 色はホワイトかシルバー(太陽熱を吸収しにくい色)
  • 高性能

    選んだ過程は割愛しますが、結果、2択でした。

    docomo d-01G dtab シルバー タブレット

    ファーウェイ Mediapad M1 LTE


    両機種ともに1.5万円程度という、破格の高機能タブレットです。しかも、見た目もスタイリッシュです。
    もちろんGPSも電子コンパスも搭載しています。

    なお、両機種ともベースは同じですが、dtabの方がほんの少しだけ性能が良いです。

    rootを取って色々やりたいコアな人は「MediaPad」、それ以外の人は「dtab」が良いです。
    ちなみに、私はdtabにしました。



    【 ダッシュボード上の熱問題をクリアする 】

    これもいろいろ考えましたが、結論は1つでした。

    『冷やすしかない』

    と言うことで、エアコンの吹出口から直接冷風を当ててタブレットを冷やします。
    ただし、これはそんなに簡単ではありません。

    夏は冷房なので問題ないのですが、冬の暖房でハングします。
    エアコンの吹出口は「Close」にしても風が若干漏れます。
    この少量の温風でも、スマホやタブレットの筐体は簡単に温まります。


    この対策として、エアコンの吹出口の上部が1cm程度被るようにタブレットを設置します。

    こうすることで、夏場は吹出口を上向きにすれば、タブレットに冷風が当たり、冬場は吹出口を下向きにすれば温風を避けられるようになります。

    これが簡単に出来そうな製品は以下の2点でした。
    2製品とも全く同じ製品だと思います。(私はTAXANの方を購入しました。)

  • TAXAN タクサン 車載ホルダー タブレット用 (7-8インチ) NX-1000
  • SANWA SUPPLY 7インチタブレット用車載ホルダー(オンダッシュタイプ) CAR-HLD6BK



    これをこのように取り付けます。





    【 バッテリー問題をクリアする 】

    エンジンをかけたときしかタブレットは充電されませんので、週に数回(しかも短時間)しか車を使わない私は、タブレットの充電が間に合いません。
    週末などで、「いざカーナビ!」と言うときに、バッテリーは空になっていると思います。

    では、エンジンを切ってもタブレットが充電されるように、バッテリー回路に直接つなげるか?
    しかしそんなことをして、もし車のバッテリーでも上がろうものなら、本末転倒です。

    これはダメです。リスクが高すぎます。


    無線LANみたいに無線充電でもあれば良いのですが・・・。

    無線充電・・・無線充電・・・ということで、ソーラー発電に着目しました。
    実はすでに何日間かテストをしてみたのですが、これが想像以上に優秀です。

    天気が良いと、急速充電器と同じ速度で充電可能です。
    また、曇りでも低速ですが充電可能でした。

    これで常にモバイルバッテリーを充電し、タブレットへの給電はこのモバイルバッテリーから行います。

    ソーラーチャージャー ⇐~ モバイルバッテリー ⇐~ タブレット


    モバイルバッテリーはなくても使えるのですが、間にモバイルバッテリーを挟むことにより、太陽の出ていない夜間も長時間利用できるようになります。
    また、これがバッファとなり、天候に左右されにくくなります。
    さらに、充放電を繰り返す部分がこのモバイルバッテリーとなることにより、タブレット側のバッテリーの劣化を最小限に抑えられます。


    現在発売されているソーラーチャージャーでお勧めできるのは以下の2製品です。
    本体にUSBの差込口がついていて、そこにスマホやタブレットを繋げれば充電できるというものです。

  • RAVPower ソーラーチャージャー 折りたたみ式 (15W) RP-SC02
  • Anker ソーラーチャージャー 折りたたみ式 (14W)

    発電量は1Wしか変わらないので、どちらかは好みで選んで良いと思います。
    なお、私が購入したのはRAVPower製のものです。(今だけなのかずっとなのかはわかりませんが、今なら71%引きで買えるようです。)

    上記のソーラーチャージャーをこのように配置します。
    これで、モバイルバッテリーを勝手に充電してくれます。



    一応、100円ショップのフックで簡単に固定しておきました。



    モバイルバッテリーは何でも良いのですが、コンセントから充電しなければならないものは避けます。
    なお、容量の大きい物のほうが、太陽光からの蓄電量が増えるため、得した気分になります(笑)
    私が購入したものは以下の製品です。
  • RAVPower 16000mAh モバイルバッテリー RP-PB19

    また、念のためシガライターソケットから充電できるアダプタも買っておきました。
    (モバイルバッテリーの残量がなく、太陽が出ていない時のため)
  • Anker 24W 4.8A カーチャージャー デュアルUSBポート 【PowerIQ搭載】


    これですべての課題がクリアできました。
    あとはアプリを揃えて、車に搭載するだけです。



    【 カーナビとドライブレコーダに必要なアプリ 】

    ◆ Y!カーナビ  (Google Playへ

    カーナビアプリは好みで選んで良いと思うのですが、私はY!カーナビを選びました。
    いくつかのナビアプリを使ってはみたのですが、直感でこれが一番使いやすく感じました。

    ◆ AutoBoy ドライブレコーダー - Dash Cam  (Google Playへ

    最も有名なドラレコアプリ「カルー(CaroO) 」も使ってみました。
    しかし、機能がいっぱいありすぎるためか、起動・終了が遅いです。

    バックグラウンドで録画をしてくれれば良いので、最終的にはシンプルで軽快な「AutoBoy ドライブレコーダ」に落ち着きました。(Pro版)


    ※ 「Y!カーナビ」は無料で使えますが、「AutoBoy ドライブレコーダー」はバックグラウンド録画を有効にするために、有料版(300円程度)を購入する必要があります。


    <AutoBoy ドライブレコーダーの設定例>
    衝撃検知センサー使用 → OFF
    緊急録画後、自動再起動 → OFF
    バックグラウンド録画 → ON
    録画周期 → 1時間(録画のたびに通知音が煩わしいため)
    最大保存容量 → 適宜(私は10GBに設定)
    オディオ録音 → OFF
    録画の自動開始 → ON
    バックグラウンドで開始 → ON
    充電器分離時に終了 → 無効

    ドライブレコーダーの設定は環境に適した設定が良いので、使いやすくアレンジしてください。

    なお、オーディオ録音機能を有効にすると、Y!カーナビで音声入力ができなくなります。
    そのため、ドライブレコーダ側の音声録音はOFFにしています。

    (カーナビの音声入力はぜひ使ってみてください。すごく便利です。)



    【 通信環境を整える 】

    Y!カーナビはマップ情報をネットから取得しますので、通信環境が必要となります。
    そのため、タブレットに格安MVNOのSIMカードを取り付けます。
    (MVNOは使わずに、スマホからのテザリングなどでも問題ありません。)

    通信速度は必要ありませんが、昼間のスピードが極端に落ち込むところだけは避けます。

    状況に応じて以下のいずれかを選びます。

  • DMM mobile データSIMプラン 1GB  (630円)
      → IIJ系で最も安価なMVNOです。ナビやネットなら高速通信分が1GBもあれば十分過ぎます。
  •   OCN モバイル ONE(900円)
      → 普段は車から取り外して、タブレットとして使いたい場合はここが良いです。
  • BIGLOBE SIM エントリープラン  (900円)
      → タブレットでナビを使いつつ、ハンズフリーでIP電話も使いたい場合にお勧めです。



    【 カーナビとドライブレコーダの自動化 】

    普通のカーナビは車のエンジンをかけたら勝手に起動します。
    しかし、タブレットのアプリでカーナビを動かす以上、これは期待できません。

    とは言っても、車に乗るたびにタブレットの電源ボタンを押してアプリを起動するのは、スマートではありません。
    そこで、これを自動化します。

    具体的には以下のような流れになります。
  • 運転手が車に近づいたらタブレットの画面をON、そしてドライブレコーダーを起動後、ナビアプリを起動する。
  • 運転手が車から降りたらドライブレコーダを終了して、ナビをバックグラウンドにしてタブレットはスリープさせる。


    ◆ 必要なアプリ
  • Tasker  (Google Playへ
  • Greenify  (Google Playへ

    まずはこれらをインストールします。(Taskerは有料)

    「Greenify」は単体では使わず、「Tasker」のプラグインとして使います。
    そのために、「(Androidの)設定」→「ユーザー補助」と進み、「Greenify」を「ON」にします。


    カーナビをON/OFFする鍵は運転手のBluetooth端末(スマホやケータイなど)です。
    「運転手が近づく」という事象を、「運転手が持っているBluetooth端末が近づいた」という事実として、タブレットに認識させます。

    あらかじめ、車を運転する人の端末とタブレットをペアリングしておきます。(複数人可)
    (ペアリングしなくても設定できますが、設定が楽になります。)

    続いて、以下のようにTaskerを設定します。


    ◆ Taskerの設定例

    Profile: 近づく (7)
    State: BT Near [ Name:* Address:24:4B:81:9B:**:** Major Device Class:Any Standard Devices:On Low-Energy (LE) Devices:On Unpaired Devices:Off Toggle BlueTooth:Off ]
    Enter: 画面ON+ドラレコ開始+ナビ開始 (2)
    A1: Launch App [ App:トルカ Data: Exclude From Recent Apps:Off Always Start New Copy:Off ]
    A2: 直ちに休止 [ Configuration:トルカ Package:com.oasisfeng.greenify Name:直ちに休止 Timeout (Seconds):0 ]
    A3: Wait [ MS:0 Seconds:10 Minutes:0 Hours:0 Days:0 ]
    A4: Launch App [ App:Autoboy Pro Data: Exclude From Recent Apps:Off Always Start New Copy:Off ]
    A5: Wait [ MS:0 Seconds:5 Minutes:0 Hours:0 Days:0 ]
    A6: Launch App [ App:Y!カーナビ Data: Exclude From Recent Apps:Off Always Start New Copy:Off ]


    Profile: 離れる (8)
    State: Not BT Near [ Name:* Address:24:4B:81:9B:**:** Major Device Class:Any Standard Devices:On Low-Energy (LE) Devices:On Unpaired Devices:Off Toggle BlueTooth:Off ]
    Enter: ドラレコ停止+ナビ休止 (6)
    A1: Go Home [ Page:0 ]
    A2: 直ちに休止 [ Configuration:AutoBoy ドライブレコーダー Package:com.oasisfeng.greenify Name:直ちに休止 Timeout (Seconds):0 ]


    <余談>いちいちトルカを終了しているのは、トルカがゾンビアプリであることを利用しています。root端末でない状態で画面ON制御を行うためには、このようにかなり強引な手法が必要となります。もっと良い方法もあるのでしょうが私程度の知識ではこれが限界です(_ _;)


    これで運転手(のスマホ)がタブレットのBluetooth圏内に入れば、勝手にタブレットがONしてドライブレコーダの録画とナビが開始されます。
    運転手が車から離れれば(Bluetoothの圏外になれば)タブレットも勝手にOFFされます。


    ただし、これには難点があります。
    家と駐車場が近いと、家の中にいてもスマホのBluetoothを拾って、タブレットが起動してしまうかもしれません。
    そういった時はBluetoothではなく、WiFiをトリガーとして使います。
    WiFiであれば、細かく電波強度も設定可能ですので、柔軟な対応が可能です。


    ※ Taskerの使い方に関しては、他所にたくさんの情報があるため、画像付きでの説明は割愛しています。
      調べてもわからないようでしたらコメントをください。



    【 カメラの視界を広くする 】

    本章はおまけです。
    ドライブレコーダの視野角が狭いため、広角レンズを用いて広範囲の動画を撮れるようにしました。
    使ったレンズは1000円程度の安価なものですが、十分な性能を発揮してくれました。
  • 自分撮りレンズ!セルカ棒を超えた画期的自撮りレンズ LIEQI LQ-002 color silver (silver)


    以下の動画は実機(dtab)で撮ったものです。


    まずは広角レンズのあるなしで、どの程度視野が広がるのかをご覧ください。




    続いて試運転です。
    フロントガラスが汚いのは気にしないでください(・_・;)




    レンズ1つでここまで変わるとは・・・。
    製品紹介にあるとおり、本当の使い方(自撮り用)にはかなり良いかもしれませんね。

    ただ、私のようにヘンな使い方にも対応できる、非常に良い製品でした(^_^)v



    【 まとめ・感想 】

    今回の「タブレットをカーナビ&ドライブレコーダーにする」計画は、システムすべてを合わせて、予定どおり約3万円です。
    これが高いか安いかは人それぞれの価値観によって変わります。

    羨ましい話なのですが、自分の感覚だけで道を走れる人って結構いるのです。
    そのような人は、ここまでのシステムはいりません。
    自分の感覚の補完程度にナビを使うならば、2万円程度のナビでも十分だと思うからです。

    ただ、私のように本当に地理に疎い人には、高性能ナビが必要です。
    もし、本物のカーナビとドライブレコーダで今回のシステムと同程度のものを揃えたら、一体いくら掛かかったか・・・。
    きっと、そう簡単には買えない金額になっていたと思います。

    また、これが太陽光で動いていることを考えると、金銭面で得られる満足とは違った、別の不思議な満足感も得られました♪


    <余談>
    本記事では触れませんでしたが、タブレットにCerberusという遠隔監視アプリをインストールしました。
    これにより、万が一の交通事故(事故現場がGPSで即時にわかる)や、車両の盗難・車上荒らしなどへの犯罪対策(犯人の写真を撮って自動送信)も万全です。
    Cerberusは家族や恋人のスマホに入れるものではなく、本来このように使うべきものだと思います(^_^;)

    今後は「Android Auto」がカーナビの主流になるでしょうが、私はこれからもカーナビには「普通のAndroid」を使い続けそうな気がします。
  • 2015年5月5日火曜日

    Asteriskで留守電を超簡単に構築する

    「留守電なんかいらないや」と思い、留守番電話を外しました。
    そうして、今まで気軽に言っていた「電話に出られなかったら留守電にお願いします。」が言えなくなってしまいました。

    なくなるとなくなるで、今まで留守電を便利に使っていたことに気付きます。




    そこで、Asteriskを使って留守電を構築したいと思います。
    ただし、「ボイスメールで留守電構築!」なんて難しいことはしません。




    【 FUSION IP-Phone SMART 】

    留守電には「FUSION IP-Phone SMART」を使います。
    「FUSION IP-Phone SMART」は留守電が無料で使えるIP電話サービスです。


    以下、公式サイトとWikiより抜粋
     IP-Phone SMARTはスマートフォン、PC、タブレット端末上の通話アプリから、Wi-FiやLTEネットワークを経由してフュージョンのIP電話プラットフォームへ接続します。電話網を介して携帯電話や固定電話との通話が可能になり、これまでの電話と変わらない感覚と格安料金での電話サービスをご提供します。
    
    
  • 基本料金無料で050で始まるIP電話を利用できるサービス。IP-Phone SMART 同士の通話は無料。
  • IP-Phone SMARTは初期費用・月額料金・留守番電話・着信転送・非通知・指定番号の着信拒否の機能が全て0円。発生する料金は通話料のみですので、気軽にお申込みいただけます。
  • その他向けの通話料は一律8.4円/30秒。携帯電話の通話機能よりも多くの場合安い。


  • この「FUSION IP-Phone SMART」(以降、FUSIONと略します。)は、FUSION同士の通話はもちろんのこと、留守電も無料で使うことができます。

    FUSIONの留守電は非常に高機能です。

    留守電が残されると、すぐにメールで音声メッセージが送られてきます。
    音声データは高音質で小容量のRiffWavです。

    また、留守録の再生はウェブからも行えるため、PCなどでも簡単に留守電が聞けます。

    なお、FUSIONと同じ機能をAsterisk(Linux)で構築することもできますが、かなりの手間です。
    Asteriskの設定だけではなく、WEBサーバを建てたり、メールサーバを建てたりと・・・。

    そんなこと、ものぐさな私はやりたくありません。



    【 FUSIONの留守電機能をAsteriskに取り込む 】

    わざわざ苦労してLinuxで各種サーバを構築する必要なんてありません。
    FUSIONに便利な留守電機能が無料で用意されているわけですから、これを利用します。

    やり方は簡単です。
    Asteriskの着信を一定時間後にFUSIONに転送するだけです。

    こうすれば、電話に出られないときは自動的にFUSIONに転送され、留守電に変わります。

    ここで重要なことは、お金を一切かけないことです。

    通常、着信を転送すると、転送先までの通話料がかかってしまいます。
    しかし、これをAsteriskとFUSIONのコラボレーションで無料にします。



    【 原理 】

    原理なんていう難しいものはありません。
    ただ、相手からの着信を2回転送するだけです。(厳密には1回は転送ではなくて発信です。)
    1. 相手からの着信を、Asteriskで受けます。(「ブラステル」や「つなぐ」など)
    2. 電話に○○秒間出なければ、着信をAsterisk内部でFUSION(A)に転送します。(無料)
    3. FUSION(A)からFUSION(B)に発信します。(無料)
    4. FUSION(B)は留守電設定をしておきます。(無料)
    ここでは、わかりやすくするために、あえて「FUSION(A)、(B)」としましたが、実はこの(A)と(B)は同一アカウント(同じ番号)で構いません。

    FUSIONは自分で自分に発信すると、必ず留守電になります。
    これは、発信したことで、その回線が話し中となるためです。

    これで複数アカウント取得による、追加料金も掛かりません。



    【 Asteriskの設定方法 】

    ◆ ブラステルをメインで使い、留守電はFUSIONで構築する設定例を紹介します。

    [sip.conf]
    [general]
    context=default
    bindaddr=0.0.0.0
    bindport=5062
    language=ja
    allowguest=no
    localnet=192.168.0.0/255.255.255.0
    
    disallow=all
    allow=ulaw
    allow=alaw
    allow=gsm
    allow=g729
    
    
    ; Brastel 050 Free
    register => ユーザID:パスワード@softphone.spc.brastel.ne.jp/201
    
    ; FUSION IP-Phone SMART
    register => ユーザID:パスワード@smart.0038.net
    
    
    [brastel]
    type=friend
    username=ユーザID
    fromuser=ユーザID
    secret=パスワード
    fromdomain=softphone.spc.brastel.ne.jp
    host=softphone.spc.brastel.ne.jp
    context=default
    insecure=invite
    canreinvite=yes
    
    [FUSION]
    type=friend
    username=ユーザID
    fromuser=ユーザID
    secret=パスワード
    host=smart.0038.net
    fromdomain=smart.0038.net
    context=default
    insecure=invite
    canreinvite=yes
    
    [201]
    type=friend
    defaultuser=201
    secret=sugoi_nagai_pasuwa-do
    canreinvite=yes
    host=dynamic
    context=201
    


    [extensions.conf]
    [default]
    exten => _X.,1,Dial(SIP/201,30)
    ; ↑30秒間呼び出す。
    exten => _X.,n,Answer()
    ; ↑Asterisk側が受話
    exten => _X.,n,Wait(1)
    ; ↑1秒待機して
    exten => _X.,n,Dial(SIP/05012345678@FUSION)
    ; ↑FUSION回線で自分から自分に発信
    exten => _X.,n,Hangup
    
    [201]
    ; 国際電話の禁止
    exten => _00.,1,Answer()
    exten => _00.,n,Wait(1)
    exten => _00.,n,Hangup
    
    exten => _010.,1,Answer()
    exten => _010.,n,Wait(1)
    exten => _010.,n,Hangup
    
    ; 緊急通報と各種案内へ発信(現在、緊急通報は未対応)
    exten => _1XX,1,Dial(SIP/${EXTEN}@brastel,120,r)
    exten => _1XX,n,Hangup
    
    ; 通常発信
    exten => _0.,1,Dial(SIP/${EXTEN}@brastel,120,r)
    exten => _0.,n,Hangup
    


    【まとめ・感想】

    通常のダイヤルプランにたった3行追加するだけで、高音質・高機能で無料の留守電が構築できました。

    使って頂ければわかりますが、2回転送していても交換機(Asterisk)内での処理となるため、音質の劣化はありません。

    難点は、留守電メールでは相手先の番号がわからないことでしょうか。
    これは、留守電に自分のFUSION回線から発信するため、留守電メールに自分の番号が記載されることによります。

    とは言っても、同一時刻に相手の電話番号からの不在着信がSIPクライアントに通知されています。よって、これは特に問題にはならないと思います。


    以前は、キャリアの転送機能を使ってFUSIONに転送していたため、その分の通話料が掛かっていました。
    今回のAsteriskとFUSIONのコラボにより、通話料も一切かからない留守電が構築できました。

    かなり満足です♪

    2015年4月13日月曜日

    LG G4のスペックと写真

    ずっと欲しかったLGのG4の画像がリークされました。
    (公式サイトで誤ってアップされたようです(^_^;))

    日本のキャリアからも発売されるので、そのときはFelica(おサイフケータイ)対応となり、若干のスペック変更が加わると思います。



    現在までに判明しているスペックは以下のとおりです。

     CPU: Qualcomm Snapdragon 808
     メモリ: 3GB
     寸法:  149.1×75.3×8.9mm(長×幅×厚)(Slim Arc Design)  
     ディスプレイ:  約5.5インチWQHD(1440×2560)IPS Quantum Display
     カメラ:  1600万画素 + F値1.8 + 光学手ブレ補正
     外部メモリ:  microSDカードスロットあり
     電池容量:  3000mAh 電池パックは取り外し可能(ワイヤレス充電対応)



    <公開画像>






































    2015年3月22日日曜日

    Asteriskに関するメモ

    ここ最近はAsteriskいじりが日課になっています。
    自らのスキルアップと同時に、それがそのまま音質の向上に繋がります。
    これはやっていて非常に楽しいです♪


    AsteriskでIP-PBXを構築する上で、障壁となりそうなことを備忘録として残します。
    大まかですが、以下のようなことです。
  • メモっておかないと忘れてしまうようなこと。
  • 日本のサイトでは情報を得られなかったこと。
  • 試行錯誤でやっと結果が得られたもの。
  • 頑張っても結果が得られないもの。

    なお、これは本当に私用のメモです。
    わかりやすく書いているわけではないので、参考にされる方がいたらごめんなさい。


    【 「Raspberry Pi(B+と2B)」にインストールした「Asterisk」に「G.729a」を対応させる(無料) 】

    Raspberry PiはARM系CPUのため、バイナリ配布型のG729aが使えない。
    そのため、専用コンパイラを用いて、G729をインストールする。
    さらに、本来有料であるはずのG729はこれで無料となる。(ロイヤリティフリーのものを使う。)

    ●「Raspberry Pi B+」編
    Asteriskインストール後
    apt-get install dh-autoreconf
    cd /tmp

    <bcg729のインストール>
    wget http://download-mirror.savannah.gnu.org/releases/linphone/plugins/sources/bcg729-1.0.0.tar.gz
    tar xzf bcg729-1.0.0.tar.gz
    cd bcg729-1.0.0
    ./configure --libdir=/lib
    make
    make install

    <G729のインストール>
    cd ..
    wget http://asterisk.hosting.lv/src/asterisk-g72x-1.2.tar.bz2
    tar xjf asterisk-g72x-1.2.tar.bz2
    cd asterisk-g72x-1.2
    ./autogen.sh
    ./configure --with-bcg729
    make
    make install

    asterisk -vvvvr
    core restart gracefully


    ●「Raspberry Pi 2B」編
    Asteriskインストール後
    apt-get install dh-autoreconf
    cd /tmp

    <bcg729のインストール>
    wget http://download-mirror.savannah.gnu.org/releases/linphone/plugins/sources/bcg729-1.0.0.tar.gz
    tar xzf bcg729-1.0.0.tar.gz
    cd bcg729-1.0.0
    ./configure --libdir=/lib
    make
    make install

    <G729のインストール>
    cd ..
    wget http://asterisk.hosting.lv/src/asterisk-g72x-1.2.tar.bz2
    tar xjf asterisk-g72x-1.2.tar.bz2
    cd asterisk-g72x-1.2
    ./autogen.sh
    ./configure --with-bcg729

    出来上がった「Makefile」を編集する
    205行目「-march=」を「-march=armv7-a」に編集

    make
    make install

    asterisk -vvvvr
    core restart gracefully



    【 Asterisk11で3Gモデム(Chan_dongle)を使う 】

    <Asterisk11のインストール>
    cd /usr/src
    wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/old-releases/asterisk-11.16.0.tar.gz

    (11.16.0にした理由は、11系のひかり電話対応パッチ導入可能な最終Verのため。)

    tar zxvf asterisk-11.16.0.tar.gz
    cd asterisk-11.16.0
    ./contrib/scripts/install_prereq install
    (Windowが出てきたら「81」を入力) ※30分ぐらい時間がかかるかも。
    ./bootstrap.sh
    ./configure
    make
    make install
    make samples
    make config

    <Asterisk11対応Chan_dongleのインストール>
    cd /usr/src
    wget https://github.com/jstasiak/asterisk-chan-dongle/archive/asterisk11.zip
    unzip asterisk11.zip
    cd asterisk-chan-dongle-asterisk11
    aclocal
    autoconf
    automake -a
    ./configure
    make
    make install
    cp etc/dongle.conf /etc/asterisk/



    【 Asterisk12で3Gモデム(Chan_dongle)を使う(失敗) 】

    <Asterisk12のインストール>
    cd /usr/src
    wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/old-releases/asterisk-12.8.1.tar.gz

    tar zxvf asterisk-12.8.1.tar.gz
    cd asterisk-12.8.1
    (Windowが出てきたら「81」を入力) ※30分ぐらい時間がかかる。
    ./bootstrap.sh
    ./configure
    make
    make install
    make samples
    make config


    <Asterisk12対応Chan_dongleのインストール>
    cd /usr/src
    wget https://github.com/superles/chan-dongle-asterisk12/archive/master.zip
    unzip master.zip
    cd chan-dongle-asterisk12-master
    aclocal
    autoconf
    automake -a
    ./configure
    make
    make install
    cp etc/dongle.conf /etc/asterisk/

    通話不可



    【 Asterisk13で3Gモデム(Chan_dongle)を使う(失敗) 】

    Asterisk12と基本的なやり方は同じ。
    chan_dongleは作者によって2つ存在する。
    が、そのどちらも未完成に思える。もしくはARM系に対応していないか(?)

    以下からダウンロード可能。

    novaktmp氏作
    https://forum.openwrt.org/viewtopic.php?id=54343

    rusxakep(Mikhail Baykov)氏作
    https://github.com/rusxakep/asterisk-chan-dongle/tree/asterisk13



    【 ひかり電話対応パッチを当てる 】

    Asterisk1.8系と11系でそれぞれパッチ適用可能な最終バージョンを検討する。
    say.cとapp_voicemail.cはついで。

    <ひかり電話対応最終バージョン(Asterisk1.8)>
    cd /usr/src
    wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/old-releases/asterisk-1.8.27.0.tar.gz
    tar xzvf asterisk-1.8.27.0.tar.gz
    cd asterisk-1.8.27.0
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/local/1.8/channels/chan_sip.rt200ne.110205-01.patch
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/1.8.20.1/say.c.101025-01.patch
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/1.8.20.1/app_voicemail.c.101025-01.patch
    patch -p0 < chan_sip.rt200ne.110205-01.patch ←なんか出ても「y」で。
    patch -p0 < say.c.101025-01.patch
    patch -p0 < app_voicemail.c.101025-01.patch

    <ひかり電話対応最終バージョン(Asterisk11)>
    cd /usr/src
    wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/old-releases/asterisk-11.16.0.tar.gz
    tar xzvf asterisk-11.16.0.tar.gz
    cd asterisk-11.16.0
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/local/11/channels/chan_sip_rt200ne.141204-01.patch
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/11.13.0/say.c.121107-01.patch
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/11.13.0/app_voicemail.c.121107-01.patch
    patch -p0 < chan_sip_rt200ne.141204-01.patch ←なんか出ても「y」で。
    patch -p0 < say.c.121107-01.patch
    patch -p0 < app_voicemail.c.121107-01.patch



    【 AsteriskにBluetoothケータイを直接収容する(Chan_mobile) 】

    Asteriskインストール時に「make menuselect」よりChan_mobileは有効にしておく。

    BTドングル 挿す

    apt-get install bluetooth bluez libbluetooth-dev bluez-utils blueman

    ラズパイに挿したBTドングル情報の確認
    hcitool dev

    Devices:
    hci0 00:19:86:00:08:**

    周辺のBTデバイスのスキャン
    hcitool scan

    Scanning ...
    A0:DD:E5:42:DB:** WS027SH
    AC:9E:17:09:CF:** Nexus Player

    ペアリング
    bluez-simple-agent hci0 A0:DD:E5:42:DB:**
    これがラズパイが接続しに行くコマンド
    接続に失敗することが多々あるが粘る

    hciconfig hci0 piscan
    bluetooth-agent 0000
    こっちがラズパイが接続待ちになるコマンド

    Ctrl+zで待受状態脱出
    /etc/init.d/bluetooth restart


    ペリングしたBTデバイスと自動接続
    bluez-test-device trusted A0:DD:E5:42:DB:** yes
    bluez-test-input connect A0:DD:E5:42:DB:**

    chan_mobileの設定
    nano /etc/asterisk/chan_mobile.conf

    [adapter]
    id=WS027SH
    address=A0:DD:E5:42:DB:**



    【 Asteriskの日本語音声対応 】

    自動応答させる際などに使う。(IVR)

    nano /etc/asterisk/asterisk.conf
    languageprefix = yesのコメントアウトを外す。

    sip.confに以下追加
    [general]
    language=ja

    cd /tmp
    wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/sounds/1_6/asterisk-sound-jp_16_pre.tar.gz
    tar xzvf asterisk-sound-jp_16_pre.tar.gz

    ・Asterisk1.8
    mv ja/ /usr/share/asterisk/sounds/

    ・Asterisk11
    mv ja/ /var/lib/asterisk/sounds/



    【 擬似ビジー音と切断音の導入 】

    これは結構重用。
    内線通話ではビジー及び切断が非常にわかりにくいため、これを擬似的に自分で鳴らしてしまう。
    「プーップーップー・・・・プツ」ってやつ。

    ・Asterisk1.8
    cd /usr/share/asterisk/sounds/ja

    ・Asterisk11以降
    cd /var/lib/asterisk/sounds/ja

    wget https://sites.google.com/site/azukarijo2/busy-sound.gsm
    wget https://sites.google.com/site/azukarijo2/disconnect-sound.gsm

    extensions.confに、鳴らしたい場所で以下のように記載。
    (「_0.」のところは適宜変更)

    (例)
    exten => _0.,n,Playback(busy-sound)
    exten => _0.,n,Playback(disconnect-sound)
  • 2015年3月3日火曜日

    音声コーデックの聴き比べ(G711,G722,G726,G729a,GSM,iLBC,Speex,Opusの比較)

    IP電話(VoIP)に使われる主要な音声コーデックを、聴き比べ出来るようにしました。




    いつもは、わざと環境ノイズを含めて、実際の使用環境に近づけようとしていました。
    しかし、今回は違います。

    音声コーデックの本来の音質を知るために、環境ノイズをすべて除去しました。

    なお、元となる音声データを、該当コーデックで再圧縮したわけではありません。
    適切に、VoIPを通じて相手方に届いた音声データを録音しています。



    【 検証した音声コーデックについて 】

    以下の音声コーデックの検証を行いました。
    それぞれのコーデックの特徴などはWikiをご覧ください。(リンク先はWiki)

  • G711(u-Law)
  • G722
  • G726
  • G729a
  • GSM
  • iLBC
  • Speex
  • Opus(Wide)
  • Opus(Narrow)



  • 【 検証環境 】

    音質については自分がどう聞こえるかより、自分の声が相手にどのように聞こえているかが重要なため、それを掲載します。
    なお、実際の使用環境に近づけるため、エアコンの音やパソコンの風切音など、環境ノイズのある状態で試験しています。
    また、パソコンのスピーカから出る音をスマホのマイクで拾っていますので、どうしても音質は悪くなります。


    今回は、スマホにライン入力した音声より録音しました。
    つまり、環境ノイズの影響を一切受けない状況での試験ということになります。
    なお、PCのサウンドカードは良質のものを使っていますので、それが原因でノイズが乗るということはないと思います。


    [使用SIPクライアント]
  • Zoiper IAX SIP VOIP Softphone

    [検証機器]
  • WX12K(GP-712と接続)
  • L-01F(Asteriskに接続)

    [回線種別]
  • Wi-Fi(au光回線)

    [録音環境]
  • 「FUSION IP-Phone SMART」の留守電(128kbps RIFF-WAVE)

    [音声の元データ]




    【 検証結果 】

    ※ 使用帯域には理論値ではなく、実際に使う帯域を掲載しています。
      理論値を知りたい場合は、前述のWikiをご覧ください。


    検証結果について、今回は私の意見を述べません。
    Wikiを読んで、理論的に優れた音声コーデックを選択するのも良いですし、実際にこれらの音声データを聞いてみて、「自分はコレが好きだ!」というものを選んでも良いと思います。
    今回、環境ノイズがない環境下で検証してみて、それぞれの音質の特徴から本当にそのように思いました。


    コーデック 音質 使用帯域
    送信 受信
    G711(u-Law)

    84 kbps 83 kbps
    G722

    83 kbps 83 kbps
    G726

    52 kbps 52 kbps
    G729a

    28 kbps 28 kbps
    GSM

    33 kbps 33 kbps
    Speex

    29 kbps 31 kbps
    iLBC

    27 kbps 27 kbps
    Opus(Wide)

    40 kbps 40 kbps
    Opus(Narrow)

    35 kbps 30 kbps
  • 2015年2月28日土曜日

    カケホを契約していない端末でカケホを利用する【つなぐ】

    Bluetooth-VoIPゲートウェイから始まった【つなぐ】ですが、いまやその種類が増え、開発中のものを含め、4種類となりました。
    種類が増えることは良いことなのですが、それだけ一つ一つが分かり辛くなってきます。




    そこで、複数ある【つなぐ】について整理をしたいと思います。


    【 「つなぐ」とは何か? 】

    以前は、『話し放題を契約したガラケーを、スマホから利用できるようにすること』と、説明していました。
    しかし、現在は3G版【つなぐ】や、アプリ版【つなぐ】があることから、その説明が合わなくなってきました。
    今の【つなぐ】は、次のような説明がしっくり来ると思います。

    『話し放題を契約してない端末から、話し放題を利用すること』


    なお、今までの【つなぐ】に関する記事は、ブログ右側(スマホサイトの場合は一番下)のメニュー「つなぐ」からご覧ください。



    【 4種類の異なる「つなぐ」 】

    現在は以下の4種類の【つなぐ】が存在します。

  • BT-GW版【つなぐ】
  • 3G版【つなぐ】
  • BT版【つなぐ】
  • アプリ版【つなぐ】


    「BT-GW版」、「3G版」、「BT版」【つなぐ】は、VoIPを利用します。
    アプリ版【つなぐ】はキャリア回線(PSTN)を利用します。
    まずは、これが大きな違いとなります。

    各【つなぐ】は、それぞれ特徴が異なりますので、簡単に説明していきます。
    なお、金額の紹介では、月々サポートや各種キャンペーンは除外した料金としています。


    ◆ BT-GW版【つなぐ】
    Bluetooth-VoIPゲートウェイとIP-PBXにより構成されます。
    これと、話し放題を契約したケータイをBluetooth接続することで実現します。
    常時持ち歩く端末はスマホ1台のみです。
    なお、発信者番号は、話し放題回線の番号が通知されます。


    <メリット>
  • 理屈上、PHS含めどのキャリアでも収容できる。

    <デメリット>
  • 高価

    <月額費用>
    話放題回線料(¥1500~2200)
    MVNO料金(¥1000程度から)

    例)1人で利用した場合
      2200+1000=¥3200

    例)5人が個々に使った場合(カケホを2200円として計算)
      (2200+1000)×5=¥16000

    例)5人でシェアした場合
      2200+(1000×5)=¥7200


    ◆ 3G版【つなぐ】
    3Gモデム(話し放題SIM入り)が接続されたIP-PBXのみで構成されます。
    常時持ち歩く端末はスマホ1台のみです。
    なお、発信者番号は、話し放題回線の番号が通知されます。


    <メリット>
  • 音声SIMカードをUSBモデムに直接差し込むため、別途ケータイを必要としない。
  • 導入費がBT-GW版【つなぐ】の約半額。

    <デメリット>
  • 使えるSIMはドコモとソフトバンク(Y!mobileの3G含む)のみ。

    <月額費用>
    話放題回線料(¥2200)
    MVNO料金(¥1000程度から)

    例)1人で利用した場合
      2200+1000=¥3200

    例)5人が個々に使った場合(カケホを2200円として計算)
      (2200+1000)×5=¥16000

    例)5人でシェアした場合
      2200+(1000×5)=¥7200


    ◆ BT版【つなぐ】
    話し放題ケータイとBluetooth接続されたIP-PBXで構成されます。
    常時持ち歩く端末はスマホ1台のみです。
    なお、発信者番号は、話し放題回線の番号が通知されます。

    <メリット>
  • 理屈上、PHS含めどのキャリアでも収容できる。
  • 導入費がBT-GW版【つなぐ】の約半額。

    <デメリット>
  • 非常に相性が強く、そのケータイを収容可能かどうかはやってみるまで分からない。(高確率で収容できない。)
  • LinuxとケータイとをBTペアリングさせる知識を要する。

    <月額費用>
    話放題回線料(¥1500~2200)
    MVNO料金(¥1000程度から)

    例)1人で利用した場合
      2200+1000=¥3200

    例)5人が個々に使った場合(カケホを2200円として計算)
      (2200+1000)×5=¥16000

    例)5人でシェアした場合
      2200+(1000×5)=¥7200


    ◆ アプリ版【つなぐ】
    今までの【つなぐ】とは異色の存在。
    話し放題回線の転送先を変更することにより、別の端末から無料発信が可能。
    家族間無料通話と話し放題回線とを組み合わせることにより実現する。
    上記操作をアプリで自動化することにより、シームレスな発信を行う。
    なお、発信者番号は話し放題回線の番号ではなく、アプリを入れた端末の電話番号が通知される。


    <メリット>
  • キャリア回線を使うため、安定した通話が可能。
  • 初期導入費が安価。
  • 発信者番号を自分の持つ(話し放題ではない)ケータイの電話番号にできる。
  • 着信時は話し放題回線を経由しない。

    <デメリット>
  • 発信するまでに少し時間がかかる。
  • 2台持ちになる。(通信不要であれば、ガラケーのみで1台持ち可)
  • ソフトバンク未対応。
  • (開発中のためまだ利用できない。)

    <月額費用>
    話放題回線料(¥2200)
    au最安料金プラン+Eメール(ガラケー:¥1043 スマホ:¥1234)
    MVNO料金(¥1000程度から)
    アプリ利用料(¥84)

    例)2人で利用した場合(1人で利用は無意味なので2人を掲載)
      2200+(1043~1234+1000+84)×2=¥6454~¥6836

    例)5人でシェアした場合
      2200+(1043~1234+1000+84)×5=¥12835~¥13790



    【 「つなぐ」の選び方 】

    まず、理解して頂いきたいのが、音質についてです。
    音質と言っても、音のキレイさではありません。
    「音声が途切れない」などの品質になります。

    「BT-GW版」、「3G版」、「BT版」はすべてVoIPと呼ばれる技術を用いて通話します。
    VoIPでの通話は、9割は完璧です。
    しかし、残りの1割(電波の弱い場所など)は通話相手がかなり聞き取りづらい状況となります。

    よって、この1割をも網羅するためには「アプリ版【つなぐ】」が必須となります。『VoIP版【つなぐ】』(※)は向きません。

    まず、以上が大前提となります。それを踏まえた上で、以降の導入編をお読みください。


    【つなぐ】を選ぶ上でまず必要なことは、導入費及び月額料金、そして用途です。

    導入費などの金額は、キャリアの施策によって大きく変動します。
    よって、ここでは金額については触れず、用途別に【つなぐ】の選び方の一例を紹介します。
    なお、それぞれの【つなぐ】で何ができるか?ではなく、「○○にはどの【つなぐ】が向いているか?」の形式で紹介したいと思います。


    ※ ここでは「BT-GW版」、「3G版」、「BT版」【つなぐ】を総称して、『VoIP版【つなぐ】』と言います。



    ◆ スマホの2台持ちになっても構わない。・・・アプリ版【つなぐ】

    ◆ 2台持ちは嫌だ、1台持ちにしたい。・・・VoIP版【つなぐ】

    ◆ 回線をシェアして且つ、発信者番号をそれぞれ異なるものとしたい。・・・アプリ版【つなぐ】

    ◆ キャリアの契約を極力減らしたい。・・・VoIP版【つなぐ】

    ◆ 家の固定回線が遅い、もしくは不安定。・・・アプリ版【つなぐ】

    ◆ 利用は自分一人。用途はプライベート。・・・VoIP版【つなぐ】

    ◆ とにかく安くすることが目的。安ければ大抵のことは許容できる。・・・VoIP版【つなぐ】



    【 まとめ 】

    スマホの2台持ちになっても構わない人や、VoIPが嫌な人は、アプリ版【つなぐ】がお勧めです。
    スマホやケータイの2台持ちから開放されたい、スマホ1台に集約したいという人は、VoIP版【つなぐ】がお勧めです。

    しかし、アプリ版【つなぐ】は現在まだ開発中です。(BitBadOldMan氏による)
    開発が完了した時点であらためて紹介するとともに、BitBadOldMan氏への利用申込手段も考えたいと思います。


  • アプリ版【つなぐ】オーダーフォームへ(未設置)

  • VoIP版【つなぐ】オーダーフォームへ(提供終了)



    VoIP版【つなぐ】は多少の英語とLinuxの知識さえあれば、自分でも製作可能です。
    上記のVoIP版【つなぐ】オーダーは自分で作れない人のために、私が一式製作してお送りするものです。
    可能であれば、自分で楽しみながら作ることをお勧めします。

    なお、アプリ版【つなぐ】も、プログラムが書ける人(スマホアプリが作れる人)であれば制作可能です。
    しかし、学生時代に友人の書いたプログラムを、丸写しして提出していたような私にはさっぱりわかりません\(^o^)/